今回のご紹介するのは、いわずと知れたベストセラー、「嫌われる勇気」です。最近ドラマ化もされましたね。原案は、アドラー心理学の研究者&カウンセラーの岸見一郎先生で、著者はフリーライターの古賀史健さんです。

本書は、青年と哲人の対話形式になっており、青年の悩みにアドラー心理学を使って哲人が答えていくというスタイル。とっても読みやすいです。

アドラー心理学は、「目的論」の立場をとっていて、「今」の状態はすべて、「過去」の原因からではなく「目的」を達成するためのものという考え方をします。引きこもりの例を考えると、過去にトラウマがあるから怖くて、家から出られないのではなく、家から出たくないから不安な感情を作り出しているということになります。

怒りという感情もそれと同じで、他人が不快なことをしたから怒るのではなく、他人を支配するために怒りの感情を作り出していると考えます。非常におもしろい考え方ですよね。確かにそういう面もあるかもしれません。

もう少し詳しく書きたいんですがちょっと１０冊まで急いでいるので、短めでいきますがお許しくださいヽ(;´ω｀)ノ

【８冊目】嫌われる勇気/岸見一郎・古賀史健（著）