「モー子さん、月9出演代わって!」

  キョーコから頼まれたが、女優である自分

が単発出演ってどうだろう。

  土9が指定席になってる自分的に月9に顔を

出すのも悪くはないが、できればヒロインで

でたい。というか、何故にキョーコにオ

ファーがいったのだろう??  

    ははーん、社長か社さんの仕業ね。(椹主

任の仕業です。)

  「なんでまた、急に都合悪くなったの?」

問いながら、まさか、ドラマのヒロインでも

決まった?

  「敦賀さんが、想い人に告白するって!」

  「え、想い人ってあんたじゃない?」

   奏江の言葉にキョーコは固まった。

   「違うの。来年高校卒業のキョーコさ

    ん!」
 
     「あんたじゃん。」
 
     なにいってるんだろう。この子。

      「違うのー。違うキョーコさん!」
   
    敦賀さんと月9にでる、来年高校卒業の

違うキョーコさん?

    あー、バカくさ。曲解思想もここまでくる

とビョーキだ。

     「ごめーん、キョーコ。私、その日エス

テだわ。」

     頑張れ、キョーコあんたしかいないか

ら。あのヘタレやっと告白かあ。周りがまち

くたびれたわよ。