My Brave Face

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My brave face のないひととき...くつろいだ日記

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腕利きのジャズ・ピアニストとユニットを組んだことがある。
私はブルーズ系のロック・ギタリストだが、モダーン・ジャズに造詣は深く、微妙に異質なものの融合が新しい何かを生み出すのではないかと期待した。

だが、ジャズ・プレイヤーというのは、僅かなメモや譜面があれば、何でもさらさらっと。その日の演奏というのができてしまうので、そういうものであり、新しいコードの発見でもなければ練習をしない。

私は、何かをテーマに演奏をしまくって、神懸りを待ち、その瞬間を記録して、それを雛形に次の演奏をするという姿勢だった。

それをうまく言葉で伝えられず、彼女は同じ曲を繰り返す練習をいやがった。
ただ、楽しく演奏できればよかったらしい。

私は新しい何かを生み出したかったのだが、それをわかってはもらえなかった。
彼女が他の優秀なジャズマンと出会った折に私は離れた。