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あいとああいう終わり方をしたからじゃないけど、俺はしずかの店に通って楽しい時をすごした。
あんな終わり方をしたから逆にすごい楽しかったっていう事もある(^-^)/。
ある日、しずかに会いに店に行ったときの事
「いらっしゃいませっ!(`Δ´)」
「しずかいる?」
「はいっ出勤しております!」
ってな感じで席に通され、待っていた。
すると、しばらくして黒服が俺の席にきて、
「すいませんっ!のんたんさん」
ん?
「実はしずかさんは出勤してはいるんですが店にはでれません・・・。」
「はっ?」
意味がわからない事いってきた。
「どういう意味だよ?」
っていうと、黒服が、
「え~今日しずかさんはお酒を結構飲んでいて、このまま今日は帰宅しますので!Σ(・ω・;|||」
って言ってきた。
いつもは店との信用関係を大事にしていたので、黒服とかとは極力穏便に過ごしてきたのだけど、なんかすごい納得いかなかったので、
「せっかく会いにきたんだから、一目でもあわせてよ。別に何しようと思ってないし、納得したらお店の判断にまかせるよ。(・ε・)」
そういうと黒服は店長に相談してきますといって離れて行った。
・・・・・そんなに酔っているの?
・・・・・よっぽど飲んで酔っ払いたい事があったの?
しばらくすると黒服がやってきて、
「すいません、実は・・・・しずかさん、さっきからトイレからでてこないんですよ・・・・・」
なるほど、それでここにはこれないみたいな事をさっき言っていたんだ・・・・・・。
俺はトイレに言って、ドアをたたいた。
「おーい、しずか!・・・・いるんだろ?俺だよ、のんたんだよ!\(゜□゜)/」
・・・・・・自分でのんたんとか大声で言っている自分が妙に恥ずかしかった(//・_・//)。
程なく、ドアが開いて
「のんたんっ!o(^▽^)o」
しずかが俺に抱きついてきた。
「おいおい、どうしたんだよ?しずか」
「違うの。客にいっぱい飲まされて・・・・・・(ノ_・。)」
そういっているしずかは少し涙ぐみながら・・・・・・
「のんたん、のんたんって・・・・・」
少し分かった事がある。
しずかはずっとドアに鍵をかけて閉じこもってたらしい。
多分飲ました客はしずかにとっては決して良い客じゃない。しかし、店からすると太客で、ワインやシャンパン等をどんどん注文し、それをしずかは飲まされ続けた。しずかは時折席を立ち、黒服?あるいはマネージャーにもういやだ!と言うけど、うまくなだめられて席に戻される。
そんな事があって、しずかはそのお客さんがいるにもかかわらずトイレに閉じこもって出てこなくなった。
「がんばったな・・・・しずか。しずかはよくがんばったよ。o(^-^)」
俺はそう言って、しずかの頭をなでた。
トイレの入り口付近での事なので黒服から、
「ここはまずいんで!」
って黒服が言って、俺たちを離そうとしてきた。
しずかが俺をひっぱり、トイレに入りドアを閉めようとしたら、
「お客様、それは無理です!ヽ(`Д´)ノ」
って言ってきた。
俺は彼女のなすがままなんですけど・・・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
「いいのっ!\(*`∧´)/」
って言って黒服をにらみつけるしずか。
がんとしてドアを閉めさせない黒服。
少しの緊張が走り、
「ちょっと、ちょっと!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」
等と、俺はザ・タッチのギャグのような手振りをして(そのころはそのギャグはなかったんで)
「しずかもさっ!席で話そ?ね。」
と言い、その場をなんとかしのいだんだ。
しばらくしずかは俺の横でぐでーってしていたんだけど
「しずかさんっ!」
って黒服に呼ばれて席をたった。
「ちょっとまっててね?」
「うん、がんばってこいよ?」
っていって、俺は席をたち、店長に話しかけた。
「ちょっと外で話しよう」
店長は?????みたいな顔でついてきた。
外に出て、
「なんでしずかにあんなに飲ましたんだよ!」
っていう俺に店長は
「しずかさんがついた席のことなんで」
って言ってきた。
俺はかちんときて、
「席についたらもう関係ないんか?違うやろっ!しずかみたらあきらかに飲まされてる状態やんけっ!店内に黒服がいるのはなんの意味があんねんっ!なー言ってみろ!ヾ(▼ヘ▼;)!」
「それは・・・・キャストがお客さまにまちがった行為を受けた時にお客様に注意をしたり、オーダー等を受けたりする事です」
「じゃあそのまちがった行為の中に、客に無理やり飲まされて、やんわりと客に断ってるけど気付いてもらえなくてどんどん飲まされ続けることは入ってないんかっ?(`Δ´)」
そういうと店長は何も言わなくなり、俺が一方的に話し続けた。
「あのな・・・・キャストが客に対して飲まされるのを拒否するのは簡単や。いやです!もーのみません!って言えばすむ話やから。けどそんな事言えないやろ?客が怒って面倒な事になりたくないし、ましてや太客やったら。店の仕事って大事なのはキャストを管理することやろ?そしたら仕事中のキャストの事も目くばって、女の子を守るのも仕事じゃないの?次、接客でけへんようなるまで飲んでる、もしくは飲まされてるキャストに対してなにかしらしてあげるのは当然ちゃうんか?俺が親やったら、そんな状態の娘みたら店を責めるぞ?あたりまえやん!もっとこの店で働いてる女の子の事も考えや!」
間違ってるかもしれないけど、俺がその時思った事をまくしたてた。
「確かにのんたんさんのおっしゃる事もごもっともです。すいません。これからは、今、言われた事も考えて参りますのですみませんでした。」
って店長がいってきたので、なんかすっきりした。
席に戻ったはいいけど、一向にひとりぼっちだった。それで30分はすぎた。
「おーいっ!俺、忘れられてないか?( ̄□ ̄;)」
って言ってみたけど誰もいないよ?もしかして嫌がらせ?
・・・・・40分くらいたったろうか?黒服がやってきて、
「すいません、のんたんさん。しずかさんが具合が悪いみたいでこのまま帰らせていいですか?」
・・・・・さっきと態度がちがう黒服。
「いいよ。仕方ないよ。(ノω・、)」
こういうしかなかった。だって、さっきあんなにえらそうに言ったし・・・・。ほんとは会いたかったけど・・・・
・・・・・・結局店にいたのは5時間くらい。しずかとの会話は5分くらい・・・・・うーん。
会計伝票をみてびっくりした。
お支払 5000円!
やすっ!Σ(・ω・ノ)ノ!
あっでもしずかとの会話は5分だしね。
帰り道で思った。
「なんか変な日だったな・・・・・きつねに包まれたみたいだなって」
・・・・・・・後日、この店の外での店長との会話を1人の嬢が聞いていた。
・・・・・・・俺は、この店で一躍有名になり、その当時のその店のすべての嬢に好意をもたれるようになった。
・・・・・・・それが
・・・・・・・しずかがやめた後に続く物語の引き金になるとは
・・・・・・・それはもっと先の話。
気が付くと俺はしずかちゃんのいる店の前に立っていたのだった・・・・・・
「しずかちゃんは俺の心をやわらげてくれるよね?(^ε^)♪」
とか自分で自分に話しかけながら店の前まで行った。
「いらっしゃいませ~!」
黒服が言い、
「なんか新鮮な感じがするな~」
って感じで中に入った。
席に案内される途中、入り口付近で席で接客をしているしずかちゃんと目が合った。
・・・・・(@_@)!!
みたいな感じで驚くしずかちゃん・・・・・
そんなに目を見開かなくても・・・・∑(゚Д゚)
しばらく待っているとしずかちゃんが横に座り、
「えっ!どうしたの?のんたんがくるなんて?」
「いや、ちょっとさ、しずかちゃんの顔がみたくてさ!(//・_・//)」
俺は精一杯の気持ちでそういったんだけど、こういう店では当たり前に言う言葉みたいだったので無視された・・・・・・・
「でも、うれしい・・・・もうのんたんと会えないと思ってたから・・・・・」
結構いい感じに酔ってきたので一番疑問な事を聞いてみた。
「しずかちゃんさー・・・・・」
「しずかでいいよ!」
「しずかは何で俺に好意的に接してくれるの?・・・・それともお客さんにはいつもこういう好意的な態度をとってるの?」
しずかは少し考えこんで・・・・・
「あのね、のんたんと初めて話したのって、あの店の前のログハウスっぽいテーブルのとこじゃない。だから私にとっては始めはお客さんから話し始めたっていう感じじゃないの・・・・・もちろんのんたんはあいちゃんにいってたから別に指名してもらおうとは思ってなかったし。そう考えると普通に知り合ったって感じになると思うの。それって私にとって、すごい新鮮で・・・・」
なるほど・・・・・・そうだったんだ。なんかめったに起こらない偶然が重なったって感じだね(*゜▽゜ノノ゛☆!
・・・・・・そう
・・・・・・人間って偶然出あったとか
・・・・・・偶然会うきっかけの場所があったとか
・・・・・・なんか運命的なものを考えてしまうよね?
ご多分にもれず俺はそれを強く思ってしまった・・・・・・
いや、決して今の俺とあいの状況がすごい悪いから逃げたいって言うんじゃなくて\(゜□゜)/・・・・・・・・逃げたいのかな?
「そう、これは偶然が重なったんだ!って思わない?」
俺はしずかにそう問いかけ、しずかは
「うん、そうだよね!(^∇^)」
って・・・・・・
とてもうれしそうな笑顔でそう言った。
ま、話し合わせてるだけかもしれないけど・・・・・・(゚ーÅ)
しばらく楽しく話してそろそろ帰る時間だなってって感じでチェックをした。
帰る直前に、
「またきてくれるよね?」
っていうしずかが妙にかわいく見えた・・・・・(〃∇〃)
やばっ!俺にはあいがいるのにΣ(゚д゚;)!
しばらくたったある日、俺はTとご飯を食べてたんだ。
そしたら途中で
ぴぴぴ・・・・・・・
って電話がなり、みたらあいからだった。
やべっ!全然連絡してなかった・・・・・だって前の終わり方は俺からするもんじゃない・・・・・・・・
「もっしー?のんたん?(-""-;)」
「おう あいか?」
「あいかじゃないねん・・・・何で連絡してくれへんの?゛(`ヘ´#)」
怒った口調であいは話す。
でも、あの時の状態見たら誰だって電話なんてしたくないよね?
「ちょ、ちょっとまてよ!俺は悪くないよ!だってあの店での事はお前があんな対応するか・・・」
「はー?何言うてんの(-_-メ?あれはあんたが私を怒らそうとするからやろ?誰だってあんな言い方されたらあーなるっちゅうねんヽ(`Д´)ノ!」
「うおーいっ!!ちょっとまてヽ(`□´)ノ!元はといえばあいがかばんをもってこなかったからああなって・・・・・」
「はー(-_-メ?私はたまたま忘れただけやん?次もってくるいうてんねんからそれでいいんちゃうん?」
「それ何回つづけてんだよ!どうせまた次はもってこないんだろ?」
そこであいは切れたらしく、
「あーわかった、わかった。もういらんねんな?かばん。」
これには俺は我慢できなくて
「もういいよっ!そんなに欲しいんならくれてやるよっ!\(゜□゜)/」って
言ってしまった。 ・・・・・・・もう終わったね、これって。
そしたらあいが、
「ほんまにいらんの?まだグッチ入ってるで?ほ・ん・まにいいの?( ̄□ ̄;)!!」
この言葉はどう解釈すればいいの?
あいがこれで俺たちの関係おわってしまうのを嫌っていったのかは分からないけど、もう無理だよ。
「もう・・・・・いいよ。あげるから・・・・・もう、終わりにしようっ」
て・・・
・・・・・・・そんなこんなであいとの関係は終わりました。一番最悪な終わり方です。
でも恋愛って必ずしも綺麗に終わる事はないよね。
風の便りに、俺と別れてから半年後、黒服と結婚したそうです。
約束の金曜日、俺は店に行った。
「いらっしゃいませ~ヽ(`Д´)ノ」
黒服の大きな声を聞き、席に座る。
程なくあいが横に座り、
「のんたん!久しぶりやね。」
「うん・・・っていっても2週間ぶりくらいだけどね」
・・・・・俺は少し悩んでた。
・・・・・かばんの事を話して、もし、また持ってきてなかったらどうしようって
「じ、じつはさ・・・・・・」
「何?」
あいが俺をみる。
「かばんがさ、持ってきてるよね?」
「ううん!持って来てない!o(^-^)o」
ば・ばーん!!!
「な なんですと?(゜д゜;)」
「あ、えー・・・・・寝過ごしてなー、その置いてる友達の所に行かれへんかってん。次、持って来るわ!(^人^)」
・・・・・・・ま、まーそういう事もあるよ・・・・ね?ヘ(゚∀゚*)ノ
たわいもない話をしてその日は帰った。
次の週の金曜日、俺は事前にあいに連絡を取り、また店へ・・・・
「よ!(*^o^*)」
「のんたんo(^▽^)o」
「今日はかばん持ってきたんだろ?」
「あれなーもってきてんけど、また違う友達の所においてきてもうてん。ごめん・・・・(^人^)」
・・・・・・・・ま、ま、まーそ・・・そういう事・・・・もあるかな?ヘ(゚∀゚*)ノ
それでまた次の週、お店へ・・・・・
「最近全然外で会ってないね?(・∀・)」
「いや、仕事が忙しいんだ・・・・また、都合付いたら言うよ!」
・・・・・・・・もう、あれだね、トラウマなんだよ。だから外で会おうと思うとなんか二の足を踏んでしまう。
「それより、か・ば・ん は?(^∇^)」
「今日は忙しくてその友達ん家にいけなかったの。ごめん(^人^)」
・・・・・・・・・・・もう
・・・・・・・・・・かばんなんて
・・・・・・・・・半分あきらめてて
あいが俺にとってる行動が、何か許せなくて・・・・・・・・
それでも本気で悪いと思ってくれているなら
俺に伝わるって思ってたから・・・・・・・・
「次会った時にま・ち・が・い・な・く持ってきてくれる?(-""-;)」
「うん!分かった!(*^▽^*)」
その言葉に最後の望みをかけて・・・・・・・・
その日は帰った。
さて、問題の次の週、俺は店に行った。
「いらっしゃいませっ!ヽ(`Д´)ノ」
・・・・・もう聞き飽きたよ・・・君の声は・・・・
席に座る。
「あいさんです!」黒服があいを連れてきた。
・・・・・・まあ、今日はまちがいなく持ってきてくれているだろうから、始めから言う必要ないよね!
「あいはいつもがんばってるね!(o^-')b」
「うん、健康だけがとりえだから!o(^▽^)o」
・・・・・等と世間話をし、
もうそろそろ帰る時間だし・・・・・・
「あい もう帰る時間だからかばん持ってきてくれる?(‐^▽^‐)」
「あ、持って来てない・・・・・次もってくるね!o(^▽^)o」
ぷちっ・・・・・・・・ぶちっ!
「お前なーっ!そればっかりやんけっ!いつまでその言葉使い続ける気やねんっ!お前はオウムかっ!\(`□´)/」
もうー無理ッス・・・・・・心の限界デス。
「だからその友達ん家行ってないから取りに行かれへんだけやん。ごめん言うてるやろ?(`□´)/」
「あほかっ!ちょっとでも俺に悪い思ってるんやったら、何かしら悪いって思ってる素振りなり、言葉なりするべきやろっ!それを一言ごめんで済まして後は はい!終わり! かいっ!ヾ(▼□▼;)」
「ごめんごめん・・・・・・・はい、これでいい?2回言うたし・・・・・」
「はははっ!(^∇^)・・・・・・って・・・・・・・お前あほかっ!ヽ(`Д´)ノ」
って話をしてたらあわてて店長が来て、
「すいませんっのんたんさん!今日のところはお引取りをっ!」
「俺はごろつきかっ!\(*`□´)/」
って言いながら黒服に囲まれて店から追い出された・・・・・・・。
・・・・・・・・???
納得できねええっ!!!!!
何よりもむかつくっ!むかつくっ!
何だあいつの態度はっ!
ムキーッ!!ヾ(。`Д´。)ノ
なんか腹が立って腹が立って・・・・・・このまま家に帰ってもねれないよっ!
外に出て・・・・・・少し俺の熱いマグマが外の外気に触れて固まってきたので、冷静になり、
少しでもあいの事忘れたいよ・・・・・・・
っていう考えになり、
・・・・・・・俺の
・・・・・・あの
・・・・・・穏やかで
・・・・・・気持ちが
・・・・・純になれる
・・・・・あの店へ
行く事にした。もちろんその店は、しずかちゃんのいるキャバクラデス。
とりあえず三日後に店に行く事になった。
「いらっしゃいませ!(`Δ´)/」
黒服が俺にそう言って、席に案内する。
俺は妙に覚めていて、心境が変わった今、どうあいに接していいか分からなかった。
「今日は前、預けたかばんを返してもらいにきたんだ。うんっ!」
って自分に納得して酒を飲んだ。
「のんたん!(・∀・)」
あいが横に座りながらそう言って、俺を見てきた。
俺はどういう顔をしていいかわからない、みたいな顔をしていると、
「のんたん元気ないなー、どうしたん?なんかあったん?」
って聞いてきた。
「あい・・・・今日は大事な話をしにきたんだ。」
あいは少し深刻な顔をして黙ってきいている。
「この前、ご飯食べた時の事だけど・・・・・俺、もう耐えられないんだ・・・・・・・あいとあっていても常になんかあいの友達がからんでくるし・・・・・二人で会ってる気が全然しないよ・・・」
するとあいが、
「この前はごめんって言うてるやん。今、じゅんは彼氏とうまくいってないからああいうことしたんやと思うし・・・・・」
俺は
「っていうか、そのじゅんって言う子は不倫をしてるわけやろ?そしてその旦那さんは奥さんと別れる気が全然なさそうやし、じゅんが1人で熱上げてるだけとしか思えないんだけど・・・・・それは彼氏っていうのとは全然違うよ?」
あいは少し考えてて・・・・・・・
俺は、多分あいは友達は不倫してて可能性が低い恋をしているのはうすうす分かってるんだけど、自分の友達だからなんとか応援してあげたいっていう一種のジレンマにおちいってるように見えた。
「じゅんは良い子やねん・・・・素直やし。だからそういう子にはっきり言われへん男がわるいんやと思う。\(*`∧´)/」
じゅん側で見るとそういう事になるのね・・・・
「うん、そうやな。それはあると思う・・・・・・でも、それって典型的な捨てられて終わりっていうパターンだよ?( °д°)」
俺がそういうと
「可能性が低いっていうても、まだわからへんやん。もしかしたらその彼氏が奥さんと別れてじゅんの方にくるかもしれへんし・・・・それに・・・・・・」
「それに?」
「うちらがこうやって付き合ってるのもまず難しい事やで!ヽ(`Д´)ノだって、お客さんと付き合うってキャバ嬢からしたらむちゃくちゃ慎重に考えるし、言い寄ってくる人が一杯おるわけやから。」
「うん、そうだね。」
「だから私はのんたんと付き合えたから今のじゅんの場合も、難しい事かもしれへんけど可能性がないとは思ってないねん。一緒やん!(*`□´)/」
あいはまくし立てるように俺にそう言った。
・・・・・・・・
・・・・・・・妙にその場は納得してしまい、俺はこれ以上その話をする事ができなくなった。
「そう・・・・・かもしれない。」
俺がそういうとあいはにこってして、黒服に呼ばれていった。
うーん・・・・なんかおかしいような?
俺はなんか違和感があったのだが、酒も入っていたのでまあいいかと思い、その日はそれで帰った。
翌日よく考えてみるとおかしい事に気付く。
「あれってただ単に話をすげかえただけじゃん!俺とつきあったのが難しいこ○△・・・・・っていうのはあいに彼氏がいるか、もしくは結婚しててっていう前提ならわかるけど、そうじゃないから余計ありえないじゃん!じゅんの場合は」
て思ったけど・・・・・
今の問題はそんな事じゃなく、俺の気持ちが冷めているのが問題なんだ。
「あっ!かばん返してもらうの忘れたっ!Σ(・ω・ノ)ノ!」
急いであいに電話してみる。
ぷるる・・・・・ぷるる・・・・・・
「はい、のんたん?」
あいが出たので
「「もしもし?実は昨日もって来てっていってたのにかばんかえしてもらうの忘れてた!」
俺がそういうと
「かばん?ごめん昨日もっていくの忘れてた・・・・・・(´・ω・`)」
「えっ?俺、昨日その為に店いったのに。」
「今、かばん友達の家にあるねん。とりにいかんと・・・・」
「ほんとに?それじゃ次その友達と会うのいつ?それに合わせて店とりにいくよ!」
「明後日かな?」
「わかった。明後日だね!じゃあその日に!(*゜▽゜ノノ゛☆」
・・・・・大した話じゃないかもしれない。
しかし、この会話は延々と繰り返される事になる。
意図的なものとは知らずに・・・・・・・・
俺の心の変化を・・・・・・
あいは感じ取っていたんだ・・・・・。
なんで? どうして?( ゚ ▽ ゚ ;)
この言葉の答えが見つからず頭の中でぐるぐるこの言葉がまわっている。
あいにとって俺はそれぐらいの男だったってことなのかな?
しばらくショックで引きこもりみたいになった。
過去を振り返ってみる。
初めてキャバクラにきてゆうと言う子を好きになった。
そして紆余曲折があって、ゆうとはなんでも話せるようになった。
ゆうが好きだから、ゆうの友達の海ちゃんの相談にも進んでのってあげた。
でもそれが原因でゆうはセクキャバで働くようになる。
俺はセクキャバには行かない奴だから疎遠になっていった。
失恋したようなもんなので、その失恋の痛手をはやく忘れたかったから俺は再びキャバクラに通うようになった。
そこであいという子を好きになって告白の末、付き合うようになった。
でも、あいは店の子達ととても仲がよく、そのつながりの強さは俺にはわからなかった。
あいも含むその友達らはよく手首(手の甲側)を切ったりして、その度に友達らはその子の家に行くようになった。当然切った時は誰かに電話する。
俺の私見だけど、決して皆死にたいから手首を切るんじゃなく、手の甲側の手首をきることによってメンバーの誰かが自分の元に駆けつけてくるのが目的だと思う。
そんな状況を知った俺はこういった求心力?みたいなものに嫌悪感をもってきた。
あいとデート中に前もってデート中なのを知ってるのにもかかわらず、また、手首事件(命名)であいに電話をかけてくる。来て欲しいって・・・・
そしてとうとうあいと喧嘩してしまった。
さあ、悪いのは誰? まちがっているのは?
数日後・・・・といっても二週間後くらいだと思う。あいから電話がかかってきた。
「もしもし、のんたん?」
その声は普通に元気な声で・・・・・・
あの時の俺の悟ったような気持ちで言ったあの言葉・・・・・
「わかったよ、じゃあ元気で!」
っていう言葉はあいには届いてないみたいで・・・・・・・・
無邪気に、
「最近会ってないね?今度いつ会う?o(^▽^)o」
って・・・・・・・
そのころの俺は・・・・・・
あいに対して・・・・・もう
愛情を持つ事ができなくて
でも、その言葉をはっきり言う事ができなくて・・・・・・
楽しそうに話してくるあいに、
「今度店いくよ・・・・・その時に、前渡してたグッチの小物を入れてたかばん持ってきてくれるかな?」
って・・・・・・・・・
精一杯自分に、あいに会う為の理由をつくっていたんだ・・・・・・
頭がおかしくなりそうなほどむかついた。
だってじゅんていう子はあいにっ!
彼氏とっ!
会うって事をっ!
二週間も前からっ!
聞いてるんだよっ?!
あ~いらいらするーっヽ(`Д´)ノ!
ボルテージがぐんぐん上昇してきた。
「そやから悪いねんけど・・・・今からじゅんのとこに言ってくるわ・・・・」
ガラガラ・・・・・・ガラ
俺の気持ちが音をたてて崩れていく・・・・・
・・・・・・ぷちっ
「ちょっと待てよっ!お前はそれで・・・・俺とのちょっとしかない大切な時間をつぶすのっ?俺はっ・・・・・今日の日を楽しみにしてっ!・・・・あいから店入らなあかんようなったって電話があって・・・・・・でも、あいが俺と会いたいからって、わざわざ出勤時間ずらしてくれたから・・・・・それでもいいかって無理に納得して・・・・・そこまでして・・・・・・・・・これか?」
もう自分の中で思っていた矛盾が・・・・・抑え切れなくて
彼女と・・・・・俺の・・・・・・
恋人に対しての考え方の違いって・・・
言ってしまえば簡単だけど
俺にとっては・・・・・
やっぱり友達より、彼氏をとって欲しかったんだ。
「でも、じゅんが手首切るって!\(゜□゜)/」
そう言うあいに俺は感情的になってしまって、今まで言わなかった矛盾の部分を、あいにまくし立てた。
「いやいや!俺はあいの手首見たけど・・・・・それ見て何も言わなかったけど・・・・・・お前らの手首切るってっ・・・・・大げさに言ってるだけで・・・・・・・ほんとは・・・・・・
手の甲やんけっ!( ̄□ ̄;)!!
そう、彼女の手首には手の甲側の手首の部分には何回かの切り傷があった。
しかし、手のひら側の手首の部分は・・・・・・
・・・・・・・・・きれいだったんだ。
それをみて、俺はこの・・・・・あれだけ手首切る切った、とかこのグループは言ってるけど死ぬ気はさらさらなく、ただ単にかまってほしいだけなんだろって思ってた。
「いったい何の為に・・・・・お前の周りは・・・・・手首切るって言い出すの?」
そういった俺に対し、あいは何も答えず・・・・・
・・・・・・ただうつむいて
・・・・・・時間だけが経っていった。
「それでも・・・・・・いくのか?」
そういう俺の気持ちも知らず、あいは
「じゅんが大変だから・・・・・ごめんね。のんたん。また電話するわ!」って・・・・・
「わかったよ・・・・・じゃ、元気で。」
そういう俺は怒りを通りこしていて、なんか穏やかな気持ちだったので
少しの笑みを顔に出して・・・・・あいを見送ることができた。
さあ!今日はあいとのデートだo(^▽^)o
夕方に待ち合わせをしていたので仕事が終わってから早めにでた。
えーと、まず軽くご飯を食べてから・・・・・映画でもみにいこうかなp(^-^)q。
2時間くらい前に待ち合わせ場所に着いてしまった俺は、時間つぶしにパチンコでもしようと思ってた。
ぴぴぴーピピピー
ん?
画面を見るとあいからで、
「もしもし?のんたん?」
ってちょっとテンションが低い声で言ってきた。
「あい、どうしたの?」
俺が言うと
「実はなー・・・・・今日、店出勤しろっていわれてん・・・・」
えっ!まじで?∑(゚Д゚)
「うん、マネージャーから電話があって・・・・」
俺は今日を結構楽しみにしてたから
「せっかく久しぶりのデートなのに断わってくれるんだよね!」
って言ったんだ。そしたらあいが
「それは言ってんけどあかんって・・・・」
・・・・・・・キャバクラってそんなに拘束力があるの?
・・・・・・・マネージャー?偉い人?その人の言う事って絶対なの?
・・・・・・・それともあいが店をとったって事?
等と一瞬そう思ったんだけど彼女の意思は固くて、何を言っても聞く意味をもってなかった。
俺はなぜ?の部分を言ってくれなかったので全然納得できなかった。
「それでなーのんたん、私も会いたいし、ほんまは8時から入れって言われてんねんけど10時からしか無理って言って10時からにしてもらってん。だからご飯だけでも食べにいこ?( ´艸`)」
そうあいが言ったので俺はちょっと納得してなかったけど「私も会いたいし」←の部分がちょっと嬉しかったから
「それでいいよっ!」
って言って、自分を納得させた。
・・・・・・なんか理由があるんだよ!給料さげられる・・・とか
・・・・・・今日来なかったら首だぞ!とか
・・・・・・今日来なかったら親にばらすぞ!・・・とか(ねーよっ!)
会おうとする努力をしてくれたってことで、いいよね。
待ち合わせ場所で待つ。するとあいがやってきた。
「のんたん!o(^▽^)o」
「とりあえずごはん食べにいこっ!」
ファミレスに入りオーダーを通す。
たばこを吸い一息ついたところで
ぴぴぴっぴぴぴっ!
あいの携帯がなる・・・・・・・・まさ・・・・か?
あいが携帯をみて
「じゅんからやわ」って・・・・・・・
「もしもし?じゅん?どうしたん。」
あいはしばらく相槌と返しの言葉を入れながら話してるんだけど、なんかマイナス思考?発想?っぽい感じが漂っている。
「あんたなーそんな事で死ぬなんていいなやっ!」
とか
「それはしゃーないやろっ!相手も結婚してんねんからっ!」
とか
「休日とかは会われへんの始めから分かってたんちゃうの?」
・・・・・みたいな返し言葉を頻繁に話す。
・・・・・やだなー・・・そんな話・・・・・。
俺はそう思って、だまって聞いていると、
「もー!わかったから!ほなら電話きるでっ!」
って言って電話をきった。
ダークな空気を断ち切るために俺はテンション上げながら、
「何々?なんかあったの?ヽ(゜▽、゜)ノ」
そういうとあいは
「いや、ちゃうねん。実はじゅんがなー・・・・」
おもむろに話し始めた。
「じゅんの好きな人って結婚してるやろ?そやから休日は会われへんねんけど、ほら家族で一緒に過ごすみたいで。けど、じゅん
がたまには会いたいって言うたらしいねん。当然相手は無理やって言って来たからじゅんが、私は休日はいつも寂しい思いしてる
のに何でわかってくれへんの?っていってんて!そしたら向こうがそれやったらもう会わんどこうって・・・・のんたん、どうしたらい
いと思う?」
・・・・・・・っていうか、その恋愛?自体破綻してるし、なぜこうなる事を考えないんだろうと強く思うんだけど?
なんか話すのもばからしくて・・・・・
「それでな!じゅんが今から来てくれへんかったら手首きるっていうねん。\(゜□゜)/」
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚・・・・・・はあっ?
・・・・・・なんでっ!
・・・・・その女はっ!
・・・・・意味の分からん事をっ!
・・・・・いうんだっ!
おれはそのじゅんって言う子を、こいつ確信犯だって思ったんだ。
わざとあいが彼氏とデート中に限って電話をしてくる。
わざわざ狙って・・・・
それは逆恨み?それともただ単に偶然なの?
話が長くなりそうなんで、また明日書きます・・・・・・・・・・・( ̄□ ̄;)!!
しずかちゃんが店をやめて二週間が過ぎ、俺は一度あやまらなきゃって思ってたのでTに電話をした。
「もしもしT?」
「おーどうしてん!」
Tは仕事中だったので手短にはなす。
「俺、一度あやまりにいこうと思ってさ!(・ω・)/」
Tはすかさず
「俺にか?いや、別にいいよ~(*´σー`)」
「あほかっ!なんでお前にあやまらないといけねーんだよっ!!!(-_-メ」
「いや、しずかが勝手にやめたから、俺に悪いっておもってんのかなって・・・・・」
・・・・・・TにはTの考え方があるんだねΣ(゚д゚;)。
俺は仕方なく、
「俺は悪くないけどわるかったねっ!ヽ(`Д´)ノ」って・・・・・・
いや、無理だって・・・・・・これであやまるのは・・・・・。
「それはそれとして、しずかの次の店ってどこ?聞いてんだろ?」
「おう、知ってるよ!けど、前の店のお客さんには言ってないらしいよ。新たに一からがんばるらしい。・・・・・だからいけへんって!なんぼ誘ってもむりやぞ?」
「いや、お前に言ってもらうつもりはないからヾ(▼ヘ▼;)。場所だけ教えてくれ!」
この勘違い野朗ヽ(`Д´)ノ!
Tは自意識過剰過ぎるんだよっ!だいたい何話しても俺は関係ないから・・・とかまず自分が参加してるか考えて参加してないと膨れるっていうか俺には○△・・・・とか・・・・勘違いしてると思ったら急に仕事が○△・・・とかもちだしてきやがる!ほんまに自分中心にしかも・・・・
「えっ!のんたんが行くの?」
「筋を通したいからね!」
「お前も大変やの~・・・・ま、へこへこの俺には関係ないけどのっ!」
「・・・・・・・・」
キャバ嬢としてしか見てないとこういう反応になるんだなって思った・・・・・・
あいとの会う日の4日前、俺はしずかちゃんに謝りに行こうって思ったんだ。
それで、その事にけりをつけてあいとのつきあいを大切にしようって思ってた。だから早めにいかないとねっ!
しずかの移った店は意外と近くだった。俺は少し気合を入れて店の前まで来た。
「いらっしゃいませっ!ヽ(`□´)ノ」
黒服が俺を見つけて駆け寄ってくる。
「お一人様ですかっ?」
「そうだよ。」
「誰かご指名はございますか?」
・・・・・・・・・しらねえ・・・・・・・・・(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)!
新しい店でなんて源氏名でやってるのかしらねえよっ!!
また前みたいなはずかしい記憶が・・・・・・
「し、し、しずかさんはいますか?((>д<))」
恐る恐る言ってみる。
また誰ですか?それ みたいに言われんだろうな・・・・・・
「はい、しづかさんですね!今日はご出勤ですよ!ヽ(゜▽、゜)ノ」
「!!」
よっしゃー!通じたーっ!・・・・・・なんか嬉しかった。・・・・・・・・そんな事ぐらいで。
でもしづかっていう名前があの子だとは限らないよな?・・・・
違う子だったらどうすればいいんだ?・・・・・
見たいな事で店の前で悩む俺・・・・・・俺ってバカだね(^_^)。
すぐに席に通され、しばらくぼけーっとしていると
「しづかさんです!」
黒服がそう言い、俺の向かいに立ち止まった女の子を見上げた。
「のんたん?」
・・・・・それはなんかなつかしく、なんかドラマで出会う事のない場所で二人が出会い、驚きの再開っ!みたいな・・・・・
・・・・・よく言いすぎ?o(^▽^)o
しずかは声にならない声を出して俺をみつめて立ちすくんでた。
「よっ!そんなとこにたってないで座ったら?(*^ー^)ノ」
俺がそう言うとしずかちゃんは横に座って・・・・・二人は沈黙状態になった。
多分・・・・・・なんでって思ってるんじゃないかな?
俺は俺でちゃんと彼女がいるのに何違うキャバクラきてんだ(-_-メ? とか思われてたらどうしようっておもってるし・・・・・・・
二人の沈黙が続く・・・・・
5分程たってこの空気に耐えられなくなり、俺は話はじめた。
「あのね、俺・・・・・しずかちゃんが仕事中でも少し休む場所をってTを紹介したよね?けど・・・・・Tがしずかちゃんは店変わってしまったからもういかないって・・・会わないっていうから・・・・それで、紹介したの俺だからなんか悪いなって思ってさ!」
しずかちゃんは
「・・・・・・それできてくれたんだ・・・・わざわざ・・・。なんかうれしい・・・・ありがと!のんたん」
・・・・・・なんかほっとした。だってずっと心にひかかってたからさ。
しずかちゃんはすごい嬉しそうに笑ってくれた。俺はその笑顔をみて思ったんだ。
きてよかったなって・・・・・・
「それでしずかちゃん、Tに言ったじゃんか。前の店の客にはここを言わないって。」
「うん、言ったよ?」
「それなのにTにはこの店を教えてたから、考えたんだ。なんでだろうって・・・・・」
「それでどう思ったの?」
「多分、すごい楽な客だから休憩する場所としてTは店にきてもらおうっておもってるんじゃないかなって」
しずかちゃんは少し笑って、
「あはは。T君?確かに楽だけど休憩場所とは思ってないよ?」
まあ・・・・・・確かに答えられない質問だけどね!
しずかちゃんは楽しそうに
「でも、のんたんって面白いね?発想が!・・・・・なんか楽しいの。のんたんといると」
って言ってた。
黒服が
「お客様、お時間ですけど?」
っていうので俺は挨拶をして席を立った。
・・・・・この店は2階にあり、入り口をでると軽く広場になっており、そこから階段があって下に下りるようになっている。だから帰る時その階段まで女の子が見送りに来る。
広場を歩いてる時にしずかちゃんが
「のんたん!今日はありがとね。楽しかった。o(^▽^)o」
って言ってきたので、
「俺も楽しかった。今度Tにごめんねって言いに来さすねっ!\(*`∧´)/」
って言って、帰路に着いた。
・・・・・・それはあいとのデートの4日前で
今日の事で気を良くしてた俺は・・・・・・・
やっぱり筋を通して生きていくほうが
気分いいねって思ったから・・・・・
あいの行動が理不尽さ極まりないなって
今日の事でより強く思ってしまって
我慢できなくなっちゃったんだ・・・・・・・
そいえば2度ほどじゅんて子とあいとで会った事があった。
その子はあいより3歳ほど年上でやけになれなれしく俺に話してきた事を覚えている。
話した内容は・・・・・・・
店でお客さんに一目ぼれしたらしく、その客と連絡をとりあうようになった。
その客は結婚してて、単身赴任して今こっちにいるらしい。
別に家庭が不満じゃなくそれなりに平穏な日々を過ごしている。
この店にきたのは友達と飲んだ帰りに連れてこられた。
この半年、1回しかきていない。
じゅんが一方的な一目ぼれで向こうは全然積極的なアプローチはしてこない。
二週間に1回、じゅんが片道2時間かけてその客の住んでる町に会いに行ってるらしい。
・・・・・みたいな内容だった。
これを踏まえた上で考えるに・・・・・・・・・
「全然向こうはじゅんを好きじゃないじゃんっ!!Σ(・ω・ノ)ノ!」
って思ったけど、じゅんが楽しそうに話すので言えなかった。
「彼は仕事が忙しくてなかなかこれないの・・・・・・だから私が会いにいってるのよ!o(^-^)o」
っていうじゅんは楽しそうなんだけど、なんか俺は笑うことが出来なかった。
「へー会いにいってるんだ。彼も仕事が忙しくて大変だね。」
俺は話の流れでそういった。するとじゅんが
「そうやねんっ!なかなかこっちにこれないっていうねん。2時間もかかるからあったらご飯食べてホテルいくだけになるし・・・・・・・ちゃんと遊んだりデートしたりっていうのがなかなか・・・・・」
「でもむこうは結婚してるし、程ほどにしとかないと・・・・・」
・・・・・・かける言葉がないよ。なんていったらいいかわからないし
・・・・・・・それに
「それって、ただの都合のいい女なだけじゃん。∑(゚Д゚)」
っていうのもなんかさ!
・・・・・・俺はそういうことをするのがいやだし、その男もじゅんもまちがってるよって!、どっちもどっちじゃん!関わりたくねーよ
みたいな感じがあったからね。
・・・・・・俺が店に行った時にヘルプに付いた子に聞いてみた。
「ここのしずかちゃんって・・・・・・」
ヘルプの子は
「そーやねん。しずかさんやめてん・・・・・すごいいろいろしてもらったのに、突然やめたからお礼いいたかった。」
・・・・・みたいな事を何人かから聞いて、俺はこの店の女の子には次に移る店の事をいってないんだなって思った。
「のんたん、次いつ会えるー?o(^▽^)o」
あいが聞いて来たので
「そーやなー来週の火曜日ぐらいだったら時間あいてるよ?」
「じゃ、その日約束ね!」
「うん、わかった!」
「この前とその前みたいな事になったらやだよ?」
「それは大丈夫っ!ちゃんとじゅんとかにも釘さしとくから!」
・・・・・・・・最後の二行の会話は余計だった
・・・・・・・・あきらかに
・・・・・・・・もっと言い方を考えたらよかったって
・・・・・・・・あとあとになって分かったんだ。