セリーヌさんの点描曼荼羅 | 探求

探求

日々の身体と心の動きを観察する日記です

前のエントリでセリーヌさんは天使セレナのフランス語読みではないかと書いたのですが、その後、修道女というキーワードが浮かんでくるので、改めて検索し直すと、どうも19世紀末から20世紀にかけて生きたフランスのカトリックのカルメル会修道女セリーヌさんではないかと思い当たりました。セリーヌさん、勝手に名前を変えてごめんなさい。

セリーヌは、末の妹のテレーズによってすごい有名な方でした。夭折した聖人、聖テレーズは子どもの守護をするものとして、今でも広く信仰され、あのマザーテレサのテレサもテレーズの名前から来ているそうです。そのテレーズと仲良かったのがこのすぐ上の姉、セリーヌでした。

彼女たちを含むマルタン姉妹はみな、カルメル会の修道女になるのですが、セリーヌだけは父の介護をしていたため、テレーズよりも遅れて修道女になりました。でも、長命で死後の妹を支えたのもこの人になります。エミエルさんは天使が人間になって来たんでしょうとおっしゃっていましたが、そうなんだろうなと思います。

その点描曼荼羅を描こうと思っていたのですが、下絵を描いている時点で、あれ?これ違うかも、もっと宇宙っぽくなっちゃったと思い、いったんはセリーヌさんを意識せずに描き始めたんですが、色を塗っていく段になると、セリーヌさんっぽくなって来ました。


セリーヌさん、徹頭徹尾、昔の修道女なので、華美な服もお嫌いなので、真ん中に黄色を使いましたが、青系と白を基調にしました。出来上がってみると、それなりにエネルギーがある感じですね。