クローズ・ユア・アイズ(ミルト・ジャクソン/コールマン・ホーキンス) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。


Tenor Saxophone – Coleman Hawkins
Vibraphone – Milt Jackson
Piano – Tommy Flanagan
Guitar – Kenny Burrell
Bass – Eddie Jones
Drums – Connie Kay

Recorded : NYC, September 12, 1958
Album : Bean Bags

家の近くに300m位真っ直ぐ続く桜並木の道があります。満開を迎え道の両側から張り出した花のトンネルが続く光景は見事な眺めです。開花が早かった木は早くも少し花を散らし始め、明日には桜吹雪が見られるかも知れません。
齢を取ると「来年もこの桜を見られるだろうか?」と思う、と何かで読んだことがあります。感受性に欠陥があるのかあまりそんな気持ちにはなりませんが、やはりこの眺めをしっかり記憶にとどめようと、シャッターを切るように一度しっかり瞼を閉じました。

クロ-ズ・ユア・アイズ、このテンポでの演奏は流れるようにフレーズを繋いでいくミルト・ジャクソンのお家芸ですが、ソロを引き継ぐコールマン・ホーキンス、ケニー・バレル、トミー・フラナガンもそれぞれ自分の味を出して、全体として寛げる一曲です。
アルバムのタイトル、ビーンズはコールマン・ホーキンスの愛称で、バッグスはミルト・ジャクソンの愛称です。

以前書いたこの曲の記事はこちらです。
Lee Konitz
https://ameblo.jp/nonkig3/entry-12488285898.html