ある日相方が言った

自分のこと話すと

大事であればあることほど

話してしまうと

自分が空っぽになる


相方には

誇っていいことがあって

でも他ならない本人のことなので

そうかと思った

それ以来

ますます

話せなくなった


大切なこと

理解できない人には

話し損

言の葉は消える

跡形なく


相手を選ぶ

見極める

わきまえる


実母の認知症

被害妄想が進行

この人の一部で

自分が有ると思うと

娘にも詫びたくなった


新たな一歩

それはそれは

勇気がいったはず

準備期間 

いま思えば

清く正しい本当が辺り一面を傷つけ まったく予想外に変貌させるかもしれない

だから冷静にな 慎重にな 

 選べと言ったのは




報せだったのか


慎重どころか

どうかしていた

これまでを鑑みれば

より

注意深くなければならなかったのに

娘の気持ちを置き去りにしてしまった


居るだけで

いてくれるだけで