この春

中学生になった娘桜



幼稚園入園前

大好きなお兄ちゃんと

早く一緒に幼稚園に通いたくて通いたくて…



小学校入学前

お兄ちゃんから聞く

小学校生活に憧れて

早く小学生になりたくて…


休み時間は

支援級にいるお兄ちゃんに

よく会いに遊びに行っていました



中学校入学前

憧れの制服を楽しみに

そして

久しぶりのお兄ちゃんとの学校生活を

楽しみにしていた娘




中学校卒業後の進路は

息子は何かしら支援を受けられる学校へ

進学を希望しているので


きっと

兄妹で一緒の学校へ通うことは

これが最後の1年になることと思います



産まれた時から

娘にとって

お兄ちゃんはお兄ちゃん


娘はまだ

お兄ちゃんが

自閉症スペクトラムであることを

知りません



でも

みんなと少し違うところがあること


苦手がたくさんあること


そして

とてつもない得意なことがあること

(どうやったって

 家族が敵わないことがたくさん)


そう思っているみたいで

色んな気持ちがあるけれど

尊敬をしているようです


そして

尊敬と一緒に

苦手がたくさんあることを

気にかけている気持ちもあるようです






息子は行事に苦手意識が大きくあります


とても真面目な息子は


『ぜんぜん好きじゃないけど

 出来ないからって

 クラスのみんなに

 迷惑をかけるのは申し訳ないから

 出来ることはしておきたい』って


そう言って


家でこっそり

行事の練習をしていることがありました



娘は

そんなお兄ちゃんの気持ちを知って


『大丈夫だよ~!

 意外と行事が好きじゃないって人

 結構いるよ~


 わたしも間違えることぜんぜんあるよ~』って

よく声をかけていました



それでも練習を続ける息子をみて

『真面目かっ!』ってよく言っていました






入学式を終え

娘のクラスでは

委員会や役員決めがあったそうです


娘は

行事の実行委員会に立候補したそう


そして

その立候補した理由を

みんなの前で発表する時があったそうで


帰宅して

わたしにも教えてくれました



『わたしにはお兄ちゃんがいるんですけど

 あんまり行事が好きではなくて…

 でも

 そんなお兄ちゃんも楽しめるような

 行事にしたくて立候補しました』


と言ったそう


(きっと

 お兄ちゃんも楽しめるような…って意味は

 みんなが楽しめるような…って意味で

 学校みんなで楽しめる行事にしたいって

 ことなんだろうなぁって

 思いながら聞いていました)


教えてもらったときは

ちょっとびっくりしましたが

でも…

小さな頃から

ずっとお兄ちゃん大好きでいる

娘らしいなって思いました




先週

懇談会があって

娘の担任の先生にご挨拶させていただいた時


昨年度

先生は

支援級でも関わりを持ってくださっていて

息子が行事が苦手なことをご存知だったようで


今回

娘が委員会に立候補した理由を

先生からも教えていただき


娘の発表を聞いて

涙が出そうでしたとお話してくださって


きょうだい児の想いを

汲み取ってくださる先生のお気持ちが

とてもうれしかったです




兄妹で一緒の学校に通える

最後の1年


わたしも

この1年を大切に過ごしながら


娘と息子がお互いに

一緒の学校通った時間が

それぞれの思い出に残るように


見守っていきたいなと思っています