蓮とキョーコは部屋で食事を済ませ、
(何も言わないのに二人分用意されていた///)
ロビーに向かった。
「おはよう、キョーコちゃん。」
女将は普通に挨拶してきた。
さすがに心得ている。
しかし、社長のローリィはにやにや笑い
ながら二人に近づいてきた。
「蓮~ん。最上くん、なんか雰囲気変わっ
てない?しっとりしてるような。」
「別に変わってませんよ。ねえ、最上
さん。」
「はい、敦賀さん。」
「??」
ローリィは蓮はともかく、キョーコは
茹で蛸のように真っ赤になることを楽しみ
にしていたのだが。
実は蓮がキョーコにアドバイスしてい
た。
「社長の前では女優魂を見せて・ね?」
最上キョーコ、女優として社長さんを
騙して見せます!
挨拶して立ち去る蓮とキョーコ。
ローリィは葉巻を吸いながら二人を
みつめた。
(…蓮よぉ、余裕かましてるのも今のうち
だぜ?不破を追っているカメラマン、例の
写真を『boost』に売ったってよ。)
「ん?」
ローリィはロビーで大型TVを凝視して
いる人物を発見した。仲居頭のウメだ。
「え?えーっ、キスしてるのぼっちゃま
とキョーコちゃん?!」
End
長編になってしまいました(ToT)
めちゃくちゃ疲れました。
ご愛読ありがとうございました。
2017.6.20加筆修正