振り返ってみれば。。。 | 地球を旅するダンサー⭐︎ノール

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制限なく自由にいきれてる?

エジに来て、
やっっぱり娘はエジプト人だ。と思う点がある。


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まず、
夜中の1時に寝るのが習慣になった。

そして、
うるさいとこが好き。

コレはブラジルに居る時から思っていた。

静かだと嫌がる。
ウルサくしていると喜ぶ。

これ、完全にカイロ人だな。と思う。

カイロの喧噪。って聞こえかっこいいけど、
実際、カオス過ぎ。

たまに、インドを思い出す。

町中に、ターミルホスニーのデッカいポスターが貼られているのは
かなりテンション上がるけど、
ソレ以外は、ごみごみし過ぎ。

でも、ソレが好き。




$シングル妊婦@エジプト~ブラジル





今日、始めて
口に出して友達に、
しかも、エジプトの血が入ったハーフの友達に、

『私、実はエジプト人、嫌いなんだよ。』
つぶやいてしまった。

失礼極まりない事を言ったな。と後で後悔したし、

やっぱり撤回する。

後々考えたけど、

確かに、いつも多くのエジプト人には
声張り上げて文句言ったりする程、ムカついてるけど、、、
でも、
どうなのかな?と思ってみたけど、
やっぱり、好きっぽい。
いつも、勝負時にエジプト人に勝てないもんだから
悔しくて嫌い。と言った部分もあるし。

やっぱ、悔しいけど、好き。

認めたく無い。

けど好き。

エジプト人に直接言うのは悔しいから言いたく無い。


それに、なんせ 
娘、エジプト人の血引いてる。

すなわち、私の体の中に数ヶ月、エジプトの血が流れていたという事になるし。

話は脱線したけど、
とりあえず、
そんな、悔しいけど好きだと言わざるを得ないエジプト人の血をひいた娘は
どうやら うるさいトコに居ると落ち着く様で、、、、

今日、
久しぶりにスーフィーダンスを観に行った。
毎回観に行く程ハマった時期もあったし、
私の太鼓の先生も、このスーフィーの楽団の人だったし。
やっぱり、心から好きだと思った。

イスラム神秘主義の旋回舞踊。




$シングル妊婦@エジプト~ブラジル



エジプト、トルコ、パキスタンとかでやってるけど、
今の夢の一つは、
娘とパキスタンのスーフィーを観る事。

コレは、ずっと、心に思い描いている夢なのだ。

今日は実は行く予定に無かったのだけど、

私の超仲良しの友達の旦那さんが
スーフィーダンサーなので、
彼女から、誘われたのもあるし、
みんな行くよ。と言っていたし、
私も家に遊びに来てくれてた友達をそそのかして
一緒に行っちゃいました。

やっぱ。。。
いい。
良すぎるバイ。

ほんと、染みる。マジで。

しかも、2時間近くある公演で、
娘は、最初から最後迄、生演奏でガンガンの中、
舞台に釘付けでした。

途中で興奮してうーうー言いだしたり、、、

大人しく飽きる事無く、最後まで観ていた。

そして、
公演が終ったとたんに泣き出した。

きっと、もっと観たい。と言っていたんだと思う。

ウケる。

やっぱ、親子なんだなーーー。
好きなんだなーーー。って。

ひざに乗って私の指をしっかり握って
まっすぐ舞台を見つめてる娘を観て、

始めて同じ物を共有できた気がして、
スゴく嬉しかった。






$シングル妊婦@エジプト~ブラジル


大好きな地で、大好きな音楽、ダンスを堪能する。
しかも、
かけがえの無い存在である娘と一緒に。

こんな幸せな事って無いなーーー。

って、本当に嬉しい1日だった。

友達も、恐ろしい程の野菜と
エジプトを感じさせない程うまいケーキと
おもちゃを持って遊びに来てくれたし、、

昨日会ったばかりの友達も
仕事忙しいのに、
話足りないから。って、
お茶に誘ってくれてしかも、
遅く迄語りまくったのに、家まで送ってくれたり、、、

お世話係の様になってるエジの保護者みたいなお兄ちゃんも
仕事の合間に家に赤ちゃんのおくるみをプレゼントしに持ってきてくれたり、、、

エジプトの父であるファルーク(しかも、この人、色んな映画に出てる、元俳優。)は
私が貧乏だと思っているのか、
有り金をいつもチェックして無いと
財布に入れてくれる。
断ると怒られる。


$シングル妊婦@エジプト~ブラジル


エジプトに到着したとたん、
友達がウェルカムバックボードを手書きで書いて
待っていてくれてたし、、、涙


あーーーあ。
ほんと、
私って、本当に友達に恵まれている。

正直、
自分の家族というものには、
本当に恵まれなかったけど、
今はそれでも私の事を少しでも必要としてくれる友達がたくさん要る事で
心のソコから幸せだと思える。

そういう風に思える友達に出会えて本当に幸せだし、
とりあえず、
みんなにありがとう。って言いたい。


ところで、
ひとつ、
どうしても言いたい事がある。

実は、ブラジルを離れる前日に、
私のお別れ会を自宅でしたのだけど、
最後の最後で、また感動させられた。

正直、前日まで、本当に忙しくて、
ギリギリで永住権を取れた事もあったし、
荷物詰めと娘の世話とで、
本当に眠れなくて、
最後の最後まで、ブラジルでの生活は私を追い込んで、苦しめる。。。
この野郎。と思っていたのだけど

マリアさんの一言で私はまた更に救われた。

私はマリアさんにこの9ヶ月の感想を問われたので、
正直に、
ここでの暮らしは本当に最悪。
人生最悪だった。
だけど、みんなの優しさで、私は娘を生む事が出来たし、
みんなの親切があったからこそ、
こうやってここまでやってこれた。
という事を伝えたら、

マリアさんは、
私達の親切は、
あなたに一方的にあるだけじゃなくて、
あなたに親切にする事で、
私達は恵みを頂いた。
だから、感謝してると逆に言われた。

私はその一言で、この苦しくて辛くて涙ばかりの9ヶ月が
有意義な物であったんだ。と少しでも思う事が出来た。

その事がスゴく嬉しくて、
9ヶ月にして、始めて。
最後の最後の最後の日で
『終り良ければ全て良し。』と思える事が出来た。
し、嬉しくて泣いた。

そして、最後に、
空港までのアクセスも、
サンパウロの友達も手伝ってくれるつもりでいたし、
だけど
結局、マリアサンの娘さんが送ってくれる事になって、、、

本当に、
私は、みんなの優しさだけでここまでやってこれた。

いわば、私は一人で生きてこれてないだろうし、
私は、みんなの優しさで生かされている。

本当に、
子供一人、産み育てる事は大変だと
身をもって感じるし、
私は、幸せだったんだ。
幸せと思えないなんて、
大好きな友達達に失礼だ。と思った。

だからこの場を借りて、
本当にありがとう。だし、
大好き。
と言いたい。




$シングル妊婦@エジプト~ブラジル