これすっごく好きーーーー
明日海さんのDVDで次何買おうかな〜って思って『明日海りお DVD お勧め』で検索したら、このアリスの恋人が明日海さんの魅力がよく出ているとの意見がけっこうあったので買ったんです。
たーしかに、納得
この前に見たのはベルばら、エリザベート、ベルばらマリー&フェルゼン編、で衣装は中世ヨーロッパのキラキラゴテゴテ続きで、内容も荘厳で『THE
宝塚』って感じで重たい恋愛で…って、何と言うか胸焼けしそうな作品ばっかりだったんですよね(笑)
でもこのアリスの恋人は舞台はおそらく現代で、世界観はわくわくするような不思議の国のアリスで、観た後はすっきりと爽やかな余韻に浸れました
そして明日海さんの魅力が本当によく表れている作品でした
あらすじとしては、
現実世界で辛いことがあった少年がナイトメアに頼んで覚めない夢に落ち、その夢に通りすがりのアリスという名前の女の子（と言っても20代）が紛れ込む。
超絶ワガママな赤の女王が治める夢の世界ファンタスマゴリアでは、少年はストーリーテラーのルイス・キャロルとして生きており、女王に物語の続きを早く書かないと首をはねると脅され続けている。
紆余曲折ありアリスがそのお手伝いをすることに。２人で物語を作っていくうちにお互いに引かれ合い、ルイス・キャロルは夢では忘れていた現実世界での自分のことを知る。
赤の女王は病気で死んでしまった大切な妹…ナイトメアは闘病中現実のあまりの辛さに寝ている間に見る夢の方を現実と考え大切にしていた妹が仲良くしていた存在だった。
しかし、現実世界で再びアリスと巡り会いたいと思ったルイス・キャロルは夢から覚めるためにアリスと一緒に行動を起こす。
赤の女王を大切にし、夢でしか生きられないためにファンタスマゴリアを消滅させたくないナイトメアに行く手を阻まれるが、真実を知った赤の女王の説得により、２人を現実世界に戻すことに納得。
２人は無事に現実世界に戻り、夢の出来事を忘れることなく再び巡り会い恋人となる…♡
という感じです。
まずね、明日海さんが学生（おそらく高校生）という設定に萌え、ですよ
アリスにはぶっきらぼうな口調で話すけど、結局は好きになって守ろうとする…いわゆるツンデレってやつですな。
ツンデレというか、高校生だし恋愛に対しての未熟さ？も表現されていたのかしら。
でも総合的にみてあんなイケメンな行動する高校生は絶対いない。
自分の作った物語を楽しみにしてくれていた大切な妹を失い、母親はその辛さから精神を病み（少年は母親に処方された薬を飲んで眠りに落ちる）父親は仕事に没頭し家族はバラバラ、学校では物語を書いたノートを同級生に晒し者にされて嘲笑われ…
辛い記憶を封印して夢の世界で生きる少年がアリスとの出会いをきっかけに自分と向き合い、一度は逃げたけれどやっぱりもう一度自分を取り戻して現実を生きたい！と強く思うその流れが、ありがちなストーリーであれど心に響きました。
赤の女王が少年が夢で作り上げた妹の化身だったりルイスキャロルの邪魔をするナイトメアの動機とか設定が意外性があって複雑だったので、ストーリーのシンプルさがかえって良かったのかも。
これでストーリーまで難解だったらちょっと難しくてすっきり観られなかった気がします
アリスはフツーの20代前半（と思われる。児童文学の編集者であり最初の場面で酔っ払っており、少なくとも職業に就いてお酒が飲める年齢の設定）女性という設定なのですが、ちゃぴちゃん（愛希れいかちゃん）のアリスの衣装の可愛いこと
これが男役から転向したばかりの頃ってマジか？！
やっぱりヒロイン役に入り込めると感動が違いますねぇ
エリザベートもベルばらフェルゼン編もヒロインに感情移入さえ出来たら全然違っただろうに…
しかし現実世界での年齢はアリスは20〜24あたり、明日海さんは17前後…。こ、この設定は…児童福祉法？とかそこらへんは大丈夫だったんだろうか
と思ってしまったのでした(笑)
まぁ年齢差は３〜７つ程度なので、女性の方が歳上とはいえ恋人同士としては有りですよね。
明日海さんとちゃぴちゃん（明日海さん上級生ちゃぴちゃん下級生）のキャラ的にも有り有り。
でも自分に高校生の息子がいたとして、20代前半の女性とお付き合いしていたら…と考えるとナシナシ、だけどな
赤の女王（設定年齢10歳）も可愛かったなぁ
そして歌うま〜
実は闘病の末死んだ妹、現実世界は辛いことばかりでわがままも言えなかったのでせめて夢ではわがままをいっぱい言ってほしいという少年の心が生み出した赤の女王…ってのがまた泣かせます
ビジュアル的にも可愛かった声も性格も少女っぽさがよく出ていた
そして赤の女王を大切にするナイトメア（星条海斗）。
『ふざけるな！！』で一瞬ベルばらのアランが見えたけどねw
私の観た順番がベルばらが先だっただけで実際演じられたのはこっちの方が先なんですけどねww
あと、どなたかもブログで書いていたけど、なぜかラスボス感漂う白の女王(笑)
気高く美しいその姿や口調は、自分が強い存在だということを自覚している。
だぶん登場人物の中で最強だろう。ほんとラスボスでしょうな
イチオシのシーンはやはり『（夢から覚めてからも）忘れられないようにしてやるよっ！』からのキス
ですかね
ここで射抜かれた明日海ファンは一体何人いるんだろう…。
台詞自体は最初『くさっ！！
』って思ったけど、やはりそこは好きなジェンヌさんの言うことなので萌えてしまうわけですよぉぉぉ
でも高校生がこんな台詞吐いてキスするかねぇ…？
しないしない。
キスシーンは毎度のことながらキュンキュンするわけですが、実は１番好きなのは最後の全員でのダンスです
このDVDは宝塚の劇場で収録されたものではないのであの大階段はなくヅカのフィナーレっぽくはないのですが、普通のミュージカルを宝塚が演じたという感じがまた良かったです
ダンスの音楽もディズニーみたいにわくわくするリズムで振り付けがめっちゃ可愛くて、その可愛い振り付けを明日海さんがやっているというのがまた…！！
モー娘とかAKBがやっていてもおかしくないような振り付けを明日海さんがやっているのが可愛くて可愛くて悶えました(笑)
そして最後にちゃぴちゃんを抱きしめての頭ポンポン
ちゃぴちゃん羨ましーーーーーー
でも私がそんなことされても絵にはならないのでされたいとは思わない、かな
あれは相手がちゃぴちゃんだからいいのダ。うん。
ヅカって皆でダンスするときは滲み出る個性はあれど動きは揃えるじゃないですか。
でもこの作品のフィナーレのダンスはそれぞれのキャラの個性を出して踊っているので楽しく観られました
明日海さんはまぁヅカっぽいいつものダンスですが、ちゃぴちゃんは可愛く跳ねるようなダンス…ラスボス白の女王は気高く控えめなダンスって感じで。
こんな感じで見所が盛りだくさんだったので、何度も何度も見返しています
あとあと、お楽しみの稽古映像
このDVDはスカステの映像の合間にちょこちょこ稽古映像が入るスタイルでした。
スカステの映像というのが、主要キャスト（星条・明日海・愛希・紫門・珠城・愛風）の対談だったんですけど、これがけっこう面白くて
やっぱり素顔の明日海さん好きだわぁ〜〜〜というのもありますが、なんかね、やっぱりところどころ喋り方とか可愛いんですよね萌えるんですよねっっ
明日海さんファンの方のブログをいくつか読ませていただいたのですが、明日海さんという人物の表現でちょくちょく使われている『ほわほわ』というの、納得です(笑)
喋り方がほわほわしてる。でも決してアホではない。
知的レベルがどうとかって喋ってるの聞けばある程度わかりますよね(笑)ちゃぴちゃんはちょっとおバカさんと見たww
なんたって静岡雙葉出身で頭の良い&家柄の良いお嬢様ですからね。
どこまで兼ね備えてるのかこのヒトは…
あ、あと萌えたのが、ちゃぴちゃんが稽古中に他の出演者に『みりおさん（明日海さん）がきれいすぎてどうしたらいいですか』と言っていたらしいこと
他の出演者も『あ〜みりおちゃんきれいだよね。立ち回りしてるときとか、きれいだなぁ…って思ってた』とか口々に言っていて、美しいジェンヌさんから見ても明日海さんはきれいなんだなぁと
明日海さんは『いやいやいや…そんなんじゃないですよ
』って謙遜していたけれど、ちゃぴちゃんにはしっかり『緊張してる場合じゃないからっ
』と上級生らしくお説教モードでした
でもそのお説教モードが『ほわほわ』でまた萌え…←
こうやってただでさえ綺麗なジェンヌさん達がお互いの綺麗さにドキドキしながら一緒にお芝居してるかと思うと、ねぇ？想像するだけでこっちもドキドキするわ(笑)
みとれるほど綺麗な相手にキスされたり（くっついてないけどな）抱きしめられたり頭ポンポンされたりしながらしっかりお芝居するなんて…ちゃぴちゃんある意味鋼の心臓だな
そしてこの対談映像で１番ウケたのは、明日海さんの星条さんとのやり取りでプラスビームを受けるときの身のこなし。あれ早過ぎだろ(笑)
ほわほわしてたのが一瞬お芝居モードになって無駄にカッコ良かったぞーーーー
以上、アリスの恋人の超個人的な感想でした