久し振りにあるスーパーへ行った。買い出しと新しい財布を買うためだ。
大分入っている店舗なども変ってしまっていて、なかなか財布が売っている所が見付けられずにいた。
1階にはなさそうなので、2階に上がろうとした時、不図コーヒーの香りがして来た。1階部分のどこかに飲食店か何かあるのだろうか。
上がって暫く探すと、奥の方にやっと財布の売っている場所を見付けられた。元来、財布とかにこだわる方でもないのだが、穴が開いて小銭がポタポタ落ちるようになってしまったのだから仕様がない。
財布もいい物にすると、お金も入って来るようになると確か何かの本に書いてあったので、ちょっと高めのものにしようか。
優柔不断な性格なので、黒いやつと青味がかったやつとでかなり迷った。どちらもプチ・ブランドものらしい。
黒いやつは肌触りが良い。開くと中が青味がかった方はデザインがいい。後ろに万引き抑制か何か知らないが店員が居座り始めた。やはり新しい財布ということで心機一転の意味合いや、それにちょっと高級感もあるので青い方に決めた。
と、今度はレジが分からない。後ろの店員に聞こうかとも思ったが、ウザいからやめた。暫く探すとレジはあった。小銭がパンパンになってしまった。
エスカレーターもあったが、面白いから階段で下に降りて行った。するとまたコーヒーの香ばしい薫りが漂ってきた。
降りてちょっと出口に迷ったが、コーヒーの薫りがどこから漂ってくるのかも気になった。ウロウロしていると、1階の真ん中の所が広いスペースになっていたが、そこのいくつかの自販機の一つにカップでコーヒーを売っているものがあった。ずっと薫っていたのは多分これだろう。
ちょっと覗いてみると値段も100円で砂糖・ミルク入れの指定も簡単そうだったので買ってみた。モカ・ブレンドだ。なかなかカップが出て来ない。小さい窓の横にカウトダウンしている数字がある。どうやら中でちゃんとドリップしているらしく1分くらい掛かるらしい。
待ってる間、隣の女子高生がアイスを買って、そのアイスをスマホで撮っているの後ろから見たりしていた。その母親らしい人がすぐ横から小さい女の子を連れて来て、そのコーヒーの自販機をチラチラ見ながら、さっきの女子高生と何かを話していた。
小窓の扉が自動で開く。やっとコーヒーが出て来た。猫舌なので暫くフーフーしていた。テーブルと椅子もいくつかあったが、さっきの親子連れが座ってしまったので立ったまま飲む。
火傷しやすいのは舌の先なので、熱いのもは舌を下に寝かせるようにようにして、そのまま喉の奥の方に流し込むようにすると火傷しづらいのを思い出して飲んでいたが、熱いものは熱い。
すると、さっきの母親がまたコーヒーの自販機の方に来て、しきりに中を覗いたりしていた。買えばいいのに、と思いながらコーヒーを飲んでいたがこれがなかなかに美味い。やっぱり少し舌の先の方がヒリヒリしてしまったが、ちょっと量が少なくて残念に思ったくらいだ。
買い物をしていると、知らず知らずにちょっと興奮したような状態になるものだ。体が芯からあたたまると心も落ち着いてきて、本当にほっと一息つけた。
これからは積極的にカフェとか利用してみようかなとか思った。