うつ病経験日記「のんちゃんがうつになるなんて」

うつ病経験日記「のんちゃんがうつになるなんて」

プラス思考で能天気、なのにうつ病になって違う自分に出会いました。
辛かった。でも治りました。
今辛い人の、何かきっかけになればいいなと思って書きます。検索ひっかかるといいな。
うつ病の辛さ、経験して強くなったこと。
ここに記録しまぷ。

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病院と薬について

①ひとつ目の病院は
・都内の心療内科
・ネットの口コミを見て
・2回通院
薬:睡眠導入剤のみ

結論、口コミは全くあてにならなかった
初診では5つの項目が書かれたチェックシートを見ながら質問される
ネットのセルフチェックのようなもの
「必ず治りますよ」を必ず言う

あとから追加で辛い時に飲むものを欲しいと頼むと精神安定剤の頓服をもらえた
ますます不安になり診察が終わった後待合室で2時間くらい動けなくなりコートをかぶってうずくまってました

②ふたつ目の病院は
・都内の心療内科
・地元でお世話になっていた先生の紹介で
・1年通院
薬:眠剤や安定剤、食欲促進剤など

とにかく話をよくきいてくれる
薬も色々と試す形で変えていった
しかし、人に自分の事を話すのが苦手なので結局本音を言えず診察は終わるの繰り返し

先生はとても信頼できる方でした
薬は一応効きましたがその場しのぎにしかならず、このまま薬を飲み続けないといけないのかなと不安になり思い切って自分でも薬を調べました

③みっつ目の病院は
・漢方療法をやっている、内科、皮膚科、心療内科などが併設されたところ
・漢方をまだ試していないと思いネットで見つける
・2回の通院
薬:安定剤、眠剤、冷え改善、胃薬など
最終的にはうつに効く漢方と冷え改善の漢方、安定剤の漢方薬

まずは他の病気がないか血液検査
西洋薬と漢方を最初は合わせて処方
そのうち徐々に漢方だけにするという計画

先生は中国訛りのある方でした
カウンセリングのようなものはありませんでしたが、的確な質問をしながらしっかりと目を見て話してくださり信用できるなと思えました

薬は今までとは違いジワジワと効いていき食欲も自然に戻りました
漢方に切り替えてから
1ヶ月で良くなりました
即効性はないので薬を切り替えた時は少し辛かったのですがそれをカバーする為の西洋薬で助かりました
身体のバランスが本当に良くなりました

結局、私は漢方で治りました

よくよく調べてみると、
西洋薬の抗鬱剤は依存性が強いものもあり今見直すべきだと病院などではそういった通達が回っているのだそうです。

現時点でうつが改善されていないということは薬が合っていない
ということだと思っていいと思います。

西洋薬の中だけで試すのではなく
色んな方面の薬を試してみることが大事だと思います。
本当は漢方をお勧めしたいところですが漢方も合う合わないがあるので強くは言いません。
が、試す価値はあると思います。

薬をコロコロ変えるのは不安ですが
明らかに調子の変化が出てくる薬があるはずです。

馴染みのある医師から離れて他の病院へ行くのは勇気がいりました。
でも、変えてみて良かったと思っています


病院へ行っているのに
うつがなかなか治らない人は
ぜひ色々な病院と薬を試してみてください!!!

病院に行こうと思ったきっかけは、

夜眠れなくていても立ってもいられなくなったこと

はっきりと発症してから1週間は眠れなくても
お酒を飲んだりしてなんとか眠れていました。

それがある夜
考える事を辞められなくなって
身体がギューーーーーっと硬直する感覚が襲ってきました。
体中が、特に脳みそが固くなっていく感覚
がありました。

今覚えば極度の緊張状態がその時から始まったのだと思います。

その時は訳が分からずもうどうしようもありませんでした。

金縛りよりももっと辛くて家族に助けを求めようかと思いましたが
誰にもどうしようもないのが自分でもわかりました。

本当に怖かったです。
私の場合ではありますが、記録させていただきます。

完全なうつ状態になる直前まで、仕事とバイトを3つ掛持ちするなどと
昼も夜も働いていました

身体は元気だし、なんとかしていられるならと無理をしていました。

ただ、自分でも辛かったのがすべての業種が違ったこと。
頭の切り替えが大変でした。
それでも勉強、経験になるからとすべてをプラスに考えながら、
知らない間にとんでもないストレスを溜めていました。

疲れとストレスが溜まり、自律神経もおかしくなっていたはずです。
でも気持ちは前向きでいました。

自分のプラス思考な性質が悪く働き
身体と気持ちが正反対の方向に向いていたのです。


それが限度を超えそうな時、身近な人のきつい言葉がきっかけで、奈落のそこに落ちました。

優しかった人が急に怒って、八つ当たりをしてきました。
自分の悪いところや気に食わないところをガーっと言われました。
こんなこと、今までの自分なら「あー怒ってるよ。」くらいで済んでいたはずなのに、
売られた喧嘩を買いたいのに買えないというか
言い返せない自分に気づき、そこで
「私、いつもと違う、おかしい。」
と思いました。
メンタルの強さには自信があったのに
情けなくて自分らしくない、
そしてなによりもこんなことで体調が崩れるほど落ち込む自分が馬鹿みたいで
とにかくとにかく情けなかったのです。


これが初期のうつの原因でした。

身体と心が休まらないまま働き、脳がそれについていかなくなり
限界を超えてしまいました。

今思うと、大きな衝撃があったからこそ、
身体からの休め!というSOSに気付くことができました。

身体も心も同じで繋がっているのだなと痛感しました。
最初の症状は吐き気でした。

よくストレスを感じると、
立っていられないほどの胃炎を起こしたり
円形脱毛症ができたり
まつ毛が生えなくなったりいていました。

そういった症状がしばらくないなと思っていたら
よくわからないムカムカした感じがするようになりました。

でも生理はちゃんときてるし、原因がわからないのでそのままにしていました。

本格的に身体を壊す1ヶ月前くらいからのことでした。

アタシの場合は結局1年半かかりました。

「病院に行かないとこれはヤバい。」
と感じた時から
「景色が変わった、あ、これは完全に治ったぞ。」
と感じた時までです。

かかる人はもっとかかるし、
正直、3年治らなかったら生きることを諦めよう
と考えていました。

お世話になった方々への遺言もコツコツ書きました。

治る気がしなかったのと、一生治らないかもしれない
色んな人のケースを調べて知った結果でした。

それでも、少しでも調子がいい時には
「早く治りたい」
と思うのです。
その時をフルに使って病院を調べたり自分の身体の状況や心の動きを記録していました。


うつの状態でも、体調の変化の波をよく把握して
調子の良い時に悪い時のことを思い出せるよう
調子の悪い時に嫌でもいい時の事を思い出せる工夫をしました。

結果、本来の自分を忘れることもなく
微々たる根気などを少しずつ生きる力にできました。

2013年1月からうつ病になって1年半。
今「治った」という実感があります。

治る日はある日ぱーっと訪れました。

ある方のブログで「あ、治ったという瞬間があった。」
というのを見て以来、その瞬間がくることを信じて待ちました。

本当にその瞬間がありました。

以前の自分に戻った感覚
そして生まれ変わったような感覚
小さいことが気にならなくなって
生きてるってこんな感じだったっけ、というような感じです。

アタシは3ヶ月くらいで治ると思っていました。
甘かった。
結局1年半かかりました。
でももっとかかる人はかかるようです。

アタシの場合、薬をたくさん試して
早く治りたいという強い気持ちを持っていたことが良かったと思っています。
そして何より周りの理解と親の言葉に助けられました。

そうは言っても辛い時は辛い。
消えたくなりました。

うつ病は心の病気でもあり、身体の病気でもある。
ただ気持ちが弱いからなる、とにかく気分が落ちて辛くなる

そんな単純なものではないと知りました。

うつ病になったからこそ伝えたいこと、
アタシのペースで振り返りながら書いていきたいと思います


街に出た。
ここ最近見ていた景色と違うものを感じました。
身体と心が軽くなりました。

「治った」と確信しました。

うつ病は治る。

必ず。