恋物語。
とっても寒い今年の2月の中旬、私は運命の人に出会った。
神戸に就職して3年が過ぎようとしていた冬、ある卓球チームに入れることになった。中学のときしか経験のない卓球だったが、私ができる唯一のスポーツだった。
鹿児島から就職して3年間はいろんなことがあった。
知り合いの少ない土地で、淋しがり屋の私にとって
“優しい人はいい人”
という考えを信じて疑うこともなかった。そんな性格は私の弱点でもあった。
信じすぎた私には、大好きだった人からの借金を背負わされての裏切りと、人を信用できずに生きていく思いだけが残った。
ほんとの自分を表現できずに、恋愛も上手くいかず、なんとなく生きてる日々が続いていた。
そんなときだった。卓球チームに入った私は、一人の人に出会った。
卓球はもちろん上手だったけどそのまえに、いつも楽しそうで、面白くて、周りのたくさんの人達といる空気・雰囲気がとっても心地いいのを感じた。
人を疑ってでしか生きてこれなかった私には、とても羨ましく思えた。
同時に、“こんなお兄ちゃんがほしいなぁ”と思った。
『お兄ちゃんになって欲しいなと思いました(笑)』
それが始まりだった。そして、話をするうちに自分にないものを持つその人に魅かれていった。でも、彼女がいることもわかってた。
勇気を出して初めて飲みに誘った日から、のっぽさんと私の“出逢い”が始まった。
その日から毎日、毎日一緒にいた。何がいいとかそんなんじゃない。自然に一緒にいた。どんなに仕事が遅くても私に会いにきてくれた。嬉しかった。でも・・・
“彼女がいる”
それがずっと引っかかっていた。“また都合のいい人になるの?”
自分に問いかけていた。
決心をした。
『彼女がかわいそうで、すぐにキッパリ別れられない気持ちもわかるけ
ど、そんな中途半端なことをするぐらいなら、私も彼女もやめたらいいじゃないですか!』
私は賭けていた。これで終わるならそれぐらいの出会いだったと諦めようと。
返事は予想してなかった言葉だった。
『そう言ってもらえてよかった。これから俺と付き合っていく人だったら、思いをちゃんと言ってくれる人じゃなきゃダメだと思うから。』
それからすぐに彼女と別れ、私と歩むことを選んでくれた。
3月22日が記念日になった。
私がごんた君に似てるって・・・だから彼は“のっぽさん”になったんだぁ★
6月同棲生活が始まった。
私は前よりもっと淋しがり屋でワガママになった。
のっぽさんがいないとホームシックになって、迷惑かけるようにもなった。
けど、人を信じて、自分に素直に生きることができるようになった。
大切なひとを大事に想うということは、
いい言葉をかけることや、素晴らしいものをあげることじゃない。
『安心』『信用』を与えられる環境をつくってあげられることだと思う。
ありがとう。
神戸に就職して3年が過ぎようとしていた冬、ある卓球チームに入れることになった。中学のときしか経験のない卓球だったが、私ができる唯一のスポーツだった。
鹿児島から就職して3年間はいろんなことがあった。
知り合いの少ない土地で、淋しがり屋の私にとって
“優しい人はいい人”
という考えを信じて疑うこともなかった。そんな性格は私の弱点でもあった。
信じすぎた私には、大好きだった人からの借金を背負わされての裏切りと、人を信用できずに生きていく思いだけが残った。
ほんとの自分を表現できずに、恋愛も上手くいかず、なんとなく生きてる日々が続いていた。
そんなときだった。卓球チームに入った私は、一人の人に出会った。
卓球はもちろん上手だったけどそのまえに、いつも楽しそうで、面白くて、周りのたくさんの人達といる空気・雰囲気がとっても心地いいのを感じた。
人を疑ってでしか生きてこれなかった私には、とても羨ましく思えた。
同時に、“こんなお兄ちゃんがほしいなぁ”と思った。
『お兄ちゃんになって欲しいなと思いました(笑)』
それが始まりだった。そして、話をするうちに自分にないものを持つその人に魅かれていった。でも、彼女がいることもわかってた。
勇気を出して初めて飲みに誘った日から、のっぽさんと私の“出逢い”が始まった。
その日から毎日、毎日一緒にいた。何がいいとかそんなんじゃない。自然に一緒にいた。どんなに仕事が遅くても私に会いにきてくれた。嬉しかった。でも・・・
“彼女がいる”
それがずっと引っかかっていた。“また都合のいい人になるの?”
自分に問いかけていた。
決心をした。
『彼女がかわいそうで、すぐにキッパリ別れられない気持ちもわかるけ
ど、そんな中途半端なことをするぐらいなら、私も彼女もやめたらいいじゃないですか!』
私は賭けていた。これで終わるならそれぐらいの出会いだったと諦めようと。
返事は予想してなかった言葉だった。
『そう言ってもらえてよかった。これから俺と付き合っていく人だったら、思いをちゃんと言ってくれる人じゃなきゃダメだと思うから。』
それからすぐに彼女と別れ、私と歩むことを選んでくれた。
3月22日が記念日になった。
私がごんた君に似てるって・・・だから彼は“のっぽさん”になったんだぁ★
6月同棲生活が始まった。
私は前よりもっと淋しがり屋でワガママになった。
のっぽさんがいないとホームシックになって、迷惑かけるようにもなった。
けど、人を信じて、自分に素直に生きることができるようになった。
大切なひとを大事に想うということは、
いい言葉をかけることや、素晴らしいものをあげることじゃない。
『安心』『信用』を与えられる環境をつくってあげられることだと思う。
ありがとう。
