初来日で訪れた京都。

      そのとき、彼女に出会った。

    「妖精さん?」

     黒髪でつぶらな眼差しのキョーコちゃ

   ん。

     俺の初恋の女の子。

     次に出会ったのはLME。

     彼女は茶髪で『不破尚に復讐するため』

  という信じられない理由でうちに来た。

     キョーコちゃんとは気がつかなかった。

     気に入らなかった。しかし、なぜか

  無視することができなかった。

     日本に来てはじめての気になる人物。

     松内瑠璃子との対決の時の彼女の着物

  姿にみとれた。美しかった。

     俺のあげた石をもっていたことで彼女が

 キョーコちゃんと気がついた。

    彼女のことばかり考えるようになった。

    彼女の美しさから目が離せなくなる。

     これが恋と知った。

     それからというもの己の欲望を抑える

  のに躍起となっている。

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      今日、彼女と想いがひとつになり

   彼女の育った旅館の一室にいる。

     キングサイズのベッドの中。

     ディープキスに怖がられて、凹んだ

    俺は我慢してそのまま何もせず、

    休んだ。

       しかし、眠れず愛しいキョーコの

    寝顔をみつめた。

       幸せそうに眠っていた。

       指で唇をなぞる。

       足りなくて唇に軽く触れる。

       首筋も撫でていき、浴衣の中に

       指を入れて弾力のある胸を包み込み

       頂を親指で刺激した。

      「う…蓮さん。」

        キョーコの甘い声に蓮は驚いたが

     眠っているようだ。

    (…俺の夢を見てる?)

        浴衣を押し広げ、白く透き通った

     胸と薄いビンク色の頂を堪能する。

        両胸に痕がつかないように軽く

     口付けながら内腿に指を滑らせていく。

    「んんっ……。」

      未開拓の秘所は狭くて無理はできない。

    ゆっくりと長い指を進めていく。

     「あっ…あ…痛っ…んんっ…あっ」

     キョーコの表情を見ているだけで

  ぞくぞくしてくる。

      身体が反り返って顔も紅潮してきた。

      蜜も溢れてきて、指も二本入るように

   なった。

       刺激を強めていく。

       口許から唾液も流れて艶かしい。

      色気がないなんて嘘。

     

       キョーコ、イッたみたいだし、

      今日はこのくらいで…。俺が止まらなく    
   なる。身体も疼いてきているし…。

      そうだ、浴衣は、はだけたままにして

   おこう。ふふ、プチ意地悪?

      おやすみ、キョーコ。愛してるよ。

     





2017.5.12加筆修正