駅に着き、少し落ち着いて、電車に乗ったら、快速急行だった!ウチの百合ヶ丘には停まんないやつ。
いいや、と降りずにそのまま次の駅の登戸まで窓から外を眺めた。
シーナくんが住んでる読売ランド前、ニャームのいる生田、ウチの住む、小さな世界、実らなかった恋…。
なんかウチ、浸ってるわ、キモ。自分にダメ出し🆖して、登戸で降りた。
いつかママと一緒にお昼を食べた、駅ビルの上のHOKUOカフェに上がって、改札を見下ろせる席についた。ここからの眺めが好き。改札から流れ出てくるたくさんの人たち。
おんなじように失恋してボロボロの人、いないかな。ハッピーでも、そうでなくても、それでも人生は続くんだ。
ん、LINEきた。SASAMIのグループのやつ。
綾:ヤッホー!ブロークン・ハート!💔
香:こら、無神経!マユ、平気?
真:ww!ありがとう。だいぶ落ち着いた
思わず吹いた(笑)。笑いにしてくれるの、ホントに助かる。
由:帰っちゃって、淋しかったよ
真:ゴメン
綾:私がいるジャン
由:アンタじゃ癒されない
綾:ハァ?
香:まぁまぁw
香:残念だったね、てっきりうまくいってると思ってた
真:ウチも、LINEも教えてくれたり、結構期待しちゃってた
綾:何ソレ。期待するよ、あったり前じゃん。やっぱ椎名、アイツ、チャラい!
ヤバ、アヤがキレると厄介。
香:あの子が来てから?
由:そーだよ、マユいい感じだったのに。
綾:もし、軽音に来なかったら、うまくいってたかもしれないよ?
真:そんなの…わかんないよ。現にサワちゃんはいるんだし。
軽音に来ても、来なくても、きっと結果はおんなじ。サワちんには勝てん!