Pが逝って4か月が過ぎた。
Pママにとって、Pは生まれて初めて正式に飼ったワンコだった。飼うことを決めた時には、”最期”のことなど思いもしなかった。
誰かが言った。『犬を初めて飼う時は、明日からどんな生活になるんだろうと不安になる。でも飼い始めたら、犬のいない生活は考えられない。』 そう、まさにそれ。
いない生活にはすぐに慣れた。当たり前だが、不便もない。でも、時々、どうしていないんだろう?とあたりを見回す。あのモフモフとした柔らかく温かい小さな物体...不意に思い出し、Pの写真に向かって、”なにしてるの?”と話しかける。これがペットロスか。。。ペットロスっていつまで続くんだろう?
そんな時、経験者の犬友たちの言葉が支えになる。
”ペットロスはペットでしか癒せない。だから次のを飼いなさい!”
”一度は思いっきり泣いた方がいいよ”
”Pちゃんのことをたくさんお話ししてあげて”
”亡くなった子のことは今でも忘れられない。 でもそのうち、おかーさん、そんなに悲しまないで。幸せだったよ、ありがとーっていう声が聞こえてくる時がくるの!”
Pは窓辺の長椅子のような台に横になっていつも外を見ていた。
それは病気になってからも同じだった。(下の写真↓)
口元の腫瘍がひどくなり、寝そべると、隣のぬいぐるみの白衣に膿がつくようになり、毎日のように洗っていた。Pにしてみれば、ボクの場所なのに、邪魔!っていう意思表示? ほら、バーニー先生(セントバーナード?)、もうずり落ちそうですよ!お尻半分しか台に乗っていません(笑)
亡くなって4、5日くらいたった頃、そのお気に入りの場所に、これからも大好きなお外が見られるようにと、Pの写真を置くために、バーニー先生を動かした時、左の前足の先に黄色っぽい染みがあることに気がついた。それはPが残した染みだった。汚れたものは全て洗濯するか、捨てるかして片づけたのに、”それ”は、残っていた。Pの、まさに闘病の跡だった。汚れを取るためにすぐに洗面所に足を向けたが、ふと立ち止まり、固まった小さな黄色い染みにそっと触れてみた。つらかったね、ごめんね、Pちゃん。。。そうつぶやいて、バーニー先生を定位置に戻した。今でも時々、触ってみる。
今はこんな感じです。↓ 〈真ん中のクマさんの前にPの写真が立ててあります〉
14年間ありがとう。おかーちゃんは幸せでした!!Pも幸せだったよね? 終わり


