数年前にリニューアルオープンし、信濃美術館から名前を変えた『長野県立美術館』


行きたい行きたいと思いつつ、なかなか行けてませんでしたが、ようやく行く事ができました。





モダンな現代風の建物。

めちゃくちゃオシャレ。美術館ってわくわくします。




この日は細見美術館の企画展が開催されていました。

若冲をあんなにたくさん見たのは初めて。

あんまり良く分かってなのでそんなに感想は言えないのですが。

大胆さと繊細さ。濃淡をシンプルな筆致で表現する。墨だけであんなに生き生きと描くって本当に素晴らしい。


細見美術館。今回まで存じ上げていなかったのですが、個人があれだけの規模の蒐集をするなんて。内容のすごさに絶句しました。

京都にあるとのこと。ぜひ一度行ってみたくなりました。



常設展、企画展を見終え外に出ると何やらもくもくと。





『霧の彫刻』というアートだそうです。

ちょっとびっくりしましたが。信州の雰囲気に合っていますし、何より東山魁夷の世界観にも合っているので、長野県立美術館らしいアートだと感じました。


そう。この長野県立美術館最大の目玉は『東山魁夷館』が併設されている事だと思います。



何なら東山魁夷館だけ見に来るだけでも十分に満足できるかも。



先日、御射鹿池にドライブに行きましたが、本日はその『緑響く』の展示はナシ。



季節毎に作品の入れ替えをしているので、見たい作品があるのなら事前にチェックするのが良さそうです。

ちなみに個人的には『年暮る』という作品が最も好きなので、次はその展示に合わせて再訪しようと思っております。



岩に激しく当たる荒波や、汀のさざなみ。小鳥のさえずり。吹き渡る風。しんしんと降る雪。


音すらも閉じ込めているのではないか。

東山魁夷の作品の前に立つと、その風景の音が聞こえてくるような錯覚すら覚えます。


東山魁夷館は長野県の宝物だと思っています。