日米挙式の違い(庶民の場合)★
*米国には挙式いっさいをとり行う式場がない。
*冠婚葬祭のほとんどは教会で行われる。
式場となる教会はその規模によって5万円から25万円払う。平均10万円ぐらいとみられる。
*お祝いとして現金を式場に持って行く習慣はない。
*新婚組は生活のスタートにあたって必要な品物をデパートのウェブサイトなどに登録しておく。
*招待を受けた側はそれを見て、自分の予算にあった品物をプレゼントとして新郎新婦に贈る。
披露宴会場にもウエデングギフト「注8」を置くテーブルが設置されている。
*すべてを業者に頼まないで自分たちでする場合が多い。
衣装、小物(アクセサリー、手袋など)、結婚指輪、式場、披露宴会場さがし。
お花(ブーケから会場の飾りつけまで)、仕事が終わってからとか、土、日を利用して
新郎新婦が協力して計画、準備する。
『式場は場所によっては一年前ぐらい前から申し込まないと取れない所もある。』
Wayfarers Chapel→ http://www.wayfarerschapel.org
5755 Palos Verdes Drive S. Rancho Palos Verdes,California
Hollywood United Methodist Church → http://www.hollywoodumc.org/
The Neighborhood Church → http://www.neighborhoodchurchpve.org/
「披露宴会場は近くにしたほうが便利。」
*2~3ヵ月前から準備に入る。
2ヵ月前ぐらいには結婚衣裳専門のお店に行く。日本人にあった小さいサイズがない場合がある。注文となると時間がかかる。
http://www.davidsbridal.com
*アクセサリー、バッグ、イヤリング選び。
*親、兄弟、ブライズメイド「注1」(メイド・オブ・オナー「注2」)ベストマン「注3」(グルーム ズ ・マン「注4」)などの式服の手配。
結婚式の色のテーマがあるので、女性(ブライズメイド)はドレスの色、男性(新郎、ベストマン、兄 弟、アッシャー「注5」)はネクタイの色などにその色を用いる。
*プロのヘヤーメークさんの手配。日本人にはやはり日本人のヘヤーメークさんを頼むほうがよい。
メーク、ヘヤーのリハーサルも頼むことができる。
*招待状(自分たちで作る)を1~2ヵ月前に発送。野菜食のためのメニューや肉、魚を選べるようにした。
*ハネムーンの予約。カメラマンの手配。ケーキの手配。
*1ヵ月前‥フラワーデザイナーの方と披露宴会場で、テーブルセッテング、飾りつけなどの打ち合せ。
*披露宴会場となる場所に出向いて、座席、座席用ネームプレート、簡単な引き出物などのこと、出席者の数、野菜料理、肉料理、魚料理とそれぞれの数を担当の方に伝える。
*海外、遠方からの招待客のためのホテルを予約する。
*式の当日はヘヤー、メークなど、朝早くからとりかかる。式の前日から近くのホテルに泊まった方がよい。そのためのホテル予約。
*結婚指輪のチェック。
*1~2週間前‥リハーサル・ディナーのゲストに招待状をメールする。
婚姻証明書「注6」を用意しておくこと。お花、写真、式服、指輪の再チェック。
ウエデングドレスは買ったお店にもって行きスチームアイロンをかけてもらう。
*2~3日前‥‥‥結婚式のリハーサル(本番の式で使う白いキャンドルを持って行く)。
その後、リハーサル・ディナー「注7」。
注1‥メイド・オブ・オナーを助けるのが主な仕事。
注2‥新婦の友達、姉妹がなる。婚姻証明書に証人として署名する重要な役。
注3‥新郎の友達、兄弟がなる。同じく婚姻証明書の証人としてサインする役目。
注4‥ベスト・マンを助ける役目。
注5‥招待客を案内する役目。
注6‥結婚式の前に当事者2人が登記・登録、事務所に行き申請書を提出して婚姻証明書をもらう。結婚式が終わるまでは、正式に結婚をしたことにならない。申請に必要な書類として運転免許書、パスポート、出生証明など。
注7‥結婚式前にリハーサルがあり、その後に開くパーティー。新郎、新婦と両親、親戚、メイド・オブ・オナー、ブライズ・メイド、ベスト・マン、グルームズ・マンなどが参加する。
注8‥新郎・新婦の新家庭に郵送するか、その日に披露宴会場に持って行く。
披露宴会場の入り口付近にギフト専用のテーブルが設置されている。
その他に‥
フラワーガール‥‥‥‥5歳ぐらいの女の子が花びらをまきながら新婦の前を歩く。教会によっては禁止 しているところもある。その場合はブーケなどを持って歩く。
リング・ベアラー‥‥‥結婚指輪を運ぶ役目。
ウエデイング・ギフト‥新郎、新婦の新家庭に郵送するか、その日に披露宴会場に持って行く。披露宴会 場の入り口付近にギフト用テーブルが設置されている。
アメリカの挙式の特色はあくまで本人たち中心であることで、仲人とか親戚とかが形式的な挨拶や、退屈な祝辞を述べたりしない。友達というだけで、したくもない一言を強制されることもない。挙式の費用も日本と比べて随分安くあがる点も日本と大いに違う点です。 |