土曜日。
モモちゃんと「もみ消して冬」を観ながらゴキゲンに酔っ払いながらも、なぜかあのドラマのラストにゴウゴウと泣いていた意味不明なわたし。
襲ってきた睡魔に勝てず、お布団に潜り込んだ。
スマホにゆうくんからLINEが来ていた。
「明日はいますか?」
放置して何時間経っていたのだろう。
「明日はお家にいます」
と打ったつもりが、
「明日はお家にいま」
まで打って送信してしまった。
どっちやねーーーーん。
どないやねーーーーん。
睡魔の渦にかなりの勢いで巻き込まれながら、
「す」
と打ってわたしは記憶が遠くなった。
遥か遠くにLINEで電話が呼び出していたが、すぐに記憶はなくなった。
日曜日。
朝7時15分にゆうくんから着信が来ていた。
昨日の夜はLINEで電話をくれた後、OKーとご陽気なスタンプが送られて来ていた。
休みの日なのに本当に早起きだ。
30分後には
「まだ寝てるんですか?」とLINEが来た。
まだ8時にもなってない。
そりゃ寝てるだろ。
今日はモモちゃんが大阪へと帰ってしまう。
朝9時40分のバスだ。
起き上がって用意をした。
ここからバス停までは車で10分もかからない。
それでも、いつも少し早めに出る。
この日も9時20分には家を出た。
雨が降り始め、だんだんと酷くなっていた。
バス停に着く時には土砂降りになっていた。
早めにバス停に着いたが、バスを待っている時間はあっという間に過ぎた。
「ありがとう‼️また来月ね‼️」
手を振ってモモちゃんはバスに乗って行った。
バスが行ってしまうまで、わたしはずっと見送った。
淋しさがこみ上げて来て、雨が冷たく感じた。
本当に楽しかったな。
来月にはまた会える。
モモちゃんにも、なぁちゃんにも、まゆちゃんにも。
cocoaに乗り、ゆうくんに
「おはようございます」のスタンプを送った。
土砂降りの中、お家へ帰った。
お家に帰り、タオルで雨に濡れた手足を拭いているとゆうくんから返信が来た。
「早く会いに来てください」
え?
可愛いじゃないか。
あんなに着信もLINEも反応できなかったのに。
きっとわたしなら絶対不貞腐れる。
素直に会いたいと言える自分にわたしもなりたい。
言われる方も素直に言われるととても響く。
「土砂降りだけど頑張って行きます」
返信して荷物をまとめ、ゆうくんのお家へ向かった。
「早く会いに来て」なんて。
こんな言葉をゆうくんがわたしに言ってくれる日が来るなんて、想像もできなかった。
まだジャニーズの楽園に踏み込む前の、ゆうくんに依存しまくっていたわたし。
自分の尺でしか判断できず、考え方が全く違う事など全くわかっていなかった。
尽くして尽くして尽くしまくっては勝手に疲れて、こんなに頑張っているのに全く愛情をくれないゆうくんに怒りをぶつけたり、不機嫌になったり。
色々とツラい事もあったけど、今となっては全てに意味があった。
あの彼女がゆうくんのお家に住み着いてしまった時期も。
確かに意味はあった。
色々あったけど、今はゆうくんの全てが好きだ。
これから先、たとえ何がどうなったとしても。
道中、土砂降りの雨は止んだり降ったり不安定だった。
ゆうくんのお家に着いて、ドアフォンを鳴らして
「来たよー‼️」と声をかけてお家に入った。
カギは開けてくれていた。
寝室に行くと、
「うゎーーーーーー‼️」
ゆうくんはめちゃめちゃ驚いていた。
「ドアフォンも鳴らしたし、声もかけたよ」
雨も降っていたし、今日はお家でゆっくりした。
ゴロゴロしてTVを観たり、お昼寝したり。
ゆうくんは電話に出なかった事も、LINEをすぐに返さない事も全く怒らない。
ゆうくんも自分の楽しませ方をよく知っている。
わたしと連絡が取れなかったとしても、その時間をもちゃんと楽しんでいる。
そう思っているのはわたしだけかな。
夕方には雨は上がっていた。
一緒にお買い物に出かけた。
夕飯の相談をしながらお買い物するのは楽しい。
冷やし担々麺とホットプレートで鉄板焼きしようか。
あと、餃子も‼️
担々麺のそぼろはミンチから作った。
たくさん作ったから、またそぼろご飯にして食べてね。
ドラマの録画を1話観たあと、TVで放送されてた
「君の名は」を観た。
少し酔ってしまったゆうくんは、座椅子から降りてわたしの方に寝転んで来た。
空いた座椅子にわたしが座った。
「君の名は」を観ている途中でゆうくんがわたしと座椅子の間に無理矢理入ってきた。
「君の名は」は2度目だが、今回の方が号泣してしまった。
すぐ後ろでは、グスグス泣き続ける声がしていた。
ゆうくん、大号泣。
たった1度の人生で
限られた時間の中で
広ーい広ーい世界の中で
たくさんの出会いがあった中
「今」一緒にいるのはゆうくんだ。
1つ違う道を選んだなら
会うことはなかったかもしれない。
それとも
どの道を選んだとしても
結局はゆうくんとは出会う運命にあったのかな。
生まれた時期も
育った環境も
何もかもが違う境遇にあって
わたしは一旦別の人と結婚もして
それでもゆうくんに出会った。
それでもゆうくんに出会ったんだ。
ゆうくんとわたし
これから先は….