冷たい雨の夜から
いまは
ねぇちゃんのもとで
キミが見えなくなってから
おとうさんは
キミが居た空間を
しばらくの間 錯覚してたよ
ねぇちゃんの弾くピアノの録音
水飲み器の音も入ってた
キミが飲んでた音
キミとねぇちゃんの出会いを思い返したら切なくて
ねぇちゃんの泣き出しそうな笑顔
キミはガラス越し
憶えてるかな
もしもキミの為に
踏みとどまったなら
ねぇちゃんはいまのおかあさんみたいに遺骨を手元に置いたろうか
いや
キミをよろしくと遺してたね
キミもしばらくは
気配を感じてたかな
いいなあ
ひとときでも早く
そちらで抱き合えることを
まだしばらくはひとりか
