【修理】Mercedes SL R230 バッテリーコントロールユニットA2305401045、A2305400945(BCM、BNS)の代替案

 

               

  

 近年、SL-class R230型のバッテリーコントロールユニットは生産中止品(故障事例が多いのに)ということもあって国内外で高値で取引されています。R230といえば、ABCサスペンションの故障が定番ですが、海外記事や掲示板を見てみるとバッテリーコントロールユニットの故障が多く報告されており、その原因は主に、この年代のコンデンサー類は劣化しやすいことや高電圧がかかるユニットであるので経年劣化が早いためです。また、この故障によりトランク部分の火災なども報告されています。もし、ご自宅のR230のバッテリーコントロールユニットが正常に動く場合はリペア業者にコンデンサーの全交換をしてもらうか、発火対策のヒューズをバッテリーコントロールユニットにかませること強くおすすめします。すでにエラーでたりバッテリーコントロールユニットが正常に作動できなくなった方向けにバッテリーコントロールユニットの代替案ををまとめていこうと思います。

 

バッテリーコントロールユニットにヒューズをかませて火災を防ぐ方法

 

 

バッテリーコントロールユニットはebayなどで、2000ドルから3000ドルほどの法外な値段で取引されています。(事故車などから取り外された中古品)

 

 

バッテリーコントロールユニット故障の判断

 

・エンジンルーム内部にあるスターターバッテリーの充電が充電できなくなる。

この場合は、助手席の100Aヒューズが切れているか、バッテリーコントロールユニットの故障、バッテリーコントロールユニットのリレーの故障が考えられます。                     
 
・メーターディスプレイに赤い警告灯が出る。
トランク内のメインバッテリー電圧が正常な場合(エンジン停止時12V程度、エンジン始動時14V程度)バッテリーコントロールユニットの故障が考えられます。                  
 
バッテリーエラーを知らせる赤い警告灯            
 
 

スターターバッテリー100Aヒューズ修理方法

 

 メインバッテリーがエンジン始動時に正常に充電されている場合、ヒューズ切れか、バッテリーコントロールユニットの故障が考えられます。とりあえず、ヒューズ切れであることを仮定して助手席の100Aヒューズを交換します。このヒューズはスターターバッテリーのヒューズです。交換方法は下のユーチューブで紹介されています。

 

100Aヒューズ交換の方法

(同ヒューズボックス内の200Aヒューズはオルタネーターからメインバッテリーにつながっているヒューズなので交換しなくてよいです。)

 

 これで直ればよいのですが、直らない場合はバッテリーコントロールユニットの故障の可能性が高いです。

 ここで本題のバッテリーコントロールユニットの代替案を説明していきます。

 

 

 

バッテリーコントロールユニットの代替

 そもそも、バッテリーコントロールユニットはキャンピングカーなどに搭載されている走行充電器とそれを管理するCAN通信で構成されています。CAN通信は車内の各ユニットにつながっていてメインのコントロールユニットに管理されています。それによって、車の状態が正常か管理しています。そこで、バッテリーコントロールユニットを取り外し、走行充電器とキャンセラーをかませることで正常に動作させるという仕組みです。

 

バッテリーコントロールユニットの取り外し方

 

最初にバッテリーコントロールユニットを取り外します。(取り外し方法は下のユーチューブをご覧ください。)

 

バッテリーコントロールユニットの取り外し方法

バッテリコントロールユニットを外す際は、ショートなどを防ぐためメインバッテリーとスターターバッテリー両方を外してから行うようにしてください!

 

星形ねじを外してユニットを分解して、焼けた跡やチップの破損があればユニットの故障です。

損傷が少なければ、ユニットをリペアに出すのもよいでしょう。

 

燃え尽きたバッテリコントロールユニット

 

 

走行充電器の取り付け方法

 

次に、走行充電器の取り付け方法を説明します。使用する走行充電器は、12V30Aの走行充電器を使用してください。

ニューエラーのSBCー004がおすすめです。

 

 

 

 
 
簡易図ですが、下のようにに配線します。
 
バッテリーコントロールユニットの配線図
          
代替案の配線図
DC-DCと表記されているものが走行充電器です。
 
バッテリーコントロールユニット配線の説明 
 
前の方から来ているオルタネーターのプラスです。
(前から来ている太い線)
メインバッテリーのプラスです。
前の方から来ているスターターバッテリーのプラスです。
(前から来ている細い線)
黄色
バッテリーコントロールユニットに制御されているリレーです。走行充電器に接続する場合は、必要ありませんので外してください。
 
走行充電器の配線
赤い配線と青い配線を統合した配線です。12V30Aに耐えられる太い配線を購入し、統合してください。
マイナスの配線です。アマゾンやホームセンターなどで配線を購入してください。
 
 さきほど説明した色通りの配線図を書きました。の配線はマイナスの配線です。ボディーアースに接続してください。(メインバッテリー付近にあるボディーアースでよいです。)の配線は、オルタネーターとメインバッテリーの配線を統合してオルタネーターを接続する側(メイン)のプラスに接続します。緑色の配線はサブバッテリー用のプラスに接続します。使う走行充電器によってメインサブが違ったりするので付属の説明書をよく読み接続してください。以上で配線方法の説明は終わりです。
 
バッテリコントロールユニットキャンセラー

 

ebayでキャンセラーが100ドルほどで売っています。数に限りがあると思うので、LinuxやCANの知識がある方はぜひAliexpressでキャンセラーを買ってプログラムしてみるのもよいでしょう。

 

 

バッテリーコントロールユニットエラーキャンセラー

 このキャンセラーは、CAN通信のコネクターにかませるだけなのでとても簡単に接続できます。

接続方法については、キャンセラーの売主がファイルを共有しているのでぜひ下のファイルから見てください。

 

 

 

スターターバッテリーとメインバッテリーの図面を詳しく知りたい方は下のリンクから確認してください。

https://www.benzworld.org/attachments/r230-218-ho-dual-battery-system-acb-11-28-02-pdf.2296690/

 

作業を行う際は、手袋などをつけ安全に気を付けてください。

なお、個人修理のため、自己責任でお願いします。

 

質問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。