ガリレオ事件簿#5
ガリレオvs.完全犯罪の女
資産家の男が自宅で毒殺された。
毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。
難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが………………。
驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作!
面白かった!!!
どうしてその一言だけで感想を終えられないのか。
どうしてトリックだけに感動できないのか。
どうして架空の人物に突っ込みを入れたくなるのか。。
“だからあなたも死んでください”
犯人のモノローグで物語が始まったので、
あとはいかにタイトル回収がされるのか。
犯人の聖女たる所以を求めて読みすすめましたが。
全く聖女じゃないし、
むしろ草薙が見事に堕とされていく様が悪女にしか見えなかったのですが。
いかがでしょうか。
友人から恋人を奪った罪を被害者ひとりに押し付けて心中どころか完全犯罪を企むなんて。
性悪女の極みではないでしょうか。
あなた“も”の指す人物が自分ではないことに、驚きと戸惑いしかありません。
その時が来ないことを願って“救済”を繰り返していたことが、聖女の行いなのでしょうか。
謎は深まるばかりです。
失恋で命に関わる選択をする人の心が全く分からなさすぎて、共感度はゼロでした。
しかしトリックは本当に面白かった!!!
決定的証拠をつかんでいたのが、勝手に翻弄され続けていた草薙だった点も面白かった。
けど!
それが証拠になるかも・・・じゃなく、
気になる人との思い出とっとこう・・・なら
気持ちが悪すぎる!!!
書き起こすと愚痴っぽくなりましたが![]()
続きが気になって一気に読める面白さ
湯川さんが勝てないかもしれない、という強敵感はとても素敵でした。
2008年8月10日
文藝春秋刊