【2016年度センター試験(英語筆記)】講評
【総語数:4288語 / 難易度(全体):昨年並み / 新傾向:第5問 [物語]】
★第1問★
A:発音問題 / B:アクセント (第一強勢) 問題
《A:発音問題》単語数:12
設問は3つと, 例年通り。毎年, カタカナ語がある程度盛り込まれるが, 今年はその傾向が薄れたと言えるだろう。どれも頻出単語であり, 日頃の英語学習の中でいかに発音を意識して学習しているかが問われる問題であった。
《B:アクセント (第一強勢) 問題》単語数:16
設問は4つで, 例年通り。問1が2音節, 問2と問3が3音節, 問4が4音節の単語であり, その点でも去年と変化はなかった。どれも頻出単語であり, 辞書を引いた時には発音(読み方)に加えて, アクセントも注目する習慣を確実に身につけるようにすると良いだろう。
★第2問★
A:文法・語法問題 / B:語句整序問題 / C:応答文完成問題
《A:文法・語法問題》
設問数は10問で, 例年通りであった。以下, 各設問の出題内容をまとめる。(【】内は単元)
(問1)【時制】過去完了
(問2)【接続詞と節】逆説の接続詞
(問3)【分詞】分詞の形容詞用法
(問4)【否定・倒置】否定表現の優先による倒置
(問5)【イディオム】make sure
(問6)【イディオム】ahead of schedule
(問7)【品詞】形容詞と副詞
(問8) A:【接続詞】従属接続詞 / B:【助動詞】「能力」用法の未来表現
(問9) A:【助動詞】「過去の習慣」の助動詞 / B:【受動態】受動態表現
(問10) A, B:【不定詞 - 意味上の主語】人の性質を表す形容詞を用いた形式主語構文
今年も問5と問6が「イディオム」を問う問題であり, 文法に加えてイディオムも無視できない。イディオムの意味の成り立ちに着目しながら, 着実に身につけていく必要があるだろう。
また, 問7は「語法」を新たな形で問う問題であった。単語の意味を覚えるだけではなく, 英文の中でのそれぞれの語の使われ方まで意識して勉強できていなければ, この問題を正解するのは難しかったと考えられる。
最後に, 問8~問10は, 文中の2つの空所に入れる適切な語句の組み合わせを選ぶ問題で, これは平成26年度の試験から始まった形式であり, 去年に引き続き出題された。似たような表現の区別や細かい接続詞の意味の違いに着目した問題で, 去年より難易度は若干高かったと言わざるを得ない。しかし, 全体としては前半の問題が比較的簡単であったことから, 昨年並みである。
《B:語句整序問題》
設問数は3問で, 昨年と同様であった。各設問で並べ替える語数は6語であり, 難易度と共に昨年同様であった。各設問の出題内容をまとめておこう。
(問1) 名詞節を形成する if / 動詞 tell の語法
(問2) 使役動詞 let / 動詞 send の語法
(問3) come to do
問3は, need を動詞であると考えてしまうと正解できなかったのかもしれない。問3は少し難しかったが, 問1, 問2が比較的容易であったことから, 何度は昨年並みとした。
《C:応答文完成問題》
昨年と同様に設問数は3問であった。この「応答文完成問題」は平成27年度の試験で初めて登場し, 去年同様に今年も出題された。ここでは, 場面に即した応答文を作ることだけでなく, 文法や語法の知識をフル活用して解答する必要がある。各設問の出題内容をまとめよう。(【】内は単元)
(問1)【不定詞】動詞 allow の語法
(問2)【比較】最上級を比較級で表現する
(問3)【不定詞】不定詞の形容詞的用法
難易度は昨年並みであった。
★第3問★
A:対話文完成問題 / B:不要文選択問題 / C:発言の主旨問題
《A:対話文完成問題》
設問数は昨年同様2問で, 問1が4発話, 問2が5発話の問題であり, 難易度は昨年並みである。各々の場面と, 会話のつじつまが合うように解答する必要がある。日頃から文脈を読み取る練習をしていれば, 的確に解答できたであろう。
《B:不要文選択問題》
昨年と同様に設問数は3問であった。このタイプの問題は, 平成26年度の試験ではじめて登場したが, 昨年に引き続き今年も出題された。文章の展開の中で, その展開に不適切な文を選択する問題で, 日頃から長文を論理的に, 文脈を意識して読む訓練をしておく必要がある。以下, 各設問の文章の内容を示しておく。(〈〉内は文章の主旨)
(問1) 〈日本の科学教育の現状〉単語数:98
第2文 Students are learning scientific principles through actual experience. に, ②と③はその具体例であり, 関連性があるが, ① They do well in science in comparison with other students around the world. という「理科能力の国際比較」は前文の内容と関連がなく, 文章全体の主旨から大きく外れている。
(問2) 〈日常生活における思考錯誤〉単語数:135
文章の主旨は trial and error (試行錯誤) についてであり, ① If the treatment does not improve the condition, they try another one. はそれまでの文の内容からして, 文章全体の主旨と関連しているが, ② They are concerned about how scientific the treatment is. は文章の主旨には合わない。この文を取り除くことで, ① とその直後の文 This is an example of how this approach is adopted in everyday life. がつながる構造が見えてくる。
(問3) 〈2種類の空腹感〉単語数:130
決め手は第3文 There are some significant differences between emotional hunger and physical hunger. である。「大きな違いがある」というのに, ① Emotional and physical hunger are both signals of emptiness which you try to eliminate with food. は「共通点」を示している。一方, ② Emotional hunger comes on suddenly, while physical hunger occurs gradually. / ③ Emotional hunger feels like it needs to be dealt with instantly with the food you want; physical hunger can wait. / ④ Emotional eating can leave behind feelings of guilt although eating due to physical hunger does not. はすべて「相違点」を示している。したがって, ① を取り除くことで文脈がすっきりすることを理解しよう。
《C:発言の主旨問題》単語数:620
今年は「異文化理解」について, 大学の学生と教授との間で行われたやりとりでの発言の主旨を選ぶ問題であった。昨年同様, 設問数は3問。例年は, 発言者の主旨を, まとめ役が直後にまとめる形で議論が進められていたのに対して, 今回の問3では, まとめ役の意見を発言者がまとめる形となっており, 「発言の主旨をまとめる」という本質は変わらないものの, その分解きにくく感じたかもしれない。C に関して, 昨年と比較してやや難化した。各設問の主旨を大まかにまとめておこう。
(問1)「異文化に触れることで, 文化的な偏見や誤解が生まれないように, 異文化とうまく関わることができるようになる」
(問2)「ある文化に属する人は同じ価値観・信念・精神を有する」
(問3)「一つの文化の中では, 複数のより小さな集団が存在する」
★第4問★
A:図表問題 / B:広告問題
《A:図表問題》〈アメリカでのオレンジの生産と輸入〉単語数:682
〈アメリカでのオレンジの生産と輸入〉に関する文章と, その内容に関わる図とグラフから内容を読み取る問題。設問数は昨年と同様4問。昨年と比較して英文がやや長かったものの, 難易度は昨年並みであった。文章中で, 図やグラフについて説明している部分と, 実際の図やグラフの内容を関連させ, 確認しながら読み進めることが要求される。また, 文章全体の構成を意識して読むことができないと, 問3や問4で正解することは難しかっただろう。以下, 各設問の出題内容をまとめておく。
(問1) 図の読み取り
(問2) 内容の読み取り (ネーブルオレンジとバレンシアオレンジの違い)
(問3) 文章の目的
(問4) 最終段落以降の推定されるトピック
《B:広告問題》〈美術館のウェブサイト〉単語数:333
〈美術館のウェブサイト〉を読んで設問に答える問題で, 例年見られる広告問題と同系統の問題であった。設問数は3問で, 難易度は昨年並み。この問題は, 設問を先に読んで「必要な情報」を念頭に入れて広告を参照すると効率良く解答を進めることができる。また, 問3の内容一致問題を正解するためにも, 広告のどこに何が書いてあるのかを大まかに把握する必要もあった。以下, 各設問の出題内容をまとめておく。
(問1) 条件に合致するプログラムの選択
(問2) 計算問題
(問3) 内容一致問題
★第5問★ ☆☆新傾向☆☆〈Uncle John がシェフになった動機〉単語数:877
本試験では今年初めて出題されたタイプである。昨年は立場が異なる二人のメール, 一昨年は日記を読み, 設問に答える形であった。しかし今年は8段落から成る物語を読んで設問に答える形式へと変化した。文章の主旨は〈Uncle John がシェフになった動機〉。設問数は5問で例年並み。この形式は, 昨年の追試験で出題された形式である。昨年の追試験の問題に少しでも取り組んだ人は, この傾向の変化に戸惑うことはなかっただろう。単語数は877と, 去年の854と比較してもあまり大差はない。難易度は昨年並みで, 小説であったが故に比較的読みやすい英文であった。以下, 各設問の出題内容をまとめておく。
(問1) 文章冒頭での Uncle John の行為
(問2) Uncle John の父親が町で働きだした理由
(問3) Uncle John の両親や先生が彼の将来について心配していた理由
(問4) Uncle John の人生を変えたもの
(問5) Uncle John が最もやりがいを感じること
例年, 問5は4枚のイラストから正解を選択する問題だが, 今年はそのような問題は出題されなかった。
★第6問★〈オペラが直面する問題〉単語数:758
〈オペラが直面する問題〉についての論説文を読んで, 設問に答える問題。設問は A(読解問題) と B(段落の要旨) の2部から構成されていた。この2部構成は, 例年通りと言える。A では, 設問数が5問で, B では4問で昨年同様であった。段落ごとの要旨を明確にしながら内容を捉えていく必要があり, 各設問がそれぞれ特定の段落と対応しているため, 比較的短時間で解答することが可能だろう。昨年の論説文〈科学的調査への市民参加〉では, 単語数が854だったことと比較すると, 100語ほど少なくなってはいるものの, 難易度は変化なし。問2で, 文中に登場した表現の言い換えを選ばせる問題が出題されたり, 多少の変更はあったものの, 解きづらいと感じるほどではなかった。以下, 各設問の出題内容をまとめておく。
《A:読解問題》
(問1) 第2段落の内容一致問題
(問2) 第3段落中の表現の言い換え
(問3) 第3, 第4段落の内容一致問題
(問4) 第5段落での筆者の主張
(問5) 文章のタイトル
《B:段落の要旨》
【総語数:4288語 / 難易度(全体):昨年並み / 新傾向:第5問 [物語]】
★第1問★
A:発音問題 / B:アクセント (第一強勢) 問題
《A:発音問題》単語数:12
設問は3つと, 例年通り。毎年, カタカナ語がある程度盛り込まれるが, 今年はその傾向が薄れたと言えるだろう。どれも頻出単語であり, 日頃の英語学習の中でいかに発音を意識して学習しているかが問われる問題であった。
《B:アクセント (第一強勢) 問題》単語数:16
設問は4つで, 例年通り。問1が2音節, 問2と問3が3音節, 問4が4音節の単語であり, その点でも去年と変化はなかった。どれも頻出単語であり, 辞書を引いた時には発音(読み方)に加えて, アクセントも注目する習慣を確実に身につけるようにすると良いだろう。
★第2問★
A:文法・語法問題 / B:語句整序問題 / C:応答文完成問題
《A:文法・語法問題》
設問数は10問で, 例年通りであった。以下, 各設問の出題内容をまとめる。(【】内は単元)
(問1)【時制】過去完了
(問2)【接続詞と節】逆説の接続詞
(問3)【分詞】分詞の形容詞用法
(問4)【否定・倒置】否定表現の優先による倒置
(問5)【イディオム】make sure
(問6)【イディオム】ahead of schedule
(問7)【品詞】形容詞と副詞
(問8) A:【接続詞】従属接続詞 / B:【助動詞】「能力」用法の未来表現
(問9) A:【助動詞】「過去の習慣」の助動詞 / B:【受動態】受動態表現
(問10) A, B:【不定詞 - 意味上の主語】人の性質を表す形容詞を用いた形式主語構文
今年も問5と問6が「イディオム」を問う問題であり, 文法に加えてイディオムも無視できない。イディオムの意味の成り立ちに着目しながら, 着実に身につけていく必要があるだろう。
また, 問7は「語法」を新たな形で問う問題であった。単語の意味を覚えるだけではなく, 英文の中でのそれぞれの語の使われ方まで意識して勉強できていなければ, この問題を正解するのは難しかったと考えられる。
最後に, 問8~問10は, 文中の2つの空所に入れる適切な語句の組み合わせを選ぶ問題で, これは平成26年度の試験から始まった形式であり, 去年に引き続き出題された。似たような表現の区別や細かい接続詞の意味の違いに着目した問題で, 去年より難易度は若干高かったと言わざるを得ない。しかし, 全体としては前半の問題が比較的簡単であったことから, 昨年並みである。
《B:語句整序問題》
設問数は3問で, 昨年と同様であった。各設問で並べ替える語数は6語であり, 難易度と共に昨年同様であった。各設問の出題内容をまとめておこう。
(問1) 名詞節を形成する if / 動詞 tell の語法
(問2) 使役動詞 let / 動詞 send の語法
(問3) come to do
問3は, need を動詞であると考えてしまうと正解できなかったのかもしれない。問3は少し難しかったが, 問1, 問2が比較的容易であったことから, 何度は昨年並みとした。
《C:応答文完成問題》
昨年と同様に設問数は3問であった。この「応答文完成問題」は平成27年度の試験で初めて登場し, 去年同様に今年も出題された。ここでは, 場面に即した応答文を作ることだけでなく, 文法や語法の知識をフル活用して解答する必要がある。各設問の出題内容をまとめよう。(【】内は単元)
(問1)【不定詞】動詞 allow の語法
(問2)【比較】最上級を比較級で表現する
(問3)【不定詞】不定詞の形容詞的用法
難易度は昨年並みであった。
★第3問★
A:対話文完成問題 / B:不要文選択問題 / C:発言の主旨問題
《A:対話文完成問題》
設問数は昨年同様2問で, 問1が4発話, 問2が5発話の問題であり, 難易度は昨年並みである。各々の場面と, 会話のつじつまが合うように解答する必要がある。日頃から文脈を読み取る練習をしていれば, 的確に解答できたであろう。
《B:不要文選択問題》
昨年と同様に設問数は3問であった。このタイプの問題は, 平成26年度の試験ではじめて登場したが, 昨年に引き続き今年も出題された。文章の展開の中で, その展開に不適切な文を選択する問題で, 日頃から長文を論理的に, 文脈を意識して読む訓練をしておく必要がある。以下, 各設問の文章の内容を示しておく。(〈〉内は文章の主旨)
(問1) 〈日本の科学教育の現状〉単語数:98
第2文 Students are learning scientific principles through actual experience. に, ②と③はその具体例であり, 関連性があるが, ① They do well in science in comparison with other students around the world. という「理科能力の国際比較」は前文の内容と関連がなく, 文章全体の主旨から大きく外れている。
(問2) 〈日常生活における思考錯誤〉単語数:135
文章の主旨は trial and error (試行錯誤) についてであり, ① If the treatment does not improve the condition, they try another one. はそれまでの文の内容からして, 文章全体の主旨と関連しているが, ② They are concerned about how scientific the treatment is. は文章の主旨には合わない。この文を取り除くことで, ① とその直後の文 This is an example of how this approach is adopted in everyday life. がつながる構造が見えてくる。
(問3) 〈2種類の空腹感〉単語数:130
決め手は第3文 There are some significant differences between emotional hunger and physical hunger. である。「大きな違いがある」というのに, ① Emotional and physical hunger are both signals of emptiness which you try to eliminate with food. は「共通点」を示している。一方, ② Emotional hunger comes on suddenly, while physical hunger occurs gradually. / ③ Emotional hunger feels like it needs to be dealt with instantly with the food you want; physical hunger can wait. / ④ Emotional eating can leave behind feelings of guilt although eating due to physical hunger does not. はすべて「相違点」を示している。したがって, ① を取り除くことで文脈がすっきりすることを理解しよう。
《C:発言の主旨問題》単語数:620
今年は「異文化理解」について, 大学の学生と教授との間で行われたやりとりでの発言の主旨を選ぶ問題であった。昨年同様, 設問数は3問。例年は, 発言者の主旨を, まとめ役が直後にまとめる形で議論が進められていたのに対して, 今回の問3では, まとめ役の意見を発言者がまとめる形となっており, 「発言の主旨をまとめる」という本質は変わらないものの, その分解きにくく感じたかもしれない。C に関して, 昨年と比較してやや難化した。各設問の主旨を大まかにまとめておこう。
(問1)「異文化に触れることで, 文化的な偏見や誤解が生まれないように, 異文化とうまく関わることができるようになる」
(問2)「ある文化に属する人は同じ価値観・信念・精神を有する」
(問3)「一つの文化の中では, 複数のより小さな集団が存在する」
★第4問★
A:図表問題 / B:広告問題
《A:図表問題》〈アメリカでのオレンジの生産と輸入〉単語数:682
〈アメリカでのオレンジの生産と輸入〉に関する文章と, その内容に関わる図とグラフから内容を読み取る問題。設問数は昨年と同様4問。昨年と比較して英文がやや長かったものの, 難易度は昨年並みであった。文章中で, 図やグラフについて説明している部分と, 実際の図やグラフの内容を関連させ, 確認しながら読み進めることが要求される。また, 文章全体の構成を意識して読むことができないと, 問3や問4で正解することは難しかっただろう。以下, 各設問の出題内容をまとめておく。
(問1) 図の読み取り
(問2) 内容の読み取り (ネーブルオレンジとバレンシアオレンジの違い)
(問3) 文章の目的
(問4) 最終段落以降の推定されるトピック
《B:広告問題》〈美術館のウェブサイト〉単語数:333
〈美術館のウェブサイト〉を読んで設問に答える問題で, 例年見られる広告問題と同系統の問題であった。設問数は3問で, 難易度は昨年並み。この問題は, 設問を先に読んで「必要な情報」を念頭に入れて広告を参照すると効率良く解答を進めることができる。また, 問3の内容一致問題を正解するためにも, 広告のどこに何が書いてあるのかを大まかに把握する必要もあった。以下, 各設問の出題内容をまとめておく。
(問1) 条件に合致するプログラムの選択
(問2) 計算問題
(問3) 内容一致問題
★第5問★ ☆☆新傾向☆☆〈Uncle John がシェフになった動機〉単語数:877
本試験では今年初めて出題されたタイプである。昨年は立場が異なる二人のメール, 一昨年は日記を読み, 設問に答える形であった。しかし今年は8段落から成る物語を読んで設問に答える形式へと変化した。文章の主旨は〈Uncle John がシェフになった動機〉。設問数は5問で例年並み。この形式は, 昨年の追試験で出題された形式である。昨年の追試験の問題に少しでも取り組んだ人は, この傾向の変化に戸惑うことはなかっただろう。単語数は877と, 去年の854と比較してもあまり大差はない。難易度は昨年並みで, 小説であったが故に比較的読みやすい英文であった。以下, 各設問の出題内容をまとめておく。
(問1) 文章冒頭での Uncle John の行為
(問2) Uncle John の父親が町で働きだした理由
(問3) Uncle John の両親や先生が彼の将来について心配していた理由
(問4) Uncle John の人生を変えたもの
(問5) Uncle John が最もやりがいを感じること
例年, 問5は4枚のイラストから正解を選択する問題だが, 今年はそのような問題は出題されなかった。
★第6問★〈オペラが直面する問題〉単語数:758
〈オペラが直面する問題〉についての論説文を読んで, 設問に答える問題。設問は A(読解問題) と B(段落の要旨) の2部から構成されていた。この2部構成は, 例年通りと言える。A では, 設問数が5問で, B では4問で昨年同様であった。段落ごとの要旨を明確にしながら内容を捉えていく必要があり, 各設問がそれぞれ特定の段落と対応しているため, 比較的短時間で解答することが可能だろう。昨年の論説文〈科学的調査への市民参加〉では, 単語数が854だったことと比較すると, 100語ほど少なくなってはいるものの, 難易度は変化なし。問2で, 文中に登場した表現の言い換えを選ばせる問題が出題されたり, 多少の変更はあったものの, 解きづらいと感じるほどではなかった。以下, 各設問の出題内容をまとめておく。
《A:読解問題》
(問1) 第2段落の内容一致問題
(問2) 第3段落中の表現の言い換え
(問3) 第3, 第4段落の内容一致問題
(問4) 第5段落での筆者の主張
(問5) 文章のタイトル
《B:段落の要旨》