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実家の祖母は、認知症になってから
とても丸く
とても可愛くなりました
幼少期の私は
実家で同居する《おばあちゃん》の存在に
脅威(驚異)と怒りを覚えていました。
「おばあちゃん、大好き」
などという、可愛い感情は
3、4歳でほぼ消えた気がします
けれど、大人になった私は
ある時、おばあちゃんが認知症と聞かされます。
そして、久しぶりに実家に帰った私を
すんごく可愛く
可愛らしくなった
赤ちゃんのようなおばあちゃん
が迎えてくれたのです。
私の名前もうろ覚え。
「のりこやでぇ」
と言うと
「あー、のりこちゃん、、、ニコッ」
「ありがとう、ありがとう、、ニコッ」
ヤクルトあげたら
「ありがとう、美味しいなぁ、、ニコッ」
手を握ったら
「まー、ありがとう、、ニコッ」
写真を撮り、可愛く映るために
手ぐしで髪をとかす。
写真を見せたら
「まー、どれが私?、、、ニコッ」
あー、アカン!!
おばぁちゃんのイメージ!!
総崩れ!!!
ひっくり返って
ただの可愛い人
めちゃくちゃ
「ありがとう」を言う
可愛い優しい人
※実際、入居施設でも多くの人から好かれていたそう。
もう既に、私の可愛い祖母2人は
他界しておりますが
あーゆー人に私もなるんだ
あー、この血を引き継いてて幸せかもー
って思ってます
でもね、こう思えるようになったのって
過去を許せた私が居たからです。
正確には、
祖母を嫌った私を許せたから。
もちろん、
それだけではなく様々な感情があり
家族の変化、私の変化があります。
が、、、ひとまず今日は
フッと降りてきた
なんだか可愛いおばあちゃん
ボケてて愛されるおばあちゃん
いつも「ありがとう」
って笑うおばあちゃん
に、「それでいいよっ」て
言われてる気がしたのです
幸せの天才スナイパー
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