先日、息子が
「学校へ行きたくない」
と言いました。
それまで一度も、
そんなことを口にしたことはありませんでした。
しかしその日は、起きる時間が少し遅く、
朝起きてから、少し間をおいて
「今日、学校休みたいなぁ……」![]()
と、ぽつり。
その一言を聞いた瞬間、
胸の奥が少しざわつきました。
理由を聞くと、
帰宅中に仲の良い友達2人に押し倒され、
転んでしまったとのことでした。
実は以前から、その友達とは
突然無視されたり、机をぶつけられたりと、
小さなトラブルはいくつか起きていました。
ただ、翌日には
「一緒に〇〇して遊んだよ!」![]()
と、何事もなかったように話すことも多く、
「子ども同士では、よくあることなのかな...」
と、どこかで自分に言い聞かせていた部分もありました。
その友達は、他の子供達とも問題を起こしていると聞いていたので、
「たまたま巻き込まれただけかもしれない」
そう思おうとしていたのも、正直なところです。
でも、その日は違いました。
「やだ!」![]()
とはっきり、迷いなく言ったのです。
その一言で、
こちらの気持ちが一気に揺れました。
休ませるべきなのか...。
それとも、ここで休ませたら
「嫌なら休めばいい」と思ってしまうのか。
頭の中で、いろいろな考えが
ぐるぐると回りました。
ただ、息子の様子を見ると、
どこか少し、無理をしているようにも見えました。
悩んだ末、
その日は休ませることにしました。
「これで良かったのかな...」
そう思いながら。
翌日からは、何事もなかったかのように
元気に学校へ行きました。
でも正直、
「もう大丈夫だ」と
心から安心できている状況ではありません。
小学校1年生。
まだ自分の気持ちを、
うまく言葉にできないことも多い年齢なのだと思います。
だからこそ、
大きな問題が起きてから気づくのではなく、
小さなサインのうちに気づいてあげたい。
今はそんなことを考えながら、
少し意識して様子を見ています。
息子は、世間一般的には「最難関」と言われる
国立の附属小学校に通っていますが、
実際に通ってみると、思っているほど
「理想的な環境」ばかりではありません。
問題を抱える子も数人いて、
親として悩む場面も、少なくありません。
「結局どこに行っても、
悩みは尽きないんだろうな……」
最近、そう感じることが増えました。
私立に比べれば、
さまざまな背景を持つ子どもの割合が多いかもしれません。
でも、それも含めて
「国立という学校」なのだと思っています。
有名な学校へ行くことより、
何かあったときに、
子どもの小さな声に気づけるかどうか。
今は、その方が大事なんだろうと
自分に言い聞かせながら過ごしています。
ただひとつ、
良かったなと思うことがあります。
それは、息子が
「きちんと言葉にしてくれた」こと。
気持ちに蓋をしてしまって、
親が気づかないまま
手遅れになってしまわないように。
これからもその声だけは、
きちんと受け止めていきたいと思いました。



