今回はちょっとお堅い法律のお話です。
ですがとても重要なことなのでお付き合い下さい。

現在、アレルゲンの表示については、「表示義務の7品目」と「表示を推奨の20品目」があり、今この品目の見直しが検討されているようです。

消費者庁の調査によると卵、乳、小麦に続き、木の実類によるアレルギーの発症例が増加しているとのこと。ひとつは現在表示推奨の20品目に指定されているクルミ。7大アレルゲンの落花生、エビ、カニ、そばより発症例が多くなっており、クルミを表示義務に格上げ(変な言い方ですが)することが検討されています。そしてもうひとつがアーモンド。こちらも発症例が増加しており、新たに表示推奨に加えることが検討されているようです。

クルミ、アーモンドについては、パン食の増加等食生活の欧米化が大きく影響しているのでしょう。いずれにせよ実態に即した成分表示にしていただき、1人でもアレルギーで苦しむ子供を減らしていただきたいですね!

しかしながら、アレルギーの子を持つ親にしてこのように制度が見直されていることを今回初めて知りました。せっかくの機会なので消費者庁が開示した書類を拝見させていただき、1点思うところがあったので書かせていただきます。それは、個別表示と一括表示について。

「アレルギー体質を持つ消費者の健康危害の発生防止」という観点でアレルギー物質を表示いただいている以上、該当の食品を避ければもちろん発症はしないのですが、「アレルギー体質を持つ消費者の食の楽しみの追求」みたいな観点も持ち合わせていただき、個別表示としていただけると非常にうれしいです。


消費者庁資料より抜粋(資料原本はこちらから)

というのも、ご存知の方も多いと思うのですが醤油には通常小麦が含まれています。ただアレルギー症状を引き起こすアレルゲンは製造行程上でなくなっており、我が家の長男も醤油で発症したことはありません。小学校の栄養士さんものこの事実を知っていて、小麦アレルギーのある子の給食でも小麦が含まれる醤油が普通に使われています。アレルギーの専門医も醤油に含まれる小麦での発症事例は聞いたことがないとおっしゃっていました。

小麦アレルギーの方はわかってくださると思うのですが、個別表示だと醤油に含まれる小麦が安易に判別がつくものの、一括表示だとその判断があいまいになります。

左:個別表示/右:一括表示

もし一括表示がなくなり個別表示になれば、ポン酢などの調味量はもちろん、コンビニのおにぎり、スーパーの弁当やお惣菜においても食べられるものが一気に拡大します!
わがままをいうと外食の表記も小麦そのものか、醤油に含む小麦なのかを記載いただければとてもうれしいです。ホテルや旅館のバイキングで、納豆、味付け海苔、おひたし、肉じゃがなどの煮物に記載されている小麦は、おそらく醤油に含まれる小麦のみのはず。今まではバイキングを利用するのすら諦めてましたが、表示方法が変われば食べられるものが一気に増え、楽しめるようになるかと思います。

そもそもなぜ一括表示なのか、その理由も知らないのですが是非「個別表示への統一」を検討いただきたいです!

最後に。消費者庁への申し入れ方法をご存知な方がいらっしゃれば是非教えてください。というのも消費者庁へ電話してみたのですが一般の方の意見の受け付けはやっていないとの素っ気ない回答でした。何のための消費者庁なのかと話す気もなくなりましたが、これも子供のため。できることは全てやりたいのでよろしくお願いします。