ヨーロッパ ガーデニングで自給自足 
ガーデニングとは、もともとイギリスで行われていた庭園作成法を日本語に翻訳せずにそのまま横文字で定着させた庭園作成術です。


日本にもともと庭園術(ガーデニング術)がなかったわけではありませんが、今日では主に庭やベランダなどでの花栽培や家庭菜園などの家庭で行われる造園園芸の一種がガーデニングとして日本では呼ばれているようです。




pictures_TB_attractions_1_2008_Mestni_park5_Slovenia_Slovenija_Maribor_Pohorje_Marko_Petrej_161164.jpgヨーロッパ ドイツでは現在、戦後の町の造園計画が実ったのか、公園都市ともえいるほど緑豊かな町が実現しています。


春先から夏にかけては、町中にある公園はピクニックやスポーツなどのレジャーを楽しむ人たちで賑わい、市民の憩いの場となっています。









Kleingarten-Fahnen.jpgそんな中、家庭菜園などを楽しむ人のために"kleingarten verein"と呼ばれる協会が小さな庭(菜園場)を貸し出しています。

「隣人との垣根を高くしてはいけない」、「土日は機械を使った作業をしてはいけない」などの規定が厳しい為、現在若者にはあまり人気ありませんが、ドイツでは個人の庭先では勿論の事、このような場でガーデニングを楽しむ事ができます。



食とエネルギーの自給自足


さてこのブログの本題は楽しむガーデニングと自給自足。 なぜヨーロッパでの生活の一部を紹介するかは、簡単に言うと生活のリスクヘッジの紹介です。


会社一本で生きてきた人生に、無論、会社(仕事)がなくなった後の人生はありません。
(営利を追求する目的である組織に人件費を削減する事は真っ当な理由であり、そこにリスクヘッジ(命綱)なく私たちの生活の全てをかける事はリスクが高すぎる時代です)





人間が生きていく上での絶対必要条件は食、エネルギー、居住地(住居)であり、これが生活の基本とも言えます。


1)食料を自分で自給自足する(1坪程の場所でもある方法で収穫度を上げれば、家族1年分もの野菜を自給自足できるとも言われている)

2)エネルギーを自給自足する(ドイツでは風力発電などにより個人が自給自足は勿論、エネルギーを売ることも可能になってきている)

3)家賃がかからない(もしくは自分の資産が家賃代を稼いでくれている)



これだけ何とか自分で構築できれば最悪の場合、職を失ってものたれ死にすることは避けられ、そして何よりもこれらの資産が大きくなれば、私たちに大きな富をもたらしてくれるのです。


一昨年「小さな庭」と呼ばれる庭(菜園場)を譲り受けることが出来ました。 大きさは約500平米。年間管理費は庭協会にたった2万円程度(都市によって変わる)。出来るだけお金を使わずにをモットーに、楽しいガーデニングと3つのテーマの研究の紹介をします。
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庭を格安で購入

2009年8月に庭を格安で購入しました(購入と言っても借地料は年間150ユーロ(2万円程度)別途にかかります)。 それにしてもとんでもなくいい条件なので、「もしいらなくなったらまた売れば言いや。。」 程度の考えで購入。

格安の理由は、
1)全く手入れされていない(草木がぼうぼうで小屋の屋根もぼろぼろ。殆どお化け屋敷状態)。
2)3年間買主を探したが見つからなかったようだ。
3)荒れ放題に荒れているので、ネズミや害虫が住み着き、周りからの苦情が絶えなく早く手放したい。。。

と言った事情があったようです。


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ここドイツでは個人所有の庭が無くても町が公園の中にあるような環境なので(どの町もすぐ隣に森があるようなつくりになっているので)、若い人に取っては全くと言っていいほど不自由はありません。

でも自分で野菜を作ったり、自然エネルギーを利用したりするには、やはり個人所有の敷地がどうしても必要。また好きな草花や木々を植えて自分らしいガーデニングを楽しむのも個人所有の敷地ならでは。

と、言った所で庭の大改造が始まったわけです。