外側は少年漫画、内側は少女漫画──オカルン×アイラ/武蔵×妃呂の恋愛文法
【のらこママの本棚・蔵書記録】この感想は「漫画感想シリーズ」のひとつです。読んだ漫画の小さな記録を残しています。/* 全体レイアウト */.article-wrap { max-width: 900px; margin: 0 auto; padding: 16px; box-sizing: border-box; background: #f7f5fb; /* 全体の淡い背景 */ font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, "Helvetica Neue", "Segoe UI", sans-serif; line-height: 1.8; color: #222;}/* セクション共通 */.section-block { margin: 16px 0; padding: 16px 18px; border-radius: 10px; box-sizing: border-box;}/* 見出し */.article-title { font-size: 1.6rem; font-weight: bold; margin-bottom: 4px; text-align: center;}.article-subtitle { font-size: 1.1rem; text-align: center; color: #555; margin-bottom: 16px;}/* セクション色 */.sec-intro { background: #ffffff; border-left: 4px solid #b39ddb; /* ラベンダー */}.sec-theory { background: #f0f4ff; border-left: 4px solid #5c6bc0; /* ブルー寄り */}.sec-dandadan { background: #fff8e1; border-left: 4px solid #ffb300; /* イエロー系 */}.sec-konooto { background: #e8f5e9; border-left: 4px solid #66bb6a; /* グリーン系 */}.sec-compare { background: #fce4ec; border-left: 4px solid #ec407a; 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} .dandan-konooto-btn { min-width: 100%; }}ダンダダン&この音とまれ 恋愛考察・総合トップ外側は少年漫画、内側は少女漫画──二つの恋が重なる場所へ。『ダンダダン』オカルン×アイラと、『この音とまれ!』武蔵×妃呂。バトルの合間に落ちる恋、音の隙間に生まれる恋。少年漫画誌にふいに差し込まれる“少女漫画の恋愛文法”を、それぞれの作品ごとにゆっくり辿っていくための総合案内ページです。気になるほうから、どうぞ。▶ ダンダダン総合トップページへ ▶ この音とまれ!総合トップページへ あらすじ紹介と、読んだときのちょっとした気持ちを置いています。漫画感想まとめ|BL・異世界・少女漫画・少年漫画の“軽い感想”総合ページへにほんブログ村漫画感想ブログ/漫画 構造 恋愛文法/少年漫画 恋愛 甘酸っぱい/この音とまれ! 倉田武蔵 来栖妃呂/ダンダダン オカルン アイラ