大手町落語会とカカオマーケットバイマリベル

遠州木綿の着物にすくいの帯で向かった先は大手町落語会でした。

さん喬さんと権太楼さんお目当。市馬さんは手堅い噺家さんで何をやってもお上手だと思うけど、品行方正な雰囲気に勝手に白けてしまうときがある。

世間の常識なんざ知りませんぜ系の無頼派か、ほんとは働きたくないんですけどね、仕方なくね系の駄目男（そう見せてるだけで中身はもちろん別）、酢いも甘いも噛み分けました風の、自分にできることはこれだけなんで…といった斜に構えた人。

みんなどこかしら拗ねてる。そういう噺家さんの落語を聴くのが好きです（個人の嗜好です、悪しからず）。

この回は観客がのっていて、笑うタイミングも打てば響くでいい感じ。楽しむ雰囲気に満ちていてよかったですね。お席が前から2列目だったので噺家さんが嬉しそうに勢いづくのが感じられて、良い会でした。

文治さんの落語を生で聞いたのは初めてですが、壮年らしい勢いに満ちた「平林」でした。まくらも楽しかったし、全然違うタイプの噺も聞いてみたい。

権太楼さんは記憶にあるよりぐっとお年を召された印象。お元気だといいのだけど…「唐茄子屋政談」、たっぷり堪能しました。

絵的に地味なので、この前行ったマリベルの写真でも。ギンザシックスは通り過ぎて、京都でハマったカカオマーケットバイマリベルへ。

限定のホリデーチョコレートスフレとヘーゼルナッツミルクのヨーロピアン（いちばん濃厚なホットチョコレート）。

たまりません♡