ひとつのところに長くいられない。



それが最近わかってきたこと。




あなたはそうなんだよって。

昔からいろんなとこで言われてきたけど。




前はずっと長かったから
そんな風には思わなかった。




でもそれも今考えると、
自分の意思と自信と
そういうものが何もなかったから。

そして、あのときは
ほんとについていきたいと思える人が
そばにいたから。
この人のためになんとかしたい、って
思える人がそばにいたから。

でも、バカだったあたしは
どこに行っても
そういう人がいるんだと思ってて。

その人のところから
早く飛び立ちたいって
そればっかで。
あの人は『俺の近くにいればいい』って
言っていたのに、ずっと。
あたしは、その意味も分からず、
外に出たいって言いながら、ずっと反抗してて。
そのワガママを聞いてくれて
外に出してくれた。

でも、
あの人の言うとおりだった。
外に出てよかったこともあるけど
あの人のような人には
なかなか出逢えないこと。

あれだけ想ってくれる人は
なかなかいないってこと。

あの人が教えてくれたことを
外の世界で教えてくれる人なんか
ひとりもいない。

『俺ぐらいだ』って
あの人はいつもいつも
冗談ぽく、そう言ってたけど。

ほんとにそんな人なんかいない。


言うとおりだった。
全部。


ほんとそうなんだな。


いつも冗談言ったり、
ふざけたことばっか言って
どこまで、この人は本気なんだって。
そう想ってて。
当時 あんまり人を信じてなかったあたしは
あの人に反抗ばっかりして。
文句ばっかり言って。
あの人を困らせた。




ずーっと信じてなかったんだよね。
結局。





それでもあの人は、
あきらめることなく、
あたしを毎日怒って
いろんなことも教えてくれた。

写真のことだけじゃない。

もっともっといろんなこと。

たくさん、たくさん。

本当にたくさん。

あたしは、ずっと
あの人のことが
大好きだったけど、
それが全然伝わってなくて。笑

あの人は、ずっと
自分のことをあたしが嫌ってると想ってて。


全然そんなことはなかったんだけど。


当時伝える努力をまったくしなかったため。




ずーっとそんな感じだった、父と娘。





実家の両親のことも
あたしの友達のことも
大事にしてくれた。




あー、やっぱりそんな人、
どこにもいない。



今生活してて、
あー、そういえばそんなこと言ってたなってことが
たくさんある。

それは全部あの人のおかげ。

今のあたしがあるのは、
あの人のおかげといっても
過言ではない。



思い出すだけで、
涙がでる。




たくさん、ごめんなさい。

たくさん、ありがとう。









――― そして、最近よくわかったこと。



そんな人には、もう出逢えないこと。




ひとつのところに、
長くいられないこと。








生まれる命。



友達に子供が生まれ、



最近はずっと そればかりを見てきたけど








消える命もあること。




それを思い出した今日。








――――― 明日は、あたしここに居ないかもしれない。



そう思って
最近は過ごしている。






大切に
一生懸命


生きなきゃ、


ね。