キングダム 大将軍の帰還
観てきました。
シネプレックスつくば。
初日、あさイチの回。
予想外にお客さんが少なくてちょっと寂しかったです。
以下、ネタバレありです。
実写映画版のキングダム、第一期の最終章ということですね。見事にまとめてきましたね。
すごく良かったです。引き込まれました。
俳優陣のすごさと制作陣の原作への敬意を感じました。やはり大沢たかおがスゲー。それと吉川晃司ね。前作の最後で龐煖としてサプライズ的に登場した時には「龐煖、ちっちゃくね?」と思ったんです。だって原作漫画では3mはラクにありそうな巨体ですから。だからこそ今作での吉川は違う方向性で大きさを表現していたのかな、と。漫画の巨体は漫画的表現です、と思わせるぐらいの力わざです。得意の蹴りも炸裂してましたし(笑)
個人的に気になったのですが、武将の衣装。ちゃんと金属感を出してほしいところです。プラスチックとウレタンの質感がどうしてもコスプレっぽく見えてしまって。と、書いてて思ったんですが、あの時代の甲冑ってどうだったんでしょう。2千年前ですよね。金属使ってたのか?青銅?日本で言えば弥生時代ですよね。これはきちんと調べねばならん。
あと演出的にはくどいところが数か所ありまして、まぁ方法論といいますか、好みの問題ですかね。力技で持ってかれた気もしますし。上映時間2時間30分ぐらいあったんですね。あっという間でした。
本編前の予告で浅田真央のスケートのやつが流れたんです。更衣室に突入の人?シングルマザーの?なんて思ってたらどうやら違うらしい。
本編始まって日テレのロゴが出た時には原作改変改悪の件と大谷の家の報道の件が浮かびましたし、SONYのロゴを観た時にはNP-BN1の件が。
イメージって大事だね。映画始まっちゃうとそんなことはすっかり消えてましたけどね。
今作にて一区切りなわけですが、続編の撮影に入ってるとの噂。たぶん2,3本分まとめて撮影してますよね。蕞の攻防戦まで行ってほしい。山陽攻略から羌瘣一時離脱で一本。河了貂の飛信隊加入から合従軍までで一本。麃公が討たれるところから蕞攻防戦で一本。これでぜひ。
誰が演じるのかもワクワクしますよね。王賁、蒙恬、王翦、桓騎、重要かつ濃い魅力的なキャラ達を誰が演じるのか。
桓騎は北村一輝でしょう。媧燐は天海祐希でどうですか。廉頗は草刈正雄、なんですけど今作で昭王やっちゃった。王翦は顔見えないから目で演技のできる人に。山の民もお面つけてるからちょっと可哀想ではある。
なんにしても実写映画版キングダムには邦画のクソみたいな枠からどんどんはみ出して爆走してほしいところではあります。そして邦画の新しいスタンダートに。