昨日は国際結婚の良いところについて書きました。

メリットあるところにデメリットあり。

ということで、国際結婚のここが大変！というのを８つまとめてみました。

お金がかかる

国際結婚、お金はかかると思います。

例えば帰省。できれば２～３年に一度は孫の顔を見せに向こうの家族の元に行きたいとは思っていますが、高すぎる。子供が赤ちゃんで飛行機の料金がかからない時はまだ良かったけど、小学生の今となってはしっかり一人分かかります。航空券・現地での車や食事・宿泊等を全部含めると１回の帰省につき100万円は下りません。それに加えこの円安。

また今年は夫のお兄さんと妻（事情がありお金がない）をこちら持ちで日本に招待したため、それだけで7０万くらいかかりました。

夫の家族と会うためには相当の費用がかかり、毎回貯金がすこーんと減ります泣。

またアメリカの場合、国外に住んでいたとしても、アメリカに税金を納めなくてはいけません。税金＋それに関わる代行費用なども別途必要になりコスパは悪いと言わざるを得ません。

義両親からのサポートは期待できない

うちは夫が日本に住んでいるため、義両親とは遠く離れてくらしています。

これは干渉がないためメリットでもある一方、義両親のサポートがないという意味ではデメリットにもなります。

うちの場合は、結婚や出産、家を買うという人生の一大イベントの際も義両親からの金銭的&マンパワー的サポートなく、自分たちでやりくりしました。

各種手続きがトラブル続き

日本に住んでいる外国人にとって、各種手続きが大変！

外国の名前だと、システムが反応しなくて使えないことが、まー多い。

クレジットカードの登録も永住ビザが下りるまでは一苦労だったし、マイナンバーカードの登録、ふるさと納税のアプリ手続き、格安携帯電話への移行など、外国名が反応しなくて何度も何度も問い合わせした経験は山ほどあります。

夫が日本語を話せない場合は全て妻が代行してあげなければならず、それも大変な労力となるでしょう。

好奇の目でみられる

外国人が隣に歩いていると、やたら視線を感じます。

まず夫に視線がいき、その後は大体私に視線が移動。外国人と歩いている女がどんな女なのか品定めされているのでしょうか。あまり気持ちの良いものではありません。

外国人との結婚は特殊なものと考えている人もまだまだ多く、国際結婚をしていると「外人キラー」と思われてしまうことがあります。

（※外人キラー＝外国人のみを恋愛対象として狙う人）

私は夫以外の外国人と付き合ったことはありませんし、結婚までたどり着いた相手がたまたまアメリカ人だっただけです。それなのに「外人が好きなんでしょ？」といった偏見や、好奇の目にさらされるのは残念でなりません。

海外に住まなければいけない可能性が出てくる

国際結婚をして最初の難解な選択は、「どこに住むか」ということでしょう。

「日本に滞在中に彼女ができ、結婚するから自国に連れて帰る」外国人男性をよく見ますが、私としては「ちょっと待ってよ。。」と思います。

「外国に住みたい！」という方にとっては好都合に感じるかもしれませんが、よーく考えることをおすすめします。

慣れない国で家族や友人と離れての生活は想像以上にきついです。安易についていってはいけません。頼れるはずの夫は仕事で家にいない、周りに助けてもらえる人もいない、という状況もよく聞きます。

日本ってキレイで安全で快適で便利で最高すぎて、住むには一番なんじゃないかと本気で思います。その生活を離れて海外で暮らすと、ギャップに戸惑い酷いホームシックに陥ってしまう可能性があり、それが原因で離婚の選択をするカップルも多くいるのが現状です。子供ができた後だとなおさら大変。

海外生活はたくさんの苦労があることを重々承知しておかなければいけないと思います。

言葉の壁・文化の違い

これは誰でもわかることで当たり前に多くのカップルがぶつかる壁ですね。

我が家は互いの言語にも文化にも明るいため、この点は全く問題にならずむしろ色々教え合って楽しんでいますが、自分が詳しくない国の方との結婚だとしたら間違いなく苦労したことでしょう。

言葉がわからず100％の意思疎通をできないというのはとてもストレスです。

私は英語で伝えられない際は日本語に切り替え、それを夫が理解してくれます。言語におけるストレスを感じなくて済んでいるからこそ、10年という年月をトラブルなく過ごせているとも言えます。

食生活の違い

私の夫はあらゆるジャンルの食べ物が好きで、私が作るものも何でも美味しい美味しいと食べてくれます。

しかしやはりそこはアメリカ人、ピザ・ハンバーガーなどに目がありません。外で外食する際はやたらハンバーガー屋さんばかりだし、ピザを食べる機会も多すぎる。私はお寿司とか食べたいのに。。。可哀そうだからつい彼に合わせてしまい、私は我慢していることは多いです。

自分の食べたいものは友達とのランチで食べたり、夫が仕事でいない日のお昼ごはんに一人でいただきます。

ちなみに子供は１歳頃からソーダやフライドポテトをもらっていました。

日本の感覚ではとても驚きましたが、「アメリカ人と結婚したから受け入れるしかない」と分の中で妥協して乗り越えました。

子供の教育への考えの違い

両親が国際結婚だからといって、子供が自然にバイリンガルになる訳ではありません。

やはり住んでいる国の言語を優先的に取得していくため、もう一つの言語に関しては親がしっかり教育する必要があります。これが結構大変。うちの子は日本語はもちろん堪能ですが、英語はそれに比べてまだまだ苦手。英語の本も読めないので、どうしたら良いか頭を抱えています。

それなのに、顔はばっちりハーフなもんだから「当然英語はできるでしょ」と捉えられてしまうのです。「ハーフなのに英語できないの？」とからかわれることは親としては絶対に避けてあげたいため、プレッシャーと責務を感じます。

また、教育に対する考え方の違いも浮き彫りになります。

私は日本人なので、早期教育だったり、色々な習い事だったり、周りがやっていることをやらないと焦りをどうしても感じてしまいます。一方の夫は「子供は楽しく遊んでなんぼ」という考えです。夫婦の考え方の違いをお互い受け入れていかないと、喧嘩に発展してしまう可能性もありますね。

以上、私が考える国際結婚のデメリット８つでした。

とはいえ、デメリットがあるから国際結婚がつらい、ということではありません。

このデメリットは、結婚相手が外国人云々関係なく「どんな相手と結婚したか」で誰にでも当てはまることだからです。

日本人同士の結婚でも、互いの育ってきた環境や考え方の違いにより、上記のデメリットが当てはまる場合も多いにあると思います。

「どの国の人と結婚するか」ではなく「誰と結婚するか」が一番大事。

国際結婚においても、最高の相手であればデメリットなんで気にならずに楽しく生活できます。なんならお金に関するデメリットさえもうちは夫の収入がぎゅんぎゅん上がることで解決してきました。

私は今の夫と結婚したことは人生で一番正解だった選択だと思います。夫もそう言ってくれています。

そういう相手と一緒になることで、デメリットなんて関係ない素敵な生活が手に入るのではないでしょうか。