二つの魂
ルオー没後50年 特別展
(ルオーとマティス)を汐留ミュージアムに、観に行ってきました。
ルオーとマティスは同じ美術学校で学び、友情は生涯続いたそうです。
ふぅ~。こんなに感慨深い気持ちになるのは久しぶりです。。
絵画を通してルオーの魂、深い精神性を感じずにはいられなかった。
ある作品は絵を塗っては削り、塗っては削るといった操作の反復で薄い絵具が幾重にも重なり、ステンドグラスのような光沢で深い輝きを放っている。
一つの作品を完成させるのに一体どれだけの時を費やしているのだろう・・
道化、サーカス、娼婦、様々な絵画から苦悩や悲哀を感じ、背景を想像してしまうのです。
この心奪われる感覚は本物を見ないと決して伝わらないでしょう。
遥か昔に見た画集でルオーとマティスの絵画が一冊になってました。その時は原色が多く色彩豊かなマティスが印象に残り、寒色が多く使われいるルオーの絵画はこの展覧会を観るまでほとんど忘れていたのです。
近年この二人の間で交わされた書簡が見つかったそうです。お互いを尊敬し、情熱を持って芸術と向き合った絆、魂がこの空間に静かに漂っています。
5月11日(日)まで、
松下電工汐留ミュージアムで開展してますよ(^^)d