キョーコはブラとショーツのみという

  あられもない姿で古賀の前にいた。

     どうしてこうなったかというと…。


    古賀に料亭に連れてこられたキョーコは

  楽しく食事をしていたが、会話の中で

  「そのままの君では敦賀くんが夢中になる

   ことはないよ。」と古賀から言われた。

     そもそも好かれていないのを知っている

  キョーコはやりすごそうとしたが、思わず

   「どんなところでしょうか?」と聞いてし

   まった。

      古賀はニヤリと笑った。

   (…引っ掛かった。京子ちゃん、片想いだと

    思ってるもんね。敦賀くん、ヘタレの君が

    悪いんだよ。)

     「判ってると思うけど、お色気のなさか

     な。でも、俺の指導で解消されると思う

     よ?」


       そして冒頭の姿となった。

      「恥ずかしいです。古賀さん。」

       キョーコの恥じらいに古賀は柄にも

     なく胸が高鳴った。

        透き通る肌にまっすぐに伸びた

     長い足。モデルばりのスタイルを

     しながら幼い容姿。目鼻立ちはもの

    すごく整っているが、化粧が薄いので

    地味な印象があるが、とにかく完璧な

    子だ。こんな凄い子独り占めにしよう

    なんて敦賀くん甘いよ。

     「あの、指導は?」

        キョーコに促され、古賀ははっとした。

      「まず、衣服はおもいっきり脱ぐこと。        
      俺、ブラやショーツ着けていいっていっ

      たっけ?そんなにおずおずしてたら敦賀

      くん、抱いてくれないよ。」

      「あ、あの…敦賀さんに…そんな」

         キョーコは全身を赤くした。
   
        古賀はむっとした。

      (…俺を前に他の男のこと考える子なんて

      見たことないよ。ムカつく。この子の欠

      点か…う~ん、そっか!)

      「その、小さな胸どうにかしないとね。

      ブラ取って。」