求職活動の一環として、ハローワークの担当窓口で職業訓練について話を聞いて来た。

 

訓練には下記2種類ある。

 

①公共職業訓練

②求職者支援訓練

 

 

ハローワークの担当窓口を訪ねて知り得た、2つの訓練の特長について、まとめてみた。↓↓↓

 

 

①公共職業訓練 

 

訓練の種類など

①施設内訓練:国や都道府県が実施する職業訓練施設で行われる訓練

②委託訓練:都道府県が主体となり民間の教育訓練機関などに委託して行われる訓練

 

対象

①雇用保険受給資格者かつ職業訓練開始日の前日時点において基本手当支給日数が定められた日数以下であること

例)所定給付日数90日で給付制限ありの場合

 →訓練開始日前日までの支給日数が59日以下であること

②過去1年間に職業訓練を受講していないこと

③短期間・短時間(週20時間未満)の仕事を希望していないこと

④職業訓練受講開始日前日までに離職していること

 

費用等

①一部の訓練(※)を除き受講料無料

 ☆1年~2年コースの一部は有料

②テキスト代や諸経費(※)は自己負担

 ※例)・個人的理由による欠席分の補講費

    ・保険料 など

 

給付制限

訓練開始日前日時点において基本手当支給日数が定められた日数以下であれば制限解除

 

手当

①基本手当:訓練修了まで雇用保険受給期間延長措置あり

      ★訓練開始日前日時点において基本手当支給日

       数が定められた日数以下であることが条件

②受講手当:1日500円(上限40日)

      ★訓練開始日前日時点において基本手当支給日

       数が定められた日数以下であることが条件

③通所手当:★訓練開始日前日時点において基本手当支給日

       数が定められた日数以下であることが条件

      ■対象…公共交通機関または自動車を利用する

          者

      ■上限42,500円(※)

       ※最も経済的かつ合理的と認められる通常経

       路および方法による運賃等の額

      ■自宅→訓練施設の徒歩による最短距離(※)が

       2㎞以上かつ自宅最寄り駅(※※)から訓練施

       設最寄り駅(※※)の最短距離(※)が1㎞以上

       であること

       ※距離:直線距離ではなく道のり

       ※※駅、バス停など公共交通機関の乗車地点

         と降車地点

      

申込手順

①ハローワーク窓口での相談

②訓練前キャリアコンサルティングを受講しジョブ・カード(※)を作成※要写真1枚(縦4㎝×横3㎝・上半身・正面・無帽・無背景・直近3ヶ月以内に撮影したもの)

③上記②のジョブ・カードをハローワーク窓口に提出し申込(※)

公共職業訓練申込先:原則、住所管轄のハローワーク

 

申込時注意点

①公共職業訓練、求職者職業訓練、いずれも併願不可

②申込最終日に来所した場合は訓練の申込が出来ないこともあるため、期日までに余裕をもって手続きすること。

 

 

②求職者支援訓練 

 

訓練の種類など

厚生労働大臣の認定を受けた民間の教育訓練機関などが実施

 

対象

①ハローワークに求職申し込みをしていること

②雇用保険受給資格者も対象ではあるが、雇用保険を受給出来ない方が優先される

③過去2年間に職業訓練を受講していないこと(※)

 ※基礎コース修了後に連続して訓練受講が就職のために有効と判断された場合に限り、1年間経過前に実践コースまたは公共職業訓練を受講出来る場合あり

④短期間・短時間(週20時間未満)の仕事を希望していないこと

⑤職業訓練受講開始日前日までに離職していること

 

費用等

①受講料無料

②テキスト代や諸経費(※)は自己負担

 ※例)・個人的理由による欠席分の補講費

    ・保険料 など

 

給付制限※雇用保険受給資格者の場合のみ

訓練開始日前日時点において基本手当支給日数が定められた日数以下であれば制限解除

 

手当※基本手当支給日数条件により異なる

①基本手当:訓練修了まで雇用保険受給期間延長措置あり

      ★訓練開始日前日時点において基本手当支給日

       数が定められた日数以下であることが条件

①´基本手当:上記①★に該当しない→所定給付日数分のみ

       支給

②受講手当:1日500円(上限40日)

      ★訓練開始日前日時点において基本手当支給日

       数が定められた日数以下であることが条件

②´受講手当:上記②★に該当しない→支給なし

③通所手当:★訓練開始日前日時点において基本手当支給日

       数が定められた日数以下であることが条件

      ■対象…公共交通機関または自動車を利用する

          者

      ■上限42,500円(※)

       ※最も経済的かつ合理的と認められる通常経

       路および方法による運賃等の額

      ■自宅→訓練施設の徒歩による最短距離(※)が

       2㎞以上かつ自宅最寄り駅(※※)から訓練施

       設最寄り駅(※※)の最短距離(※)が1㎞以上

       であること

       ※距離:直線距離ではなく道のり

       ※※駅、バス停など公共交通機関の乗車地点

         と降車地点

③´通所手当:上記③★に該当しない→支給なし

      

申込手順※公共職業訓練とは手順が違うので注意(④に注目注意

①ハローワーク窓口での相談

②訓練前キャリアコンサルティングを受講しジョブ・カード(※)を作成※要写真1枚(縦4㎝×横3㎝・上半身・正面・無帽・無背景・直近3ヶ月以内に撮影したもの)

③上記②のジョブ・カードをハローワーク窓口に提出し受付印をもらう

④上記③のジョブ・カードを申込期間内に訓練実施施設へ申込者自身が提出

 

申込時注意点

①公共職業訓練、求職者職業訓練、いずれも併願不可

②公共職業訓練の申込より手順が多いため、より期日に余裕を持って手続きをすること。

 

 

以上が、ハローワークの担当窓口を訪ねて知り得た、2つの職業訓練の特長である。

 

求職活動をされている方にとって、少しでも参考になれば良いのだけれど。

 

 

アラフィフ、今日もそろりと生きてます。