皆さんこんにちは。久しぶりの投稿になってしまいました。

 

今日は5歳当時の父との思いで。

 

父との思い出を書くなんてさぞかし親子関係が良かったのかと思われるでしょうが

むしろ悪いことの方が多かったのです。だから数少ない良い思い出を

今日は書こうと思います。

 

私の父は頑固親父。それだけではなく暴力ジジイ、

今だと虐待になるくらい感情をコントロールできないことがしばしばある人でした。

ですから物心ついたころから父のイメージは怖いというものが何よりも

先に立つほど。

とにかくいつ何が原因で切れるかわからない、本当にびくびくし、いつも顔色を

伺っていました。でも小さな子供にはそれでも父親。多くのその環境下にいる子供がそうであるように

大切にされ愛されたいと思っていたものでしたが、父の要求は子供にはとてもハードルが高くて

いつしかいつもどうしたら怒られないのか?とそればかりが頭の中をグルグルする日々が

始まって行ったのです。

 

そんな父と二人で海まで出かけるのがとっても嫌で、母に一緒に行ってと駄々をこねましたが、

母は私の頼みを聞いてはくれませんでした。(まあ、母も父から離れてほっとしたかったのだと思います)

私は不安な気持ちもまま出かけたことを覚えています。

 

それでも子供ですからビーチを散歩しながら貝殻を見つけたりしているうちに

そんな不安もどこかへ行ってしまいました。

堤防を歩いていると何やらコンクリートでできた不思議な形のものが

たくさんあって、それがテトラポットだと言う事を教えてもらいました。

そしてそのテトラポットの間に星が落ちていてとてもびっくりして

父に話したら、それはヒトデというもので海に生息していると言う事も

その時に教えてもらったのです。星の形をしたものが海に住んでるなんて

とっても不思議に思ったのです。

 

これが私が父との思い出を語るときに忘れられない

数少ない楽しかったエピソードなのです。

 

今自粛中のアメリカでも家庭内暴力が

増えているそうです。どうしても親のイライラは力を持たない子供に

向かってしまうことが多いのだと思います。そして悲しい出来事が

発生してしまうのですが、ニュースを見聞きするたびに胸が締め付けられます。

大人の私たちは自分の悪しき経験を子供や家族に続けるか、もしくは自分で新しく幸せな

経験を自分や子供たちに与えてあげるかを選択できます。

この自粛の中小さなお子さんがあるご家庭は大変だと思いますが、

一人でも多くのかたが、大変な時期の中でも小さな幸せを感じて

生きてほしいなと思います。