『アントキノイノチ』 作者:さだ まさし
そうです、いわずと知れたあの「さだまさし」さんの小説。
歳をとればとるほど、心に届くよね~。まーしーの歌詞。
「関白宣言」が私は好きです!
で、本題の小説。
(あらすじ)
主人公の杏平は高校時代、親友と思っていた友人の「裏の性格」を知り、
それをキッカケに二回ほど、その友人を殺しかける。
それがもとで精神的な病気になっていく・・・
父の紹介で「遺品整理」の会社に見習社員として働くことになり、
そこで働く人々を通じ、少しずつ自分を取り戻していく・・・
というような内容。
杏平の高校時代の話と、現在の仕事の話が交互に書かれているんだけど、
アントキとコントキがうまく絡んでいて良かった。
遺品整理の仕事では、「孤独死」された人々のお部屋、時には凄惨な現場を
心を込めて整理していくんだけど、
一人暮らしの私には、リアルに身につまされたよ・・・
この小説でこころに留まった台詞。
杏平のガールフレンドゆきちゃんの言葉。
「生命って凄いね。
生きているだけで、凄い、と思う。
私ね、老人ってホントに凄いと思う。
だってね、ずっと生きてないと老人になれないんだよ。
なりたくてもなれない人の方がずっと多いんだよ。」(本文抜粋)
実に哲学的。
ゆきちゃん、スゲーよ。
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