昨日は大山田のこども食堂、
わくわくフレンズさんへ。
初めて来たという小学校低学年くらいの女の子のお母さんが積極的に話しかけてくれたんですが、
「こども食堂って、ご飯が食べられないこどもに食べさせてあげるとこだと思ってたけど、イメージが違いますね!」とお話してくださいました。
※だいたいの会話内容をお届けします↓
私「ごはん食べられないこどもを集めてるところって聞いたら、行きにくくないですか?」
彼女「そういう子たちを私たちでカモフラージュするってことですか?!」
私「それもあるかもしれないけど、もし自分の周りに、貧困かもしれない、気になる子がいたらどうしますか?
【こども食堂っていうのあるんだよ!行ってみたら?(私は行かないけど)】と言えますか?
【こども食堂っていうのがあるんだけど、一緒に行かない?】って誘いたくないですか?」
彼女「へぇー!そういう考え方があるんですね!」
私「特に私たち現役子育て世代が一番役に立つとこだと思ってます。小さいこどもがいると、運営のお手伝いはなかなかできないけど、参加はできます。
貧困って見えにくいけど、我が子のお友達の状況って気にするじゃないですか。もし、気になる子がいたら、【一緒にこども食堂行ってみよう!】って一番言いやすいところにいると思うんですよね」
話しかけてくれたお母さん、(彼女)は真剣に聞いてくれましたが、
その間もうちの子ども達と、友人の子ども達がわちゃわちゃしていて、
私の視線はそっちに飛び気味、
話は途切れ途切れで、
完全なる消化不良(´_`。)
そのお母さんもどうやらブログを読んでくださっているそうなので、
消化不良分、ブログに。。。
こども食堂を運営されてる方達、
支援者、行政、私たち一般人の中には、
「本当に対象者に届いているのか?」
「ただのママ友作りの場なんじゃないか?」
「寄付をしても意味ないんじゃ?」
とモヤモヤしてる方多いと思います。
こども食堂というのはかなり多様なので、
これは私の認識ですが、
地域のインフラであって、
だれでも利用できるものであるからこそ、
貧困対策、貧困予防、地域活性化、
色々な効果をもたらすものだと思うんです。
実はこども食堂は、
こどもをダシにした、
大人のコミュニティでもあるのもポイント。
(ボランティアで運営終了後のお疲れ飲み会が楽しいと言っているくらいがイイ!)
なるべくなら行政が主導せず、
地域の大人が繋がり合う場であってほしいです。
こどもの貧困は大人が原因を作っています。
大人が繋がるのが必須です。
そして今は、
まず【みんなが知っている】状態にもっていく第一段階。
誰もが参加できる雰囲気を作るのが大事なときなのです。
「なんかいいらしいよ」と、
行ったことのない人が噂していたって、
貧困の親子に届くでしょうか?
お金に困っている人は、
支援情報を調べる暇もないくらい、
今をやり過ごすことにいっぱいいっぱいなことが多いそうです。
ましてや、自分が貧困である、助けを求めていい状態だと思ってもいないときも。
そしたら保育園や小学校で、
こどもが友達の様子を話した時、
「あれ?〇〇さんとこちょっと変わってるな?」と気になったときに、
「いつも行ってるこども食堂オススメなの!一緒に行きませんか?」
もしくは、
「うちの子が〇〇ちゃんとこども食堂行きたいって言ってるから連れてってもいい?」と提案できませんか?
まずは「私も行ったことあるよ!」とか、「〇〇さんはよく行ってるよ!話聞けるように紹介しようか?」と、
【当たり前】な、場所にしておきたいのです。
そして、こども食堂には、
貧困について情報を持った人たちがいます。
何か相談できるきっかけがあるかもしれません。
ただ単に楽しくご飯が食べれた。
という経験が得られるだけでもいいと思います。
もしくはそこに行けないかもしれませんが、
自分の地域には『こども食堂がある』と認識してくださるだけでも支えになるかもしれません。
いつでもそこにあって、
困ったら助けを求めていい場所がある。
それだけで頑張れるかもしれない。
そういうのは簡単に数字に表れるものではないので、
「地域が良くなった」「貧困問題に貢献した」
感覚はないと思います。
でも5年後、10年後、我が子が子育てするときに・・・
こども食堂があってよかった
と思えるといいなぁと思います。