もう既に、実家が取り壊されていた。
実家の前の家のMちゃんから、写真が送られた。
Mちゃんは二人姉妹のお姉さんで、私とほぼ同世代の昔のご近所のお友達。彼女は長年他県で働いてて、何年か前にお母さんを亡くしてる。お父さんはもう、50年以上も前に亡くなっている。彼女はわざわざ仕事の定年で実家に戻って来たのだ。
何十年ぶりに会った時は、タイムスリップした様に昔の事が走馬灯の様に思い出された。とても嬉しかった。
Mちゃんは我が実家を気に掛けてくれてた。ありがたいなぁ。実家があれば、たまたまお茶飲みに行けると思ってたのに。
父親の大事なものを引き取ってきたが、その中には父の昔の写真や尋常小学校の時の成績表や、健康測定表だったり、父が描いた絵も出て来た。絵を描くのが好きな様で、何枚か出て来た。それは昔の食卓の様子や、街中を歩く子供達の様子だったり。今の様に絵の具は鮮やかではないが、一応絵の具で塗ったであろうの色彩がある。とても貴重だ。これは、私だけの宝物にしようと思う。


