‐‐‐‐‐‐‐整理再び‐‐‐‐‐‐‐

部屋に戻り、ライブでやる曲の練習を始める。

ああ、やっぱりラブソングとかじゃなくて良かった。集中して弾いてると、暫し恋のモヤモヤから抜け出せた。

あんないい子に言い寄られて、断るバカなんていないだろう。

いたわ。バカな俺は、一回断ったんだった。

でも青木は、諦めずにコンタクトし続けてくれた。いつも俺を見ていてくれた。

そんな気持ちに、100%で応えられない自分が、どうしようもなくイヤだ。

青木とあのままずっと二人でいたら、あまりの居心地の良さに、多分、落ちた。

殆どその気になっていたのに、カオリンのことを考えると、また元のヘタレな自分に返る、堂々めぐり。

引力?コレ、星の引力?抗えない、惑星の力?


…答えはもう出ている。
こんだけ悩むってことが、答え。


俺、まだカオリンが好きなんだ。





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