京都や奈良の商家ではよく見かける、屋根の上で睨みを利かせる鍾馗さん。
福山では初見です。
とある鉄板焼きの店の軒にいらっしゃいました。
元々は中国の唐の時代 第六代皇帝の「玄宗」が病に臥してた時、
夢の中に現れた容貌魁偉な男が、
玄宗を苦しめていた小鬼をあっという間に退治しました。
「お前は何者だ?」と玄宗が問うと、
「私は終南山という地に住んでいた鍾馗という者です。
かつて私が死した時、
皇帝に手厚く葬っていただいたお礼に
天下の災いを取り除こうと思います」と答えました。
その時、夢から覚めたら皇帝の病はすっかり治ってたそうです。
爾来、魔除け・厄除けの神様として奉られるようになりました。
鍾馗さん、どうかコロナ退治もよろしくね。