日本に帰ってきてから、1番の願いはつかさとここみを日本の学校に入れることだった。

つかさを幼稚園に入れたとき、夢がひとつ叶ったと思ったけど、それはつかさの意思に関係ないわけで、つかさの幼稚園生活がうまくいかなかったとしてもそれはそれで仕方ないし、そうなったとき考えようと思っていた。いい意味で、つかさには特別何も期待していなかった。ただ将来的に幼稚園が楽しくなってきたらいいな、と思うぐらいで。

でも、驚くほど問題を起こさず、嫌がらず通ってくれていて、むしろ先生からもつかさくん日本語上手になってきましたね、と言われはじめ。まさかの友だちもできて。この1年つかさの驚異的な成長には驚かされっぱなしだった。

ここみは、こっち帰ってきたときに、引っ越しのストレスで鬱みたいになってしまって、当時日本の小学校に入れるのはあきらめた。

でも今年1月に入って、ある日急に、日本の小学校に行かせてみてはどうかと思い立った。なぜそう思ったのかはわからないけど、ふと、これが最後のチャンスかもしれない、と思った。

日本は、魔の9歳と呼ばれるほど、3年になると勉強が急に難しくなる。だとするとここみの日本語的に3年生から入れるのは不可能だし、その頃にはまた引っ越ししてるかもしれない。今なら漢字の量も数えるほどだし、算数はここみのほうが進んでるし、間に合うんじゃないか?

そう思い立ってから、ここみに毎日ひらがなを教えはじめた。その時に、日本語の勉強中は何があってもここみに絶対怒らない。と自分に約束した。自分のエゴでやってるから。

そうこうしてるうちに、今週小学校で一日体験させてもらえることになって。その時もここみには、多分みんなが言ってることほとんどわからないだろうし、今日は、面白くないかもしれない。みんなもしゃべりかけてくれるとは限らない。でも、それは普通だからね。とネガティブというか現実的なことを言っておいた。

そして、気づけば私は来週から転入したいというここみのために準備をしている。まるで奇跡。どうなるかはわからない。でも、やらずに終わらないでよかった。って今回ほど思ったことはない。

何事も、試してみるっていうのは、本当に大切なことだと改めて思う。試して、だめだったらそれから考えればいい。

これからは、今まで手をかけてあげられなかった分、子供たちをサポートして一緒に成長していけたらと思う。

ついにここまできた。

 

長い長い2020年も、日本への引っ越しで幕を閉じようとしている。

 

引っ越し業者が来て、家の物が全部なくなったので、今、2015年に島に降り立ったときと同じホテルに泊まっている。

 

当時はまだここみと3人で、新生活が楽しみだな、ぐらいにしか思っていなかった。仕事は、できたらいいなと考えてはいたけれど漠然とだったし、別にこの島で何かを達成しよう、なんて意気込んだことは考えてもいなかった。家も車も仕事もなかったし、誰一人知ってる人いなかった。

 

今、当時のホテルに泊まって振り返ると、この島で、当時からは考えようもないほど多くのことを得た。

 

つかさ、出会った多くの友達、やりがいのある仕事、大好きな家、大好きなご近所さん。ここみとつかさをほぼ育ててくれたとは言っても過言ではない、大好きな保育園。

 

それだけ好きならまたハワイを選んでもよかったんちゃう?実は今回ハワイも選択肢の一つだった。

 

でも、もうここでの生活は卒業。今度は日本で、関西ではないところで、3年後、ハワイを去る時と同じ気持ちでいられますように。

 

 

 

 

 

闇に落ちていきそうになったら寝る。

しんどかったら腰をあげて運動する。

前に進んでいる感覚がないと自己嫌悪に陥りそうになったら1ページでも本を読む。

全然達成できてないと感じたら記録をつけて可視化する。

疲れたら手を抜く。料理、風呂、そうじ、片付け、子供の勉強のどれか。今日やらなくても死なない。

自分にご褒美をあげたくなったらアマゾンへ。

悲しくなったら誰かに連絡する。自分をネタにするとたいていのことは客観視できて楽になる。

今日は朝からイライラしてるから暴食して寝る。9:15pm.....