8月6日は原爆記念日でした。昭和20年8月6日
広島に原爆が投下されました
私は広島県民なので、幼少期より学校などで原爆の映画を毎年鑑賞したり、『はだしのゲン』のマンガも何度も読みました。(毎年原爆の映画を鑑賞するのが広島県民だけかどうかはわかりませんが…)
子供の頃は、単に「戦争は怖い」「原爆は怖い」としか考えず、原爆を投下したアメリカのことを特に憎いとも思いませんでした。(私の場合)
それは、GHQの作った戦後教育により、「戦争を終結させるためには原爆投下が必要だったから、仕方なかった」と思わされていたからです。
でも大人になって、その考えや教えは間違っていて、原爆投下が元々仕組まれ計画されていた、不当な“日本人大虐殺”であったことを知り、心の底からの怒りと悲しみを感じました。(だからといって単純に、アメリカ人が憎いとは思っていません)
よく、太平洋戦争勃発の原因として『真珠湾攻撃』のことがあげられますが、それも私達が子供の頃に思わされていた、「日本が奇襲攻撃という卑怯なことをした」ということが嘘で、アメリカは真珠湾攻撃のことを前もって知っていたと知りました。
そして、まったくもって不当な『東京裁判』についても知りました。
この裁判の判事11名全員が、アメリカやイギリスなどの戦勝国から派遣され、そのためアメリカ軍による東京大空襲や原爆投下などでの民間人への虐殺行為に対しては、一切の責任を追及しないという不公平が許されたのです。
この裁判では戦勝国に不利になるような証言などは一切無視され、その結果、判事11名のうち10名が日本に対して「有罪判決」を下しました。
そんな中、イギリスから派遣された、東京裁判で唯一の国際法専門家であるインド人のラダ・ビノード・パール判事と言う方がただ一人、「無罪」を主張して下さったといいます。
パール判事は、昭和3年~昭和20年までの18年間の日本を徹底的に調べ研究した結果、日本が「無罪」であるとの判決を下しました。
以下は、昭和27年11月、広島高等裁判所に於いての講演録でのパール判事の言葉です。
「この私の歴史を読めば、欧米こそ憎むべきアジア侵略の張本人である、ということが判るはずだ。然るに、多くの日本の知識人は、ほとんどそれを読んでいない
そして自らの子弟に、日本は犯罪を犯したのだ、日本は侵略の暴挙を敢えてしたのだ、と教えている
満州事変から大東亜戦争勃発に至る真実の歴史を、どうか私の判決文を通して十分に研究していただきたい
日本の子弟が歪められた罪悪感を背負って、卑屈退廃に流れてゆくのを私は見過ごして平然たる訳にはゆかない
誤られた彼らの戦時宣伝の欺瞞を払拭せよ
誤られた歴史は、書き換えられなければならぬ。」

安らかに眠って下さい
過ちは繰り返しませぬから
この言葉の意味は、以下の広島市のHPにはこう綴られていました。(以下HPより一部抜粋)
“この碑文は、すべての人びとが原爆犠牲者の冥福を祈り、戦争という過ちを再び繰り返さないことを誓う言葉であり、過去の悲しみに耐え、憎しみを乗り越えて、全人類の共存と繁栄を願い、真の世界平和の実現を祈念する「ヒロシマの心」が刻まれているものです。”
一応、戦争と言う過ちを繰り返さない、という意味らしいのですが、先ほどのパール判事は、この石碑の言葉に「“過ちは繰り返しませぬ”とは何事か。広島市民の上に原爆を落としたのはアメリカではないか‼日本人はなぜここまで卑屈になってしまったのか‼」と、大変憤慨されたと言います。
私は、東京裁判でただ一人の判事が「無罪」を主張して下さっていたことは数年前から知っていましたが、今回少し踏み込んで調べて、そのただ一人の判事がパール判事だということを知りました。
日本のことを我が国のように考え、怒り、悲しみ、未来の日本を憂いて下さったパール判事には感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、パール判事が残して下さった碑文のある本照寺を訪れてみたいと思いました。

『大亜細亜悲願之碑』
激動し 変転する歴史の流れの中に
道一筋につらなる幾多の人達が
万斛の想いを抱いて死んでいった
しかし大地深く打ち込まれた悲願は
消えない 抑圧されたアジア解放のため
その厳粛なる誓いに命を捧げた魂の上に
幸あれ
ああ 真理よ! あなたは我心の中に
ある その啓示に従って 我は進む
ラダビノード・パール
本当に、戦争ほどバカバカしい行為はないとつくづく思います。
いつも戦争をさせるのは、何の危険にも晒されず、のうのうと高みの見物を決め込んでいる一部の支配者層。
同じ人間同士、酷い時には同じ民族同士殺し合いをさせて、自分達はお金儲けする仕組み。
最近、緊急事態条項だのなんだのと日本もまたキナ臭いことが増えており、またバカな戦争を起こそうとしている気配を感じています。(ある意味、すでに第三次世界大戦に巻き込まれてるとはいわれていますが…)
もう二度と
あんな恐ろしいことは
繰り返して欲しくない
この世の中から戦争がなくなり、真に地球上のすべての存在(ヒトもヒト以外も)が安心して暮らせる世界になることを切に願います。

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