検診の日。with マリア様 | 地球を旅するダンサー⭐︎ノール

地球を旅するダンサー⭐︎ノール

制限なく自由にいきれてる?









今日は憂鬱な検診の日。

エジにしろ、ブラジルにしろ、
私は病院が大嫌い。
先生の対応がいいのに当たらない。。涙

あーーー、、またあの嫌な医者と顔を合わさせなきゃ、、涙

だけど、今日はいつもの教会の牧師さんのお母さん、
マリアさんが付いて来てくれるので とても心強い。

というか、
今日こそ、母子手帳に記入してもらわなければ、、、
私の母子手帳は、私の字で書かれたものばかりなのだ。
未だにサインの1つも貰えていない。。。

こんなんじゃ一時給付金どころの話じゃない。。

そして、4時の予約だったけど、
1時間前に行った。
もちろん、1時間待った所で、
看護婦に、呼ばれ、体重と血圧を計る。
この看護婦さんも、顔に、
『私、性格悪いです。』とわざとに書いてくれている。

とっても対応が悪く、
マリアさんも言葉を無くしていた。

そして、そこからまた1時間待ち。。。

待合室で待って居る人達と、マリアさんが
何でこんなに待つのかしら?と立ち話ししていた所、
もう、彼は来ていて、看護婦と部屋に入ってるのに、
誰も呼ばれていない。と言う。。。
みんな呆れた顔をしているが、待つしか無い。
やはり、みんなあの医者の事を好きでない様だ。
マリアさんも、あんまり評判がいい感じじゃないわね。。と言っていた。

そして、
待っている間
私のこれからのスケジュールについて話合った。
すると、
こうだ。
病院は無料のとこに行くって家の人達が言っていたから、
生まれそうになったら、そこに連絡して、行く。
それで、そこに居た先生が良い人だったらいいわね。
終わり。

は??
え??それで終わり??
何の準備も顔合わせもカルテを作りに行ったりも無し??
事前に行かなくていいんですか??

行かなくていい。って言ってたわよ。

エコーももう3ヶ月も前からずっと取ってないんですけど、
逆子かどうかすら解らないままなんですけど。。。

うーーん、、、聞いてみるわね。
だけど、そういう事、言われていないんでしょ??
だったら取る必要が無いんじゃ無いの??

は??
もう、どん底だ。
不安が又、波の様に押し寄せて来た。。。

だって、カルテだって、
エジプトで嫌な思いして、高い金払って作成して、
自力で翻訳して書いた物だって、
誰も目を通してくれなくって、
尿検査、血液検査の事だって、
カルテに記入なんて一歳していない。

それじゃ、手ぶらで分娩台に乗せられて、
麻酔打たれて、切られるかもしれないし、どーーーなるか
インシャッラー。(神のみぞ知る。)

インシャッラー過ぎるのはイヤだ。

だったら草むらで草を握りしめて生んだ方が、
よっぽどいい。

麻酔打ったり、あそこ切ったりされるのに、
こうやって、また適当にされるんだ。。。

私、どこまでも適当にされている気になってきた。
出産ってそんなもんなの??

そんな適当でいいの??


そして、顔面蒼白になっていたら、

やっと部屋に呼ばれ、挨拶したら、
もちろん、無視された。

やっぱりか。。と、、もう諦めた。

そして、マリアさんが色々と母子手帳についても、
色々と説明してくれていると、
さっきの看護婦と顔を見合わせニヤって笑って、
またあの適当な対応。。

この医者にしても、看護婦にしても、
絵に描いた様なイヤな人なので、
なんだか、面白くなって来たくらい。。
漫画だ。

マリアさんも、ポル語で、かなり色々と説明してくれてる。
最後は、
温厚なマリアさんですら、スゴい顔になっていたので
やっぱりか、、
と思った。

『オレの仕事は、この緑の紙に書くのだけだ。
 後の事は知らない。はい。終わり。』
そして、更には、

『エコーの予約、取ってやったのに、
 何で行っていないんだ??』と。上から目線だったらしい。。。

マリアさんも、
何で行っていないの?と私に怒りだした。

行ってないの?も何も、
私、エコーの話なんて全く聞いていないし、
むしろ、エコーを取りに行きたいのに、
何も言われず、そんなんでいいのか??と思っていた。
し、不安で不安で、一度、言った事もある。
臨月に近い私、最後にエコーを取ったのは、
もう3ヶ月以上前。。。

逆子かどうかも解らず、何の情報も無く、
不安なのは私の方ですよ。。。

そして、まーーーた、
手を出してきて、
『さようなら。』と言う。

完全に馬鹿にしているので、
マリアさんも、私も、目を丸くして、かなり呆れていた。。

私はもちろん、そんな握手をしたくも無く、
チャオと言っただけ。
そして、彼の腐った目の奥まで観てやった。

そして、
受付に行って、
マリアさんは、エコーの予約の事、何でこの子に教えてやらなかったの??
と詰め寄ってくれていた。
すると、
『この子、ポルトガル語解らないからじゃない??』的な。。
『そんな訳無い。一緒にマイが居たでしょ??』

すると、タイミング良く、マイが来た。
すると、かなり変なテンションで
『もう、エコーは行ったよ。ね、ゆき??』
それは3ヶ月前の話。

マイは、嘘を付けないと言うか、
言葉が解らない私でも、テンションの違いがハッキリ解る。

全くもって話にならん。と断定。

マリアさんは大人なので、
新しい予約をきっちり取って、
私の書類を全部説明させて、
その場で、今までの1から10までの書類うんぬんの全部取り仕切ってくれた。。。

だけど、
エコーは25日。
出産予定日の1週間前。
次の検診は30日。
おいおい。。。
手遅れの可能性、多いにアリ。

もう、いいよ。
なんとでもしてくれ。

こうなったら、
本当にそこら辺で生んだ方がよっぽどいいわ。

要するに、私はやっぱり思っていた通り、
みんなからあり得無い位、適当にされていたのだ。

ブラジル人のこの適当さは、本当に呆れる。

マリアさんは、あまりのでたらめさに、ビックリしていたのと同時に、
かなり私に同情してくれた。

マイも、適当にしていた確信犯なので、
かなりバツが悪そうだ。

そういうトコで、しらーーーっと嘘がつけないとこは、
まだエジプトより美しい。そう思えた自分が居て良かった。

これは、エジプトで戦い抜いた人にしか解らない苦労だと思うが。。。

マリアさんは
『あなたがあんまりにもかわいそう。次の病院も必ず行くからね。』と、
そう言って、また私の部屋をチェックしてくれて
帰って行った。

マリアさんだって、
自分の娘の初産が私の次にすぐに控えているのに、
私にばかりかまってくれて、
アレやらコレやらプレゼントしてくれる。。
あーーーーー、、、良かった。

てか、私、マリアさんが居なかったら、
ほんと、何にも出来ていなかった。
し、
みんなに適当にされて、言葉が解らないから仕方ない。
と、ただの人形が人形を産むんだ。位の認識しか持たれて居なかったのだ。

こわーーーーーーーーーーーーー!!!

ホント、マリアさん、、、涙
どんだけ感謝しても、しきれない。

ポル語の先生のマリア先生にしろ、、、、涙

ふと思い出した。

実は、丁度、1年程前に、
こんな事を言われた。

その頃のカイロでのルームメイトのお姉ちゃんも、
カイロの私達のフラットに1ヶ月居候していた。

そのお姉ちゃん。。
いつも頭のどこかがオープン状態になっている不思議な人で、

私がムスリムであると知っていながらも、
『ゆきは、マリア様に守られている。
 解らないけど、今、ふと、そう思った。 
 だから大丈夫。』と。。。

その時は、全く彼女の言っている意味が解らなかった。

ただ、確かに、
私はカトリック幼稚園に行っていたので、
マリア像が美しい。と思う幼児であった。

私の家は、仏教にも関わらず、
神棚があった。
がその中にマリア像があった。

おじいちゃんの家の庭には、立派なマリア像があった。

その位だ。


私は霊感など無い。
だけど、そういった力を持つ人の事を絶対に否定はしない。

なんだか良く解らないけど、
私は確かに、
マリア様に守られている。。。。

ほんと、
私は感謝しなければいけない人がたくさん居る。



人気ブログランキングへ