ワーホリで

オーストラリアのバンダバーグにある

バックパッカーズに滞在しながら、

 

セカンドイヤービザの取得を目指して

季節労働をしていた時の

エピソードです。

 

滞在していたバックパッカーズは、

 

民家を改装した感じの内装で、

リビングルームには普通の家庭用キッチンがあり、

さらに3つの部屋がありました。

 

それぞれの部屋には二段ベッドが二つずつあり、

とてもアットホームな雰囲気でした。

 

ここに滞在していたのは、

みんな私と同じく

 

セカンドイヤー取得を目指して

ワーキングホリデーで来ている長期滞在者ばかりで、

 

同じファームで働いていることもあり、

みんな顔見知りで仲良しでした。

 

台湾人数名、香港人数名、

そして私とブリスベンから一緒に来ていた日本人の友達、

アイルランド人の双子、

オランダから来ていた仲良しの三人組の男の子たち

という構成でした。

 

毎日の自炊が大変だったため、

私と日本人の友達、

アイリッシュの双子、

そしてオランダ人の男の子たちとで

順番に夕食を作ることにしました。

 

私と日本人の友達は唐揚げを作り、

オランダ人の男の子たちはパスタを振る舞ったりして、

お互いの国の料理を楽しみ合っていました。

 

ある晩、

アイリッシュの双子の一人が夕食当番で、

 

”I’ve never really cooked before

 but I ‘m going to try to make a curry”

 

「あまり料理をしたことがないけど、

今日はカレーを作ってみるよ」

 

と挑戦しました。

 

 

キッチンからは良い匂いがして、

私の大好物であるカレーを楽しみにしていました。

 

 

出来上がったカレーは

見た目は全体的に真っ黄色で美味しそうでしたが、

 

一口食べてみると

 

「ん?これは何?!」

 

となるほど粉っぽく、

ジャリジャリとした舌触りで、

しかも味が超辛かったのです。

 

みんなの手が止まりました。

 

誰かが

"What did you do to make your curry?"

 

「どうやってこんなに辛くなったの?」

 

とアイリッシュの彼に聞くと、

 

"I used the whole bottle."

 

「全部使ったんだ」

 

と、

 

カレー粉の入ったスパイス容器を見せてくれました。

よりにもよってお得サイズの大容量のものだったらしいです。

 

彼の一生懸命な挑戦は残念ながら失敗に終わり、

みんなその日は白いご飯だけで済ませることになりました。

 

カレーの味は残念でしたが、

みんなで笑い合う楽しいエピソードでした(笑)