夜、家で決まった2曲の練習をした。
そのうちの1曲、『量産型彼氏』の歌詞が、辛すぎるぅ

♪僕じゃだめなのはどうしてなのかな
ほんとは理由なんて聞きたくないよ
君があの人を選んだわけは
きっとそれなりにあるんだろうけどさぁ
君の声だけが聞きたいんだよ

♪なんだかとてもみじめな気分さ
あの人と僕はどこか似ているが
二人の中に僕がつけいるスキはない 
それはわかっているけどさぁ
悔しいしさ 悲しいしさ みじめったらしいしさ

ひゃーん、辛すぎる。
ニャーム~!

また、とんっと、膝に来てくれた。頬ずりしてくれた耳が、ほのかに陽向の匂い。

どうしてウチじゃあダメだったんだろう。
まだ告白さえしていないのに。
あっという間にカップルになった二人。

この曲を選んだみんなを、恨む資格はウチにはない。乗り越えていけるかな。

短いけどドラムソロもある。とにかく曲の構成だけでも頭に入れとこ。

シーナくんにLINEしたいけど、もう人のカレシじゃLINEはできない。

人のカレシ
人のカレシ

この悲しみを曲にできるような才能が、ウチにもあったらいいのに。

でも、それじゃあ歌う度に切ないな。

あるミュージシャンの女性は、曲を書くためにあえて失恋したこともあるって、テレビで言ってた。
メンタル強いなぁ。ウチには無理。