欧州だと、ロンドン・パリはやはり都会で人口も多いこともあって、日本人の絶対数が多いです。
そしてUK、フランスという首都集中型なお国柄、駐在者もロンドン・パリに集中している気がします。
ロンドン駐在中も、時々バーミンガム、マンチェスターやスコットランドに駐在してる人を聞きましたがやはり少数でした
ロンドンはやはり大都市&人口も多いので、色んな業種の人、年代の人が多い印象です。
若い単身駐在者(特に商社や銀行のトレーニーとかも多い)や、女性も多く、またワーホリが30歳までUKは可能なので、若い世代や単身等似たような境遇のコミュニティが繋がりやすく、仲良くなることが比較的容易でした
あと都会なので日本人コミュニティも色々あったりしっかり管理されてるものが多かったです
まぁトレーニーとかも多いので、駐在はやはり数年単位でみんな入れ替わってはしまうのですが
一方ドイツは、ドイツのお国柄、中小都市が各地に散らばってそれなりの経済圏を形成しているので、ドイツ駐在してるよ!とかドイツ出張行くよ!という友人がいても、都市が一致しないということがよくあります
比較的日本の会社で出向が多いのはフランクフルト、デュッセルドルフ、ベルリン、ミュンヘンあたりでしょうか。ほかにハノーファーとかハンブルクも聞いたことあります
私も日本の会社が多いあたりに出向していますが、ドイツは昔ながらのメーカーや中小企業が多いからか、「30代以上男性の家族帯同、子持ち」の駐在者が多い気がします
あとは学生、ワーホリがとても若い人っていう印象が現状あります。
フランスは、私が学生時代からの友人が多いからか、女性でローカル就職の人が多い気がします
駐在者も女性がある程度いる気がするのはお国柄なんでしょうか・・?
そもそも駐在って形も日本的な中央集権的なグループ構造&雇用体系ですよね。
ロンドンでローカルの転職してきたイギリス人になぜしたのかと聞くと、別都市に移動が必要になって、家族もいるし今の街から出たくないから転職したという人もいるくらい、欧州は住む場所&家族も大切なので、日本のように駐在で数年単位で動き回ります!奥様も仕事辞めて付いてきます!みたいな形は海外では中々理解されていないように思います。
若い人ではもちろん欧州の会社でもいましたが。
まぁだから日本でも駐在は条件が良いってのはあるのですが
ただ駐在帯同の形も、最近は女性の働き方の多様性とかキャリア形成が普通になってきてる&駐在の手当だけでは、転職市場の柔軟性が低い日本で帰国後含めて生涯的な収入面で不十分となってきてるので、奥様側も色々思い悩むことが多くなってきたようです。(駐妻クライシスというそうです)
個人的には小さい頃の海外経験を踏まえ、キャリア形成として駐在者が良いと思って今の会社を選び、無事駐在に来れたこと、国に縛られない事に満足はしているのですが、ロンドン、パリ、ドイツどこでもローカルでしっかりキャリアを築いてる優秀な女性の人たちに尊敬ばかりです
どうしても日本の会社的にGeneralistになってしまうので、海外就職の自信がありません。。
駐在帯同を選んでキャリアを思い悩む後輩とかも増えてきたので、ぜひ日本の会社ももっと多様性とか柔軟性が増えていけばいいのになぁと思います。
っていうかそうしていかないと労働力が確保できないと思うんですが、如何せん「今」成り立ってるので、日本では「何時間でも柔軟に働いてくれて、結婚しても出産しても制限がかからない男性」が優位にまだまだなりますよね
コロナのおかげで在宅がかなり広まった欧州ですが、やはり日系の会社は社員を会社に戻したがる傾向があり、うちもそんな話を先輩としたときに、やはり単身の身としては昼休みとかの隙間時間に洗濯機のボタンを押すとか、荷物をポストオフィスに取りに行けるのがかなり助かるけど(ドイツは日曜全部休み)仕事に影響は出ないって話をしたときに、「コロナ前はそうじゃなかったじゃん!」と言われたときに、そりゃアンタは深夜まで働いても奥さんがやってくれてるし、前は女性も単身者もほぼいない中彼・彼女らが私生活を削って生きてたんでしょうが。と思いました
ロンドンもドイツも、コロナ後は在宅が不可な会社だと人材が来ないということもあるようです。
在宅はやはりかなりメリットあるのですが、もちろんデメリットもあるので、私はハイブリット派です。ただハイブリットが会社にとって難しいのもわかるので、経営者としては嫌なのもわかりますが