義と娘(義娘) 第一章
僕が君と初めて会ったのはいつのことだろう?
あれは、君のお母さんが同じ職場で働いていた時のことだった。
君のお母さんは、とても頑張屋さんでとても人と関わることが好きではなっかった。
でも、僕はそんな君のお母さんを見ていて頑張る姿に好きになってしまったんだ・・・
そして、ファミレスに君とお母さんを誘ったんだ。それが君が1歳半で僕との初めての出会いだった。
君は、初めて会ったのに何故か初めての気がしなかったのをよく覚えている・・・そして君は初めてにも関わらず僕の腕で寝てしまったのを覚えている。
その後何度か会ううちに君は、僕のこと名字から名前になり父ちゃんになった。僕は君を本当の娘として
君のお母さんと育てていきたかった…
旦那としては、0てんだが君のお父さんとしては100点をもらえたのかなと反省した。
そして、月日が流れ…僕の過ちで君と離れることになった。
その後僕は、自分の最後のチャレンジをするため君のお母さんに最後の手紙を渡し君に会うことはなく再出発をした。
それから、12年後・・・・僕は最後のチャレンジが成功し 再婚した。
ただ、再婚の際に一つ約束をした万が一義娘から連絡があったときは必ず力を貸すからその時がきたら止めないでほしい・・・と
12年後のとあるお昼に突然電話がなった・・・知らない番号と打ち合わせちゅうだったため留守電にメッセージが入っていた。
それは、義娘からだった…
留守電
『お父さん〇〇です。お母さんが亡くなりました。連絡下さい』
僕は悲しみと同時に嬉しさの両方が一緒に来てしまった・・・・
休憩の時に、義娘に電話をするが考えても何と言ったらいいかわからず
まずは電話をした
義娘『はい』
何も考えずに
僕 『留守電聞いたよ…電話でれなくてごめん…〇〇』
義娘『電話頂いてありがとうございました。電話番号かわってなくってよかったです…』
やはり12年物歳月は一緒に過ごした7年間を他人にしてまうのだろうか?
僕は、義娘の声に涙が溢れそうになり声が震えた。
霧娘『〇月〇日です』
僕 『わかった。都合つけるよ。父さんが行っていいのか?』
つい、言葉に出してしまった。自分の不甲斐なさに嫌気がさした元妻に…
霧娘『実は母さんから、亡くなる前にお父さんの手紙を渡されました…母さんが私宛の手紙にお父さんと会いたいなら連絡してくださいと書いてありました』
いろんな思い出を思い出しながら…
僕 『わかりました。何と言われても行くようにするよ』
義娘『ありがとう。』
僕 『その時にまた・・・』
これが今できる精いっぱいの言葉だった
僕には何か手伝うことはないか?僕には何ができるだろうと考えた。
電話を切った後、元妻に対する感謝の気持ちと何もしてあげれずにすまないという罪悪感が僕を襲った…
第一章 霧娘と僕 でした。