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タイで発行されているフリーペーパー紙Voice Mailにまりこさんの恋愛相談室、というコーナーがある。 日本人と日本人。日本人とタイ人の恋愛相談を、まりこさんがアドバイスする、という内容です。 自分のことを棚に上げ「馬鹿な日本人がまた一人」とVoice Mail紙を読んでほくそ笑む日本人駐在員に人気があります。 今回はある日本人の女性の相談から記事を引用して子供ができても責任を取らない日本人男性が増えていることを書きます。 「私は通訳の仕事をしているため、よく相手の気持ちを伝える伝言板のようなことを知り合いから頼まれます。先日知り合いの校長先生から電話があり[日本の○○さんに電話してくれ]と突然言われました。何かと思い学校に行くと、あるタイ人女性が[お金は無いけど子供を学校に入れて欲しい]と子供を連れて学校にいていました。聞いてみると子供は日本人とのハーフで父親から毎月お金を送金してもらっているそうです。でも最近送金が無いため生活できない、と言います。電話をしたくともそのお金はないし日本語が話せないから代わりにのそ父親に電話をしてほしいといいます。私はしょうがなくその彼に連絡を取りました。彼は[その女性に二度と会いたくはないし、話もしたくはない]といいます。何があったのか、と聞くと[この女性には他にも数人の子供がいて自分は裏切られた。自分の子供の面倒は見るが他の子供の面倒は見るつもりはない]と言います。もし、子供が日本に来たいと言うのならチケット代を立て替えて日本行きの飛行機に乗せてくれ、といいます。しかもその男性は日本で別のタイ人女性と同棲中。何故、私がそこまで航空券を立て替えてそこまでしないといけないのか。母親も母親だし父親も父親ですが、その子は日本に行きたいといっています。」それに対してまりこさんは、「若いタイ人の女の子と日本人男性の・・・。結局、大人の勝手で生まれた子が一番犠牲になるものよ」という内容です。 タイには毎年日本から約130万人の観光客が来る。その7割以上が男性で知り合いの旅行代理店の人の話では来タイ初日は8割、2日目5割、3日目は3割の男性がタイ人女性を自分のホテルに連れて行く、という。 何故、タイまで来て女性を買うか?「安い。交渉簡単」が一番の理由だそうだ。「タイに来たら女性を買わないと損だ」、と毎日のようにホテルに連れ込む人もいる。 タイ人女性から言わせると「日本人は金払がいい、特別な要求をしない、少し優しくすると何でも買ってくれる」。短期間の付き合いだから「愛情を求めて来ない」のも人気のある理由だそうだ。 それに比べ日本人駐在員は厄介だ。スグ体許す女性は相手にしない。店に何度も通い、買い物旅行などに連れて行ってやっと自分だけのものにする事ができる。50代の中年おじさんが10代後半から20代前半のタイ人女性にアパートを借りてやり学校に行かせ毎月のお手当て3万バーツ以上を払い代価として愛情と体を求める。 女性には「任期が終わっても俺は日本に帰らない。妻とも別れる。子供が出来たら生んでくれ、責任は取る」と 言って避妊はしない。彼らが単身赴任でタイに来ていたのなら上手くいくケースもあるようだ。 日本人男性の単身赴任者の6割以上がタイ人女性を囲っている。現に私が住んでいるマンションにもこのような日本人が5組いる。夜の仕事をしている女性だけではない。家族と一緒にタイへ赴任し自分の会社の工場に勤める女性従業員を囲っていた駐在員もいた。彼女の田舎に行き親と会って結婚式をすれば相手は信用してしまう。 子供ができると「今回は堕胎してくれ、必ず妻とは別れてお前と結婚するから」と泣き言を言い、帰国して数ヶ月は子供の養育費、女性の生活費を奥さんに内緒で送金するが、だんだんと途絶えがちになり、1年もすると携帯の番号も変えてまったく連絡が取れなくなる。日本人が勤めていた会社の同僚に聞いても教えてはくれない。 当然だ、その同僚も同じ事をしているから前任者を売ることはしない。 一度日本人女性弁護士から「日本人男性は家庭外で生まれた子供のことには関心がないのですか?」言われた事がある。ちょうど日タイの子供のことを取材していたときでありこの質問には考えさせられてしまった。 アジアで一番大きいスラム・クロントイの小さな小屋にタイ人の老婆82歳と一緒に住んでいる日本人とのハーフの女の子がいる。名前はサンちゃん5歳。お婆さんと一緒に住んでいた孫娘が日本人カラオケ・クラブに勤めていたとき知り合った日本人駐在員との間に出来た子供だ。孫娘はサンちゃんを生んだ後、家出したそうで名前はお婆さんがつけた。 「日本人は名前の後にさんをつけるので、この子の名前をサンとした」そうです。 孫娘と駐在員を恨んでいる様子はないが、もしお婆さんが亡くなった後、サンちゃんはどうなるのだろう。 最近また日本人駐在員が増えた。そして、現在日本人学校の生徒は2000人。毎年100人ずつ増えている。 通学は専用のバス。厳しい警備学校の中で教室にはエアコンが入り、日本人教師から授業を受け、母親が作ってくれたお弁当を食べている。 学校を取材していたとき、サンちゃんの父親が普通の考えを持っている人であれば彼女もここに入学できたのにな、と思った。 もちろん、このようないい加減な人間は全日本人男性だけではなく欧米、他アジア人の中にもいます。 それと、サンちゃんよりもっと不幸な子供達もいることも事実です。